- 岩手競馬の再生について
- 新年度を迎えての市長の所信について
- 盛岡市の観光について
- 副市長の二人制について
記者:
岩手競馬は融資スキーム(枠組み)に基づいて,今シーズンを迎えますが,再生に向けた副管理者としての市長の決意を聞かせてください。また,債務超過の原因や責任,多額融資に対して不満を持つ市民が多い中で,説明責任の徹底について所見を聞かせてください。
市長:
今回の構成団体から競馬組合に対しての330億円融資に際して,市民・県民の皆さんからたくさんのいろいろな意見をいただきました。こうした意見に応えるためにも,わたしも含め,関係者が一丸となって,岩手競馬の再生に取り組みたいと考えています。
平成19年度は,6月からの盛岡での開幕イベントの充実など,売り上げの拡大に向け,構成団体としてできる限りの努力をしていきます。また,空き店舗対策として大通商店街の皆さんから要請を受けていました盛岡市内に初めての街中場外売り場を設置することにしています。より多くのファンに利用してもらい,新しいたくさんの人に競馬の楽しさを分かってもらえればと思っています。
次に,説明責任の徹底についてですが,4月早々に,有識者などによる,仮称「岩手競馬経営監視委員会」を立ち上げ,経営分析や問題点の洗い出しなどを行いながら,情報開示を行うことにしています。ガバナンス(参加型組織運営)を確立するということで,競馬組合や構成団体,競馬関係者などで構成する,仮称「競馬組合運営協議会」を立ち上げ,収支均衡を図るための調整や健全経営に向けた協議を行っていきます。今後は,そこでの議論をはじめ,広報もりおか4月15日号にこれまでの経過を市民の皆さんにお知らせするなど,市としての説明責任を果たしたいと思います。
記者:
街中場外売り場の開設について,さまざまな手続きの中で融資関連などもあり,当初4月開設の予定が5月になっているということでしたが,具体的に5月のいつごろになるのですか。また,商店街や地域住民の反応などについて競馬組合から市への説明はあったかお知らせください。
財政部長:
街中場外売り場の場所については,旧盛岡フォーラムの所ということですが,今のところいつオープンするかは聞いていません。その前に地元に説明をして,承諾をもらわなくてはいけないので,その手続きを進めているようです。融資の問題で,補正予算なども遅く決まったため,当初予定していた4月オープンがずれているということです。盛岡市としては,盛岡競馬の開催が6月なのでその前には何とかオープンしてほしいと思っています。
記者:
街中場外売り場ができることで,盛岡市として空き店舗対策や中心市街地の活性化など,支援策と連動した企画などを予定検討しているものはありますか。
財政部長:
特に街中場外売り場ということでは,検討はしていません。6月には盛岡競馬が開催されますので,それに合わせて盛岡市として競馬が始まるというイベントをやりたいと思っています。その中で,うまく街中場外売り場がオープンするのであれば,それも絡めて競馬組合と相談し,支援や措置ができるようにしたいと思っています。今日も組合と相談することにしていますが,これから少し時間もあるので,街中場外売り場を含めた形での盛岡市としての具体的取り組みを検討していきたいと思います。
記者:
もう一度,経営監視委員会について聞かせてください。
財政部長:
経営監視委員会については,これまで競馬組合がいろいろやってきたことも含めて外部の人から評価してもらい,取り組みについて意見をもらうということです。これは,競馬組合から切り離した組織があった方が良いという考え方です。具体的には構成団体で打ち合わせをしていますが,先般の競馬組合の議会において,議員から話が出ていて,経営については,前から融資スキーム(枠組み)の中で関係者が集まって協議するということになっています。監視については新たに出た課題ですので,組合と切り離した形で評価をもらうのがいいだろうということで進んでいます。
記者:
いつごろ発足しますか。
財政部長:
まだ,具体的には決まっていませんが,管理者である県知事は,4月の早い段階でと言っています。構成団体で協議を進めていますが,そう遅くない時期に説明できると思います。
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記者:
市長の任期は残り5カ月ですが,新年度は第二次行革の初年度,中核市移行の準備に残り1年を切っています。新年度を迎えての谷藤市長の所信を聞かせてください。また,市長選に向けたマニフェストの提示などのスケジュールについて教えてください。
市長:
新年度の所信についてですが,平成19年度は,これまで各般にわたる改革を進めながら取り組んできた各分野における成果を「開花させる年」であると同時に,盛岡の魅力をさらに高めながら「全国展開を図る年」であると考え,「改革から未来の構築へ」をキーワードとして取り組みます。
平成19年度予算においては,総合計画の41施策のうち,「みんなで支える子育て支援の展開」,「まちに活力を与える工業の振興」,「地域資源をいかした観光・物産の振興」の三つの施策を重点施策として取り組みます。
特に,30周年を迎える盛岡さんさ踊りなど,全国の人たちに,盛岡をはじめ本県への興味を持ってもらうまたとない機会に恵まれました。この機会を十分に生かしながら,観光振興に力を入れるなど,盛岡の総合力の向上に努めたいと考えています。
また,合併の成果の一つである中核市への来年4月の移行に向けて,万全の体制で臨み,第二次となる行財政改革を着実に進め,確固たる行財政基盤を築き上げながら各種施策を展開し,北東北をリードする拠点にふさわしい「元気なまち盛岡」の実現に全力を傾注していきたいと思います。
次に,市長選に向けたマニフェストの提示についてですが,わたしの市政運営についての基本的な考えは,総合計画に結実させています。しかし,新たな視点に立って将来にわたる政策課題や目標を市民の皆さんに示すことが重要であると考えていますので,しかるべき時期に明らかにしたいと思います。
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記者:
NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」がスタートし,盛岡の観光にとって大きな追い風が吹いています。盛岡市としての振興策(目玉など)を具体的に教えてください。スケジュールなども併せてお願いします。また,民間に呼び掛けたいことはありますか。
市長:
先ほどの平成19年度のわたしの所信に関連しますが,平成19年度は,NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」や盛岡さんさ踊り30周年,北東北大型観光キャンペーンなど観光振興の絶好の機会ととらえています。
「どんど晴れ」については,東北各県や首都圏での「盛岡さんさ踊り」と合同でキャンペーンを実施し,ロケ地巡りコースやボランティアガイドの派遣など観光客対応の整備に努めます。
30周年を迎える「盛岡さんさ踊り」については,東北,首都圏でキャンペーンを実施します。6月10日にはギネスに挑戦イベントを開催し,8月の本番では新たに盛岡城跡公園を会場に加え,8月4日に「世界一の太鼓大パレード」を開催するなど,より魅力的な企画を実施します。
また,これに加えて,平成20年度には平泉の世界遺産登録も予定されていることから,盛岡に来る観光客が気持ちよく観光ができ,リピーターになってもらうため,平成19年度から官民挙げての「もてなし度アップ」に取り組みたいと考えています。4月から,盛岡駅構内の観光案内所「北東北観光センター」の運営を,県から盛岡市を中心とする新運営組織で引き継いでいます。また,プラザおでって1階に盛岡ブランドを広く伝える市民活動拠点であり,「もてなしの心」で来訪者に盛岡の魅力を伝える案内所として「おもてなしプラザ」を整備することにしています。そのほか,ボランティアガイドの拡充や観光関係団体・業界のサービス向上など「もてなし」への心構えや取り組みが必要ですので,関係業界や市民の皆さん一人一人の協力をお願いします。
記者:
6月10日のさんさ踊りのギネスに挑戦について,詳しい内容をお知らせください。
商工観光部長:
さんさ踊りギネスに挑戦についてはオーロパークを会場に実施し,その日は競馬があるようなので夕方から参加者が集まる予定となっています。おおむね太鼓5000個程度を目標にしていますが,5000個だと新記録になると思っています。今進めているのは,小さい子どもから大人まで,市内のみならず市外の人にも協力してもらいながら実施することです。もちろん世界一と認められるには,手続きなどがあります。例えば15分から20分は演奏しなければならないとか,参加者は署名することなど,このような手続きを踏みながら演技をし,来盛した審判員に認めてもらう予定となっています。今は,ギネス認定に向けて準備をしていますので,若干の変更はあるものの,大体大きなところは変わらずに進むものと思っています。
市長:
現在の世界一は,台湾の和太鼓で2000個弱です。
記者:
どんど晴れの放映が4月2日・3日とありましたが,市長が見た感想は。
市長:
映像を見て,ヒロインが横浜から盛岡に向かってきて,新幹線を降り,駅のところで「もりおか」と出てきていよいよ始まったなという思いと,多くの人に見てもらいたくさんの人に盛岡に来てもらいたいと思って見ていました。まだ始まったばかりですが,中でも開運橋から見た岩手山など良い場所を選んだなと思っています。盛岡の良さをどんどんPRしてもらえればありがたいという気持ちを持ちました。また,来てもらった人へのもてなしのある街・盛岡ということをキャッチフレーズに街づくりにつなげていければ良いと思います。
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記者:
平成19年度から,副市長を二人置くことになりましたが,その狙いなどは何ですか。
市長:
中核市へ向かって,さまざまな業務も増えてきますし,それをきちっと成し遂げていくという意味からも,体制を強化していくことが必要だろうと思っています。その意味で,二人制という形をとったものです。
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