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マイマイガの1年の生態と防除について

平成20年の夏に市街地に大発生した蛾は,マイマイガとカシワマイマイで,葉を食害する森林害虫です。マイマイガの幼虫は広い食性を持っていますが,特にカラマツの葉を食べる害虫であり,カシワマイマイはクリ,ナラ類のほかサクラやリンゴなどの広葉樹の葉を食べます。大発生により,時に樹木の葉が食い尽くされたり,(食害で樹木が枯れることは稀です),夏に大量の成虫が市街地に飛来することがあります。

県内では10年周期での大発生が記録されており,大発生から2〜3年で終息します(*ウイルスや菌類による流行病が主な要因といわれています)。

1年の生態について

マイマイガを例に,その1年を見ると・・・

<夏>

  • 7月中旬から8月上旬頃に羽化し,数日中に産卵して死亡します。
  • 大量発生すると,街路灯などの夜間照明に集まります。

*卵はかたまり(卵塊)で産み落とされ,一つの卵塊に300個〜500個の卵が入っています。

<秋・冬>

  • 卵塊のままで越冬します。

<春・初夏>

  • 4,5月頃,卵塊から幼虫がはい出します。
  • 初期の幼虫は,糸をはいてぶら下がり風にのって分散します。
  • 分散後,樹木の葉を食べ成長し,6〜7月にサナギになります。

*人に対する害は? → 肌の敏感な方は,幼虫で皮膚炎をおこしたり,成虫の鱗粉により発疹が出る場合があります。

成虫の写真

<夏>成虫

卵塊の写真

<秋・冬>卵塊

幼虫の写真

<春・初夏>幼虫

防除について

マイマイガの大発生は時々起る自然現象であり,広大な森林を産卵場所としているため,発生を防止することは困難です。

生活環境の保全や衛生面から防除を実施する場合の方法は次のとおりです。マイマイガの生態に合わせた対応をすることに努めましょう。

<秋から冬>

  • 卵塊を採集し,焼却又は土中に埋めます。

【焼却】集めた卵塊は,燃えるゴミとしてゴミの日に出します。

【土中】集めた卵塊を深さ10センチメートル以上に埋めます。

*卵塊が飛散した場合に備えて,マスクや手袋をすることをおすすめします。

卵塊はヘラのようなもので剥ぎとって処分します。

また,角型のペットボトルの下部を写真のように切り取って使えば,手をよこさずに効率的に剥ぎ取ることができます。

卵塊の除去の写真

<秋から冬>卵塊の除去

<春から初夏>

  • 幼虫を殺虫剤で防除します。

殺虫剤は,幼虫が小さいうちが高い効果が得られます(4〜5月頃)。

(幼虫が大きくなると薬剤が効きにくくなります。)

*殺虫剤散布にあたっての注意事項

マイマイガ駆除用に登録されているディプテレックス乳剤,トレボン乳剤,スミパイン(MEP)乳剤を使用説明書に従って散布します(*園芸専門店,ホームセンター等で購入できます)。

散布の際は,薬剤の原液等が口に入らないよう,注意しましょう。また,薬剤が風に流されて近くの農作物等にかからないように十分注意して散布してください。

<夏>

  • 成虫の飛来を減少させるためには,次のような方法があります。

    ア 光の量そのものを抑える(消灯)

    イ 青い色(短い波長)に寄せられる習性があるため,赤い色(長い波長)に電灯を切り替える

なお,成虫については,「翌年の大量発生」や「死骸の悪臭」を抑制するためにも,できる限り卵を産む前の駆除や死骸の除去に努めましょう。




担当
環境部環境企画課
盛岡市若園町2-18
電話:019-626-3754(直通)
E-Mail:kankyou@city.morioka.iwate.jp


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