| 名称 |
老梅園(ろうばいえん) |
非公開 |
| 指定番号 |
4 |
| 所在地 |
盛岡市大慈寺町7番18号 |
庭園面積 |
約1400平方メートル |
| 指定年月日 |
1972年(昭和47年)11月25日 |
庭園様式 |
池泉築山回遊式庭園 |
| 地 割 |
池泉回遊式庭園の多い中にあって,異色のある地割を持つ優れた庭園です。
盛岡市の地形的特色である河成段丘地形を巧みに利用した自然風の庭園で,庭は建物の南西部にあります。建物のある段丘面に続く部分が上段の庭で,その南西側の下の部分に池をうがち,上段の庭の浅い池と水路(流水)をもって連絡しています。
玄関前は段丘崖を緩い斜路として見事なアプローチを形成しています。主庭に付属する茶室周辺には露地として造成されたものはなく,玄関横からの部分が露地的役割をなしています。 |
| 施 行 |
地形を巧みに利用し,主庭からの観賞を考慮に入れた手法は巧みです。市内のビル建設によって下段の池に近い湧水は枯れ,今は上・下とも水はありませんが,無駄のない行き届いた施行です。 |
| 材 料 |
石材・植物についても誇張がなく,いずれも良いものを用いている点では賜松園と共に市内では有数と言えます。玄関アプローチのサツキ刈込,これに続く真の飛石は,桂離宮を模したといわれています。
樹木ではコウヤマキ,イトヒバのほか,モミジ,チョウセンゴヨウ,サワラに優れたものがあります。
灯籠は変形春日型,茶室前の置灯籠が据えられています。 |
造園年代
作 者 等 |
盛岡市内の庭園のうちでは最も由緒のあるものといわれています。
今から約280年前の1722年(享保7年) 第32代南部利幹公の時代に造られたもので,当時桜山にあった南武家の菩提所聖寿寺の第9代逸彦米禅師が隠居したとき,南部公が蓬莱造りの庭園と書院造りの茶室を造って贈りました。禅師はここに隠居して『老梅園』と号したといわれています。 |
| 所 見 |
ここの建物の東南部に『表千家不審庵残月亭』写しの間があり,その写しは京都のそれにきわめて忠実で,文化財的価値が高いとされています。
なお,京都の『残月亭』は,『不審庵』とともに表千家の中心的茶席です。 |