ジカウイルス感染症(ジカ熱)について

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広報ID1006587  更新日 平成31年2月15日 印刷 

中南米を中心に感染が続いているジカウイルス感染症(ジカ熱)は、アジアやオセアニア地域にも拡大が見られています。
また、これまでの研究結果から、ジカウイルス感染が胎児の小頭症等とギランバレー症候群の原因になることが明らかになり、妊婦や妊娠を希望する人とその家族等も感染予防対策が必要になります。
海外の流行地へ渡航する際は、蚊に刺されないなどの感染予防対策を行いましょう。

ジカウイルス感染症とは

  1. どんな病気?
    ジカウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染します。また、輸血や性行為などによって感染する場合もあると言われています。
  2. 潜伏期間及び症状
    潜伏期間は2日から12日で、主に軽度の発熱(38度5分未満)、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、頭痛、倦怠感などの症状が見られます。
    ただし、感染者の8割は不顕性感染(感染していても症状が出現しない状態)と言われているため、症状の有無に関わらず、感染予防に注意する必要があります。
  3. 治療
    ジカウイルス感染に直接効果がある薬や予防接種がないため、発症した場合は対症療法中心の治療が行われます。

妊婦及び妊娠を予定している方へ

世界保健機関(WHO)は、妊婦は流行地へ渡航すべきではないと発表しています。
妊娠中のジカウイルス感染が胎児の小頭症等の先天異常の原因となることが判明していることから、妊婦及び妊娠の予定または可能性のある方は、可能な限り、流行地への渡航を控えることをお勧めします。
 

流行地へ渡航される方へ

ジカウイルス感染症は、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどのウイルスをもっている蚊に刺されることによって感染します。
滞在中は、長袖・長ズボンを着用するなどして肌の露出をさけるとともに、虫除け剤などを利用して、蚊に刺されないよう注意しましょう。
また、性行為などによる感染の可能性がある事例が発生していることから、流行地に滞在中は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を自粛することをお勧めします。
  

流行地から帰国された方へ

  1. 帰国後も、国内で蚊が生息している間は、2週間程度、虫除け剤を使用するなどして、蚊に刺されないようにしましょう。
  2. 症状の有無に関わらず、最低8週間(パートナーが妊娠中の場合は妊娠期間中)、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることをお勧めします。また、この期間は、妊娠を控えることが望ましいとされています。
    (注) この他、米国のCDCは、発症した男性は少なくとも6ヶ月の間性交渉を控えるかコンドームを使用すること、ジカウイルス病と診断された女性は診断後8週間妊娠をさけることを推奨しています。
  3. 輸血による感染を防ぐため、海外から帰国した後、4週間は献血を控えてください。
  4. 海外旅行中に発症した場合は空港の検疫ブースへ、また、帰国後に発症した場合はお近くの医療機関へ受診し、渡航先や旅行中の様子について伝えてください。
     

医療機関の方へ

  1. ジカウイルス感染症を疑ったら保健所へ連絡してください。
    現状として、ジカウイルス感染症に係る検査は、地方衛生研究所等で実施しますので、渡航歴や臨床症状からジカウイルス感染症が疑われる場合は、保健所まで御連絡ください。
  2. ジカウイルス感染症は感染症法の四類感染症です。
    平成28年2月5日から、ジカウイルス感染症は、感染症法の届出疾患(四類感染症)に指定されましたので、発生届の提出に御協力ください。
     

ジカ熱に関する連絡及び問い合わせ先

盛岡市保健所 保健予防課 感染症対策担当

  1. 平日日中 
    電話 019-603-8308 盛岡市保健所  保健予防課 感染症対策担当
  2. 夜間および休日
    電話 019-651-4111 盛岡市役所代表(担当が折り返し連絡します。) 

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このページに関するお問い合わせ

保健所 指導予防課 感染症対策担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8244 ファクス番号:019-654-5665
保健所 指導予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。