東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウン
盛岡市はカナダとマリ共和国を相手国とするホストタウンに認定されています。
ホストタウンとは
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて,大会参加国・地域の選手・関係者と地域住民との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体のことを指します。
盛岡市の基本コンセプト
“国体遺産(レガシー)の未来への継承”と“Tokyo2020の感動を盛岡で”
カナダのホストタウン
認定の状況
2016年(平成28年)12月9日に,カナダを相手国とするホストタウンに認定されました。
また,2018年(平成30年)8月31日には,盛岡市と紫波町の共同によるホストタウンに認定されました。
認定の経緯(ビクトリア市との姉妹都市交流)
新渡戸稲造博士
国際連盟事務局次長を務めた新渡戸稲造博士 (盛岡市出身)の生誕の地と終焉の地という縁により,盛岡市とカナダ・ビクトリア市は,1985年(昭和60年)に姉妹都市提携を行いました。
ホストタウンの認定は,30年以上にわたって幅広い分野で活発な姉妹都市交流を続けてきた実績と,事前キャンプの誘致活動の取組によるものです。
紫波町との共同ホストタウン
バレーボールカナダの事前キャンプ誘致を紫波町と連携して進めてきたことから,紫波町との共同によるホストタウンに認定されています。
今後も事前キャンプ受入れをはじめとするホストタウン事業を共同で行っていくほか,両市町を含む盛岡広域圏で連携しながら,交流事業を展開していきます。
カナダってこんな国
レイク・ルイーズ
カナダといえば,カナディアンロッキーやレイク・ルイーズなどの大自然と,サーモンやメープルシロップといった特産品が有名。
積極的に移民を受け入れ,多様な文化が共存する国です。また,ユニバーサルデザイン(注1)やヘルスケア(注2)などが重要視され,生活の質が高い国として世界中から注目されています。
国技はアイスホッケーとラクロス。国民に人気があるスポーツはゴルフとカーリングです。
(注2)ヘルスケア:健康の維持や増進のために取り組む行為や健康管理。
面積 | 998万4670平方キロメートル(世界第2位) |
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人口 | 約3,789万人(令和2年1月カナダ統計局推計) |
首都 | オタワ |
公用語 | 英語,フランス語 |
マリ共和国のホストタウン
認定の状況
2019年(令和1年)8月30日,西アフリカのマリ共和国を相手国とするホストタウンに認定されました。盛岡市がホストタウンの認定を受けるのは,カナダに次いで2か国目となります。
マリ共和国のホストタウン認定を受けた地方公共団体は,盛岡市が全国で初めてです。
認定の経緯
村上一枝さん
これまでマリ共和国への支援活動に尽力してきた「カラ西アフリカ農村自立協力会」の代表である村上一枝さんが東京盛岡ふるさと会の会員で,岩手県立盛岡第二高等学校の卒業生であるという縁により,ホストタウン登録申請を行いました。
ホストタウンの認定は,柔道マリ共和国代表の事前キャンプの実現に向けた取組や盛岡市とマリ共和国の交流の将来性が認められたことによるものです。
西アフリカ(マリ共和国)の農村地域の自立を目指した村落開発事業の支援を行うため,平成3年9月に設立。水資源の確保,保健衛生知識普及・病気予防,教育の普及,女性の生活改善,環境保全,所得の向上,その他農村自立に寄与する活動を行っています。 |
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マリ共和国ってこんな国
トンブクトゥ
西アフリカの内陸に位置するマリ共和国は,サハラ砂漠が国土の3分の1を占めています。
ニジェール川の中流域にある世界遺産のトンブクトゥは,かつて交易や学問,宗教の拠点として繁栄した都市で,独特な建築様式のモスクが有名。
伝統音楽の文化が豊かな国で,マリ共和国の人々は音楽や踊りが大好きです。
現在は,国内で紛争が続いており,渡航の厳しい状況になっています。
面積 | 124 万平方キロメートル(日本の約3.3 倍) |
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人口 | 1,854 万人(平成29年,世界銀行) |
首都 | バマコ市 |
公用語 | フランス語 |
事前キャンプ誘致状況
事前キャンプ期間中は,公開練習や親善試合,体験教室などの開催が予定されており,世界トップクラスの選手たちと交流することができます。
相手国の選手にとっては,ホストタウンで事前キャンプを行うことで,地域住民との交流等を通じてホームにいる感覚で滞在することができ,万全の状態で大会に臨むことができます。
○(マル)は決定済み。
チーム名 | 受入れ | 出場権 | 練習施設 | 受入れ実績(日程,人数) | 覚書締結 |
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ラグビーカナダセブンズ(女子) | ○ | ○ | いわぎんスタジアム |
2019年(令和1年)9月1日~8日,23名 ※日本代表候補との合同合宿 |
締結済み |
ラグビーカナダセブンズ(男子) | ○ | ○ | いわぎんスタジアム | なし | 締結済み |
水球カナダ(女子) | ○ | ○ | 総合プール |
2018年(平成30年)6月4日~12日,24名 ※日本代表との合同合宿 |
締結済み |
水球カナダ(男子) | ○ | 未獲得 | 総合プール |
2018年(平成30年)7月31日~8月9日,20名 ※日本代表との合同合宿 |
締結済み |
柔道マリ | ○ | 未獲得 | 市立武道館 | なし | 締結済み |
クライミングカナダ | 未定 | ○ | 県営運動公園 | 2017年(平成29年)5月1日~5日,7名 | 未定 |
バレーボールカナダ(男子) ※紫波町 |
○ | ○ | オガールアリーナ |
2018年(平成30年)9月23日~27日,約20名 ※女子 |
締結済み |
シッティングバレーボールカナダ(女子) |
○ | ○ | オガールアリーナ | なし | 締結済み |
受入れ予定チームの紹介
ラグビーカナダセブンズ(女子)
ワールドラグビーセブンズシリーズ(2018-19シーズン)で総合3位の成績を収め,2019年(令和1年)6月に東京2020大会の出場権を獲得しました。
7人制ラグビーが正式種目に採用された前回のリオデジャネイロオリンピックで銅メダルを獲得した強豪で,東京2020大会でも金メダルの有力候補です。
ラグビーカナダセブンズ(男子)
2019年(令和1年)7月に北米大陸予選で優勝し,東京2020大会の出場権を獲得しました。
水球カナダ(女子)
2019年(令和1年)8月にパンアメリカン競技大会で銀メダルに輝き,東京2020大会の出場権を獲得しました。
2017年(平成29年)のFINAワールドリーグでも銀メダルを獲得した強豪です。
水球カナダ(男子)
2019年(令和1年)のパンアメリカン競技大会では銀メダルの成績を収めており,世界最終予選での東京2020大会出場権獲得を目指しています。
クライミングカナダ
2019年(令和1年)8月にIFSCクライミング世界選手権大会で10位入賞したショーン・マッコール選手と,2020年(令和2年)2月にIFSCパンアメリカン選手権大会で優勝したアラナ・イップ選手が東京2020大会出場権を獲得しています。
両選手は2017年(平成29年)に盛岡市で視察を兼ねた合宿を行ったことから,盛岡市はクライミングカナダの事前キャンプ誘致を進めています。
柔道マリ共和国代表
2021年(令和3年)6月までの世界ランキングポイント等により,東京2020大会出場選手が決定する予定です。
なお,前回のリオデジャネイロオリンピック,前々回のロンドンオリンピックには,それぞれ1名が出場しています。
今後の取組(交流計画)
東京2020大会に向けて,事前キャンプの受入れをはじめとする交流事業を実施し,大会終了後も継続して交流を行います。
カナダ
- 事前キャンプの誘致・受入れ(ラグビー,水球など)
- カナダ・ビクトリア市との姉妹都市交流(文化・スポーツ交流,中学生派遣研修など)
- カナダ関係者との交流(競技体験会の開催,パブリックビューイングによるカナダチームの応援など)
マリ共和国
- 柔道マリ共和国代表の事前キャンプの誘致・受入れ
- 市民に対するマリ共和国の歴史・文化の紹介
- 盛岡市を訪れる柔道マリ共和国代表に対する日本の歴史・文化の紹介
ホストタウン専用サイト
全国のホストタウン情報が把握できるプラットフォームとなる専用ウェブサイトです。
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このページに関するお問い合わせ
交流推進部 スポーツ推進課 スポーツツーリズム推進室
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