令和2年度コミュニティリーダー研修会

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広報ID1034121  更新日 令和3年2月12日 印刷 

令和2年度 コミュニティリーダー研修会を開催しました

研修会の様子

  • 開催日時 
    令和3年1月30日(土曜日) 13時30分~15時45分
  • 場所    
    盛岡市総合福祉センター
  • 共催    
    盛岡市、盛岡市町内会連合会、玉山地域自治会連絡協議会、“世界につながるまち盛岡”市民会議

 研修会は、事例発表・講演・情報交換会の3部構成により開催。地域活動のヒントを得るため、町内会・自治会の役員の方など、市内全域から約40名が参加しました。
 当日、参加できなかった方にも研修会の内容を御覧いただくため、資料等を掲載します。
 ※資料の無断転載は御遠慮願います。

第1部 事例発表

東厨川地区福祉推進会(盛岡市地域協働推進事業実施団体)

事例発表の様子

発表者:東厨川地区福祉推進会 事務局長 佐々木 久夫さん

スローガン:「歴史が薫る 桜とみどりのまち」

【主な活動内容】

 平成25年3月に策定した「地域づくり計画」に基づき、住民が一体となって地域の特性を生かしたまちづくりを進めています。

 最大の行事である「防災訓練&さんま祭り」は、東日本大震災の復興支援をコンセプトに企画を考案。救命救急講座や救助訓練といった大人向けの防災訓練のほか、煙体験や消防車両見学なども併せて実施することで、子ども達も楽しみながら参加できるよう工夫しています。また、会場で振る舞うさんま(約300匹)は大船渡の業者から毎年購入しているなど、被災地とのつながりも意識しています。

 体育館に避難した場合を想定し、災害備蓄品(避難食)を実際に食べてみるなど、楽しみながらも実践的な要素を取り入れたイベントを実施することで、万が一の場合に備え、住民同士で共助する力を伸ばしています。

現在、地域協働を実施している団体一覧及び各地域の「まちづくり計画書」は、次のページをご覧ください。

第2部 講演

「人口減少時代、地域コミュニティをどうするか?」

講演の様子

講師:特定非営利活動法人いわて地域づくり支援センター 代表理事 広田 純一さん

【講演内容】

 役員の高齢化や担い手不足、活動のマンネリ化など、どこの地域でも挙げられる「地域運営上の共通の課題」というのは、人口減少や少子高齢化、社会全体の近代化といったことが要因で生じているため、いちコミュニティの問題ではなく、「構造的な問題」と言えます。いわば、現在の地域の組織や活動は人口増加時代にできたものであるため、人口減少時代において問題が生じるのは当然である、ということです。

 この問題を解決するためには、今の時代に見合った組織と活動に見直すことが不可欠。必要性の薄くなった活動は思い切ってスクラップして、「いま、本当に必要なものは何なのか?」を模索することがスタートです。

 地域づくりの「コツ」は、実践を通じて小さな成功体験をたくさん積み重ねること。地域づくりに王道(特効薬)はありません。地域力(課題解決力)を高めるための唯一の手段は、住民が協力して課題解決の実践を積み重ねることです。課題のない地域はないため、地域力向上の機会はどこにでもあると言えます。要は「やるかやらないか」。

 大きな成功を目指して活動することはもちろん望ましい姿ですが、あえてハードルを低く設定することも大事。まずは小さな成功を目指し、やれるところからやってみましょう。

第3部 情報交換会

「担い手不足を解消するため、地域で取り組んでいることは?」

情報交換会の様子

講師・進行:特定非営利活動法人いわて地域づくり支援センター 代表理事 広田 純一さん

【参加者から出された主な意見】

  • イベントでたまたま顔見知りになった人が特技を持っていたため、役員に勧誘してみた。いわば「一本釣り」。
  • 頼めばやってくれる人を誘い込むことが大事。
  • 自治会の部会長の多くが高齢となったため、後進を育成するために「副部会長」という役職を創設した。
  • 「周りがサポートする」という説明をしっかりし、苦手意識を無くす工夫をしている。
  • マンションに住んでいる人を活動に巻き込むには、PTAや子ども達への声掛けが有効。
  • 行事やイベントを休日に開催し、若い世代が参加しやすくしている。
  • 子ども向けのイベントを企画することで、働き世代とのコミュニケーションを図っている。
  • 役員報酬を増やすだけでは、担い手不足の解消につながらない。
  • お金が目的で役員をやっている人はいない。やりがいや達成感、「地域のために」という意識を大切にしたい。

 

【講師の総括】

 担い手の確保がうまくできている地域に見られる共通点は、後継者の育成のために、小さな種をまく工夫をしているという点。一朝一夕では後継者は育たないため、次期会長(役員)候補の人達にフォーカスを当て、長期的な視点で育成していくことが大事。

 

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電話番号:019-626-7535 ファクス番号:019-622-6211
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