第22回市民意識調査:調査結果と考察「中心市街地活性化について」

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広報ID1022000  更新日 平成30年1月29日 印刷 

問7 中心市街地の魅力

「どちらともいえない」の割合が43.7パーセントと最も高く、「魅力を感じない」が27.3パーセント、「魅力を感じる」が21.6パーセントと続きました。「魅力を感じない」と回答した人はもちろんですが、最も高い割合である「どちらともいえない」と回答した人にも魅力を感じてもらえるような中心市街地の魅力発信が必要であると考えられます。
前回(平成11年度)の同様の調査と比較して、「魅力を感じる」、「どちらともいえない」の割合が微増しており、いまだ中心市街地の魅力が薄いとも考えられるものの、「魅力を感じない」の割合は6.2ポイント減少しており、中心市街地の魅力回復の兆しが見受けられることから、引き続き中心市街地を舞台とするイベント等の充実やPR強化、公共交通機関の充実、空き店舗の活用などにより、魅力を発信する必要があると考えられます。

問7 中心市街地の魅力のグラフ


  • 魅力を感じる:21.6パーセント
  • 魅力を感じない:27.3パーセント
  • どちらともいえない:43.7パーセント
  • 分からない:5.4パーセント
  • 無回答:1.9パーセント

参考:第13回市民意識調査(平成11年度)の同設問の結果

  • 魅力を感じる:20.7パーセント
  • 魅力を感じない:33.5パーセント
  • どちらともいえない:42.2パーセント
  • 分からない:2.9パーセント
  • 無回答:0.8パーセント

問8 中心市街地に対するイメージ

「川や緑などの自然が豊かである」の割合が43.7パーセントと最も高く、「一方通行や狭い道路が多い」が34.5パーセント、「官公庁街やオフィス街である」が26.8パーセント、「駐車場が少ない」が24.1パーセントと続きました。
自然の豊かさに対するイメージが強い一方で、前回(平成11年度)の調査結果と同様、自家用車移動に不便を感じている傾向が強いことから、引き続き訪れやすいまちづくりに向けた対策が必要と思われます。

問8 中心市街地に対するイメージのグラフ


  • 公共的な施設が多くある:15.0パーセント
  • 魅力あるお店や商業施設がある:7.3パーセント  
  • 官公庁街やオフィス街である:26.8パーセント
  • 川や緑などの自然が豊かである:43.7パーセント
  • 歴史的建造物や街並みが残っている:22.5パーセント
  • 駐車場が少ない:24.1パーセント
  • 一方通行や狭い道路が多い:34.5パーセント
  • 若者が楽しめる施設が少ない:20.9パーセント
  • 高齢者が利用できる施設が少ない:19.7パーセント
  • マンションが多い:20.7パーセント
  • 治安面・安全面に不安がある:3.7パーセント
  • 飲食店が多い:22.8パーセント
  • 分からない:2.5パーセント
  • その他:4.8パーセント
  • 無回答:2.4パーセント

参考:第13回市民意識調査(平成11年度)の類似設問の結果

  • 公共的な施設が近くにある:17.1パーセント
  • 魅力あるお店や商業施設が多い:4.7パーセント
  • 魅力あるお店や商業施設が少ない:38.0パーセント
  • 官公庁やオフィスが多い:31.1パーセント
  • 川や緑など自然が残っている:42.6パーセント
  • 歴史的な建物や街並みが残っている:17.5パーセント
  • 駐車場が少ない:40.4パーセント
  • 道路が狭く一方通行が多い:50.2パーセント
  • 若者が楽しめる施設が少ない:11.6パーセント
  • 高齢者や障がい者が利用できる施設が少ない:24.3パーセント
  • その他:2.2パーセント
  • 分からない:1.7パーセント
  • 無回答:0.4パーセント

問9 中心市街地のあるべき姿

「歩いて楽しい街」の割合が45.3パーセントと最も高く、「交通が便利な街」が33.9パーセントと続き、そのほかの設問は2割前後となっています。市が進める「歩いて楽しむ街・もりおか」の施策と、市民の求める姿が近いことがうかがえる一方で、交通に対する関心も高いことが分かりました。
また、「観光客がたくさん訪れる街」と「イベントや伝統行事がたくさんある街」の割合が前回(平成11年度)の同様の調査と比較して増えており、中心市街地の賑わいにつながる取り組みに対する関心が高まっていることがうかがえます。

問9 中心市街地のあるべき姿のグラフ


  • 歩いて楽しい街:45.3パーセント
  • 交通が便利な街:33.9パーセント  
  • 居住し暮らしやすい街:20.3パーセント
  • 何でも用事を足せる街:25.0パーセント
  • ショッピングが楽しめる街:22.0パーセント
  • 観光客がたくさん訪れる街:21.3パーセント
  • 高齢者や障がい者にやさしい街:25.8パーセント
  • イベントや伝統行事がたくさんある街:15.2パーセント
  • 歴史的街並みや伝統産業を活かした街:23.6パーセント
  • 働く場所が多く、ビジネスが活発な街:13.6パーセント
  • 治安がいい安全・安心な街:26.1パーセント
  • 分からない:1.5パーセント
  • その他:1.6パーセント
  • 無回答:2.7パーセント

参考:第13回市民意識調査(平成11年度)の類似設問の結果

  • 歩いて楽しい街:52.6パーセント
  • 交通が便利な街:46.2パーセント
  • 居住し暮らしやすい街:27.0パーセント
  • 何でも用事を足せる街:29.7パーセント
  • ショッピングが楽しめる街:27.5パーセント
  • 観光客がたくさん訪れる街:15.0パーセント
  • 高齢者や障がい者にやさしい街:31.6パーセント
  • イベントや催しがたくさんある街:10.3パーセント
  • 街並みのよさや伝統工芸を活かした街:27.7パーセント
  • 働く場所が多く、ビジネスが行われる街:16.2パーセント
  • 分からない:1.4パーセント
  • その他:1.0パーセント
  • 無回答:0.5パーセント

問10 中心市街地の魅力を高めるために必要なこと

「バスターミナル機能の強化など公共交通機関の利便性向上」の割合が44.8パーセントと最も高く、「電線類地中化や歩道の融雪装置設置及び車道の整備」が38.1パーセントと、交通に関する機能の充実を求める傾向が強いとともに、「商店街や地域の核となる商業施設」の割合が35.8パーセントと続くなど、施設整備に関連する要望が多かったことから、引き続き中心市街地の整備に努めていく必要があると思われます。
前回(平成11年度)の同様の調査と比較すると、前回は「公衆トイレや広場、小緑地などの休憩スペース」の割合が最も高かったが、今回は前回の半分以下となっており、歴史文化館前広場の整備等が進展した影響と考えられます。一方で、「新たな魅力ある店舗や施設」の割合は、新しい商業施設の開業もあり減ってはいるものの、今回も高い割合となっています。前回割合の高かった駐車場、駐輪場や歩道の整備などの交通に関連するものについては、今回最も高い割合となっており、バスセンター廃止の影響が考えられます。また、商業施設の整備や交通対策についての関心が依然として高い傾向にあることがうかがえます。

問10 中心市街地の魅力を高めるために必要なことのグラフ


  • 電線類地中化や歩道の融雪装置設置及び車道の整備:38.1パーセント
  • 商店街や地域の核となる商業施設:35.8パーセント
  • 公園や広場などの整備:17.5パーセント
  • 医療・福祉施設の充実:20.8パーセント
  • バスターミナル機能の強化など公共交通機関の利便性向上:44.8パーセント
  • マンション等の居住施設整備:0.8パーセント
  • 駐車場、駐輪場の整備:27.4パーセント
  • 趣味、教養、学習交流施設の整備:14.0パーセント
  • 映画館・カラオケやゲームセンターなどの娯楽施設・スポーツ施設の整備:9.3パーセント
  • 商店街の特徴や魅力をいかしたイベントの実施:26.5パーセント
  • 商店街の安全安心、環境整備、情報発信等の活動の充実:21.9パーセント
  • 分からない:2.9パーセント
  • その他:4.5パーセント
  • 無回答:2.3パーセント

参考:第13回市民意識調査(平成11年度)の類似設問の結果

  • 新たな魅力ある店舗や施設:42.5パーセント
  • 観光客向けの特産品・土産物の店:8.1パーセント
  • 散策スポットの案内板の整備:13.2パーセント
  • 公衆トイレや広場、小緑地などの休憩スペース:42.5パーセント
  • 歴史や伝統文化、祭りなどの見学施設の設置:9.7パーセント
  • 博物館、美術館、工芸館など文化的な施設:15.1パーセント
  • アミューズメント(娯楽)やスポーツ施設:11.6パーセント
  • 文化教室やギャラリーなどの生涯学習センター:9.1パーセント
  • 高齢者や障がい者向けの福祉施設:19.0パーセント
  • オフィスビルなど働く場所:6.5パーセント
  • 新たに事業を起こせる低負担のオフィス:6.7パーセント
  • マンション等まちなかに住めるような建物の整備:1.7パーセント
  • 古い建物の建て替えをする:3.3パーセント
  • 駐車場や駐輪場などの交通対策施設:42.4パーセント
  • 歩きやすい歩道の整備:34.3パーセント
  • イベントやイメージアップなどの事業:8.3パーセント
  • その他:2.1パーセント
  • 分からない:2.7パーセント
  • 無回答:0.8パーセント

問11 5年前の中心市街地と比較して活性化しているか

「思わない」の割合が41.9パーセントと最も高く、「どちらとも言えない」が29.5パーセント、「分からない」が14.0パーセントと続き、「思う」が12.8パーセントにとどまりました。
5年前と比較すると、盛岡バスセンターの閉鎖や、岩手医科大学の移転が進められているほか、郊外型大規模小売店舗の相次ぐ出店による中心市街地の個店への影響などが要因と考えられます。

問11 5年前の中心市街地との比較のグラフ


  • 思う:12.8パーセント
  • 思わない:41.9パーセント
  • どちらとも言えない:29.5パーセント
  • 分からない:14.0パーセント
  • 無回答:1.9パーセント

問12 1ヵ月間に飲食・買い物に出かける回数

「飲食・買い物」にお出かけする回数は、「1~3回」の割合が16.9パーセント、「4~9回」が31.3パーセント、「10~19回」が25.6パーセント、「20回以上」が13.5パーセントであり、10回以上お出かけをする割合は約4割となっています。

問12 飲食・買い物に出かける回数


  • 0回:2.1パーセント
  • 1~3回:16.9パーセント
  • 4~9回:31.3パーセント
  • 10~19回:25.6パーセント
  • 20回以上:13.5パーセント
  • 無回答:10.5パーセント

問13 中心市街地へ飲食・買い物に出かける回数

問12のうち、中心市街地に「飲食・買い物」にお出かけする回数は、「0回」の割合が24.1パーセント、「1~3回」が49.0パーセント、「4~9回」が15.5パーセントであり、10回以上お出かけをする割合は1割未満となっています。
お出かけ先に中心市街地が選ばれるよう、魅力向上を図るとともに、「0回」と回答した人にも中心市街地に訪れてもらえるような対策が必要と考えられます。

問13 中心市街地へ飲食・買い物に出かける回数のグラフ


  • 0回:24.1パーセント
  • 1~3回:49.0パーセント
  • 4~9回:15.5パーセント
  • 10~19回:5.0パーセント
  • 20回以上:2.4パーセント
  • 無回答:4.1パーセント

問14 1ヵ月間に娯楽施設・スポーツ施設に出かける回数 

娯楽施設やスポーツ施設へお出かけする回数については、「0回」の割合が56.4パーセント、「1~3回」が27.0パーセントと、0~3回の回答が全体の8割を超えており、娯楽施設やスポーツ施設へのお出かけ自体が多くないことが分かりました。

問14 1ヵ月間に娯楽施設・スポーツ施設に出かける回数


  • 0回:56.4パーセント
  • 1~3回:27.0パーセント
  • 4~9回:6.1パーセント
  • 10~19回:2.5パーセント
  • 20回以上:0.8パーセント
  • 無回答:7.2パーセント

問15 中心市街地の娯楽施設・スポーツ施設に出かける回数

問14のうち、中心市街地に1回以上お出かけする人が6割を超えていることが分かりました。このことから、娯楽施設やスポーツ施設の利用が、中心市街地を訪れるきっかけの一つとなっていることがうかがえます。

問15 中心市街地の娯楽施設・スポーツ施設に出かける回数


  • 0回:34.5パーセント
  • 1~3回:56.1パーセント
  • 4~9回:5.2パーセント
  • 10~19回:1.6パーセント
  • 20回以上:0.2パーセント
  • 無回答:2.4パーセント

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