第12回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2017)結果

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広報ID1020800  更新日 平成29年8月22日 印刷 

第12回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2017)の結果をお知らせします。

団体戦結果

  • 優勝:【茨城県】茨城県立下館第一高等学校
    林 里美(1年)、袖山 空大(1年)、大幡 浅黄(1年)、大和田 圭祐(1年)
  • 準優勝:【岩手県】岩手県立久慈東高等学校
    住久 花梨(3年)、大下 美帆(3年)、中公 ルミナ(3年)
  • 第三位:【青森県】青森県立八戸高等学校
    藤田 悦子(3年)、中居 舞優子(2年)、川崎 詩織(1年)
  • 第三位:【宮城県】仙台市立仙台高等学校
    大森 美南(2年)、菊地 夏緒(2年)、原澤 祐き乃(1年)
  • 審査員特別賞:【岩手県】岩手県立盛岡第四高等学校
    立花 千春(2年)、荒屋敷 幸作(2年)、佐々木 綾香(1年)、菅原 諒太(1年)
  • 話題賞:【青森県】弘前学院聖愛高等学校
    柴田 翔(1年)、金本 大輝(1年)、山口 進太郎(1年)

決勝

題「喜」
順序 白:【岩手県】岩手県立久慈東高等学校 赤:【茨城県】茨城県立下館第一高等学校
先鋒

<住久 花梨(3年)>
合格を告げる板見て
息を呑む
我の瞳に喜びの色

<林 里美(1年)>
振り向いて
君に喜びを言えたなら
鏡は十五の私をうつす
中堅 <大下 美帆(3年)>
打ちとりて
最後のアウトとれたとき
ゲームセットの声で喜ぶ
<袖山 空大(1年)>
喜びも悲しみさえも
とりあえず
母より先に君に言いたい
大将

<中公 ルミナ(3年)>
隣には
喜色たたえた友がいる
きっとこれこそ幸せなんだ

<大幡 浅黄(1年)>
いのちとは
激動するもの吠えるもの
喜ぶために生まれてきたの

準決勝

題「道」
順序 白:【青森県】青森県立八戸高等学校 赤:【茨城県】茨城県立下館第一高等学校
先鋒

<川崎 詩織(1年)>
植えられた黄色いユリの鉢よりも
道路のスミレ
凛としていた

<林 里美(1年)>
あの道に置き去りした夏がある
今でも耳から消えない
ごめん

中堅 <中居 舞優子(2年)>
帰り道
ずれた歩幅を埋めたくて
グリコをしよう歩道橋では
<袖山 空大(1年)>
たんぽぽに
「どこから来たの?」と聞いてみる
故郷に向かって歩くあぜ道
大将 <藤田 悦子(3年)>
恒久の海の道から浮上する
月下美人は
咲き初めており

<大幡 浅黄(1年)>
道を行く人の「内緒」の声がする
ちっぽけだから
好きだふるさと

題「道」
順序 白:【岩手県】岩手県立久慈東高等学校 赤:【宮城県】仙台市立仙台高等学校
先鋒 <住久 花梨(3年)>
姉たちと
道もなき山のぼった日
おさない僕は一番後ろ
<菊地 夏緒(2年)>
白球が
目の前の道切り開き
仲間の汗が恒星となる
中堅 <大下 美帆(3年)>
進むしかないとわかるも
進めずに
進めぬ道の理由を探す
<原澤 祐き乃(1年)>
道の先陽炎笑う
赤いアメ奥歯で噛みしめ
悔いる八月
大将

<中公 ルミナ(3年)>
思いきり
駆け抜けていた坂道も
今では少し怖く感じる

<大森 美南(2年)>
大丈夫
どんなに道に迷っても
僕らの星を見つけに行こう

個人戦結果

最優秀作品賞

【福岡県】
福岡女学院高等学校
中村 朗子(1年)

題:声

長雨に
濡れた葵の花のような
ふるえる君の声に触れたい

優秀作品賞

【青森県】
青森県立三沢高等学校
木村 茉希(3年)

題:立

立体の模型を箱に詰めたような
ケンカした後の
心の隙間

特別審査員小島ゆかり賞

【岩手県】
岩手県立久慈東高等学校 中公 ルミナ(3年)

題:挑

まだ誰も見たことがない
七色の橋のたもとを
探す挑戦

石川啄木賞

【神奈川県】
神奈川県立横浜翠嵐高等学校  松長 諒(2年)

題:遠

遠くまで旅にでようか
前を行く
君のパスモがゾロ目を示す

話題作品賞

【宮城県】
宮城県立小牛田農林高等学校 本間 健汰(3年)

題:声

僕たちの
一生分の
どれだけの声を形にできるだろうか

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