市長定例記者会見(平成30年5月31日)

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広報ID1023499  更新日 平成30年6月15日 印刷 

1 地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用した事業の実施について

市長:

5月28日の市議会全員協議会においても説明しましたが、地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税の対象事業として、本市から国に申請しておりました地域再生計画が3月30日に認定を受けたことから、同制度に基づき、民間企業からの寄附を活用して事業を行うものであり、企業版ふるさと納税制度を活用した事業の実施は、本市初となります。
事業の趣旨に賛同し、本市に寄附をしていただくのは、東京都品川区に本社があるエコ・パワー株式会社で、現在、玉山地域において平成31年4月の発電開始を目指し、9基の風車発電施設からなる姫神ウインドパークを建設中です。
地域再生計画における実施事業について、『いにしえの想いを伝える「桜の里」強化再生プロジェクト』として認定を受けており、桜の間伐、枝打ち、植樹による桜の里強化再生事業のほか、「1万本の桜の里」の魅力PR事業及び誘客促進事業、間伐材を活用した農林と福祉が連携したモデル事業など、平成30年度及び31年度の2か年で、892万6千円の事業費を予定しています。
また、財源として、同社から 500万円の寄附を見込んでいます。
関連予算を6月市議会に提案し、「サクラパーク姫神」の知名度や桜の里としての魅力の向上に努めてまいります。
今後については、6月6日(水曜日)にエコ・パワー株式会社が本市を表敬する予定となっています。

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2 ごみ処理施設建設候補地の選定について

記者:

盛岡市を含む3市5町で計画する新しいごみ・し尿処理施設の建設について、4月の定例会見時には、盛岡市内の4つの候補地地域との意見交換会のスケジュールが決まっていないとのことでしたが、5月31日現在での状況について教えてください。

市長:

これまでの説明会や懇談会などで地域の皆様からお寄せいただいた御意見を踏まえながら、盛岡市内の4つの候補地地域との意見交換会のスケジュールについて、関係する町内会や自治会との間で調整を進めています。
また、候補地の絞り込みのスケジュールについては、引き続き地域の皆様の御意見をお聴きし、ごみ焼却によって得られる熱エネルギーを利活用した地域振興やまちづくりについての話し合いを重ねながら、平成30年度前半での整備予定地の選定を目指して取り組んでいきます。

記者:

松園地域で2回目の説明が既に行われたのか。行われていないのであれば今後の開催の見通しについてはどうなっているのか教えてください。

環境部長:

松園地域、上米内地域での説明会については、2回目の説明会を昨年設定しましたが、その後の開催は、できていない状況です。開催の目途についても、まだ決まっていない状況です。

記者:

他の候補地についても、改めて説明会を設ける機会を今のところ想定しているのですか。

環境部長:

昨年度2回設定し、2回目を終わっている地域については、3回目という位置付けになりますが、その該当地域と日程調整をさせていただいているところで、まだ具体的に何日というところまでは至っていない状況です。

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3 全国初開催となるスポーツクライミング大会の最新情報について

記者:

6月下旬に、全国初開催となるスポーツクライミング大会の最新情報について教えてください。

市長:

6月23日(土曜日)、24日(日曜日)に開催される「スポーツクライミング第1回コンバインドジャパンカップ盛岡2018」について、これまで日本山岳・スポーツクライミング協会が一度来盛して現地を確認し、そのほか6回にわたって岩手県山岳協会、岩手県及び当市の間で打合せを行ってきました。
大会開催内容については、5月29日に日本山岳・スポーツクライミング協会において、決定・公表されたところです。
主な内容としては、スピード、ボルダリング、リードの3種の複合競技を、23日に男女各30名による予選、24日に男女上位6名ずつの決勝を行い、24日の18時頃から表彰式を行う予定としています。
参加資格は、オリンピック強化選手等の日本におけるトップ選手で、男女各30名ずつの60名となっており、地元期待の伊藤ふたば選手(盛岡中央高校1年)が出場するほか、世界トップレベルの選手による見ごたえのある試合展開が期待されます。
また、開催地枠として、中島大智選手(盛岡南高校3年)も出場予定となっています。
当日は、会場となる岩手県営運動公園登はん競技場と岩手県勤労身体障がい者体育館に、それぞれイス席450席と200席のほか、立見席を用意していますので、多くの方々にご覧いただければと考えています。
大会に当たっては、全国各地から集結する選手と観客のため、地元人気の飲食ブースの出店、そして、表彰式では盛岡広域8市町の特産品セットや県産米の贈呈によるアピール、地元の子どもたちと入場の際にハイタッチによる触れ合いを予定しています。
なお、大会当日の報道関係者の皆様の取材については、事前申請が必要と伺っていますので、日本山岳・スポーツクライミング協会の受付準備が整い次第、お知らせします。

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4 東北絆まつりについて

記者:

直前に迫った東北絆まつりについて、2日間で30万人の来客を見込んでいますが、交通対策や警備体制はどのような状況となっているか。また、鈴木東京オリンピック・パラリンピック担当大臣、吉野復興大臣も参加するが、2020東京オリンピック開会式・閉会式出演へのPRは考えているか。あらためて岩手・盛岡で東北絆まつりを開催することへの意気込みについて教えてください。

市長:

東北絆まつりの交通対策については、JR東日本盛岡支社で東北絆まつりに合わせて、東北本線上下で合計17本、東北新幹線で上下1本ずつの臨時列車を運行するほか、IGRいわて銀河鉄道でも上下11本の増発を行うと伺っています。また、自動車でいらっしゃる方に対しては、タカヤアリーナ周辺など3か所の臨時駐車場からシャトルバスを会場まで運行することとしています。交通規制が行われるエリアにもポスティングによりその内容を周知しており、交通事業者の協力のもと、多くの来場者の送客や安全対策に努めていきます。
警備体制については、岩手県警、消防などの御協力をいただき、民間警備も含めると2千人を超える規模となっており、来場者の安全を確保します。
なお、救護とインフォメーション、臨時駐車場対応などの運営面の体制としては、1千人規模となります。
東北絆まつり実行委員会では、東日本大震災からの復興の状況や東北の元気、魅力を国内外に発信するため、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式等において、東北6祭りパレードを披露することを目指しており、今回の盛岡開催をご覧いただくことにより、良い印象を持っていただけるよう努めたいと考えています。すでに、両大臣、また、組織委員会、東京都等に訪問して、直接要請活動をしているところです。
東北絆まつりへの意気込みについては、東日本大震災から7年の歳月が経ったものの、被災地の復興は道半ばであり、復興の歩みをさらに加速させるため、オール岩手の取り組みによる東北絆まつりの開催を通じて、東北・岩手・盛岡の元気と魅力を国内外に強力にアピールするとともに、熱い絆で結ばれた東北が未来に向かって前進するよう取り組んでいきたいと思います。

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5 書籍購入額で全国1位となったことへの所感

記者:

盛岡市が昨年の書籍購入額で全国1位になったことへの感想を教えてください。

市長:

本市が、平成29年度の総務省家計調査において、書籍購入額が全国1位となったことを大変喜ばしく思っています。
本市には、豊かな自然環境に培われた、文学や舞台芸能、民俗芸能などに代表される「長年、育んできた文化的土壌」があり、そして「城下町のくらし文化に裏打ちされた市民主体の芸術文化」が、脈々と生活の中に根付いています。
特にも、金田一京助や石川啄木など高名な文学者を、また、日本の精神的土壌について著した「武士道」の著者でもある新渡戸稲造博士を輩出し、市民に親しまれていることがその背景になっているものと思います。
そのような風土や歴史に基づく文化的素養に加え、盛岡市教育委員会における、副読本「盛岡の先人」などによる先人教育や「第2次もりおか子どもの読書活動推進計画」による家庭・地域・学校などの取り組み、平成29年に本市在住の沼田真佑氏の芥川賞受賞、また、市内書店の独自の取り組みが全国から評価を受けていることなどが体現されたもので、「芸術文化都市」として本市の内外へのアピールにつながったものと感じています。
また、もりおかブランドを代表する冷麺を含む中華麺、盛岡特産のりんごや、現在、本市が力をいれているスポーツに関連した用品購入が1位となっており、盛岡市の特性が、調査結果に顕著に現れたものと考えます。
今後においても、今般の調査において明らかになった本市の特性を諸般の施策に生かしていくとともに、積極的に全国へ発信していきたいと考えています。

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6 水球カナダ・日本代表(女子)の合同合宿について

記者:

水球カナダと女子日本代表の合同合宿も間近となっていますが期待することは何か。また、盛岡らしいおもてなしや選手と住民の交流などは予定しているか教えてください。

市長:

水球カナダと日本代表の女子の合同合宿が、総合プールをメイン会場に6月4日(月曜日)から12日(火曜日)までの9日間の日程で開催されます。
ホストタウンとして、覚書に基づく合宿の受入れは初めてとなることから、水球カナダにとっても本市にとっても、2020年に向けての試金石となる大切な合宿と捉えており、水球カナダ及び日本水泳連盟と連携を図りながら、今回の合宿を通じて施設、宿泊、運輸、食事、市のサポート体制、市民交流など、全般にわたるチェックを行い、2020年本番に向けての課題をしっかりと把握したいと考えています。
水球カナダと日本代表の合同合宿は、本市が調整役となって実現したところであり、合同合宿期間中には、6月10日(日曜日)にカナダと日本の代表チーム同士のエキシビションマッチが、そして、そのオープニングマッチとして岩手県高校選抜と山形工業高校の試合が行われます。
小・中学生や高校生をはじめ、多くの市民・県民の方に会場に足を運んでいただき、オリンピックの前哨戦となる世界レベルの試合を生でお楽しみいただきたいと思っています。
また、6月7日(木曜日)18時30分から、一般の小・中学生と水球教室に通う生徒を対象としたクリニックの開催や公開練習も予定しており、地元選手の競技力向上と水球競技の普及に寄与することを期待しています。
次に、盛岡らしいおもてなしについて、合同合宿期間中の6月9日(土曜日)にはチャグチャグ馬コが開催されることから、材木町界隈で、カナダと日本の両国の選手・関係者に、伝統ある初夏の風物詩を間近で楽しんでいただくとともに、盛岡市とカナダ・ビクトリア市との姉妹都市交流ゆかりの地の視察、さらには「お茶」や「生け花」など日本の伝統的な文化に触れる機会を用意することとしています。
6月10日(日曜日)18時からは、市内ホテルにおきまして、地元競技団体や国際交流団体との共催による歓迎レセプションを開催することとしており、レセプションでは、市民による通訳ボランティアの方々にもご協力をいただき、市民との交流を深めていただくとともに、短角牛、地酒、りんごハイボール、りんごジュースなどをふるまい、両チームの皆さんに盛岡の食の魅力も堪能していただきたいと考えています。
また、市内全26校の中学校に御協力をいただき、ホストタウンののぼりに英語の歓迎・応援メッセージを記入していただいて、総合プールや歓迎レセプション会場に設置することとしており、ホストタウンとして大いに盛り上げたいと考えています。
なお、先日、今回の合宿に合わせてカナダオリンピック委員会のゲーム・マネージャーであるメリッサ・ダウリング氏が来盛し、視察を行いたいという連絡をいただいており、カナダオリンピック委員会とも連携を密にしながら、2年後のTokyo2020で、カナダチームが最高のパフォーマンスを発揮していただけるよう、引き続き万全の受入体制の整備に努めていきます。
本市としては、これらのホストタウン事業を通して、地域の皆さんのスポーツへの関心、競技力向上はもちろんのこと、特に、次世代を担う子どもたち広く世界を肌で感じてもらうこと、そして、多くの市民の関わりにより盛岡の歴史・文化、まちそのものを世界に向けて発信・アピールすることを大いに期待しています。

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7 動物愛護センターについて

記者:

県と市が共同で設置することになった動物愛護センターについて、センターがどのような施設になって欲しいのかという市長の想いと、建設候補地について、先日の全員協議会で岩山南公園も候補地に挙がっているとのことだが、どのような場所が適切と考るかを教えてください。

市長:

動物愛護センターを県と合同で設置する方向で協議を進めていますが、犬・猫含めて殺処分ゼロを目指し、動物愛護の精神に基づいて、設置する環境を調整しています。この中で、岩山に立地している動物公園も候補地として検討していますが、最終的な詰めまでは至っていないところです。

 

記者:

県では沢山の人に使ってほしいので、利便性の良いところにという声が上がりましたが、市ではどのようなところが良いと考えますか。

市長:

今の動物公園は非常に良い場所ではないかと思っていますが、周辺との関係や鳴き声など環境を考えて設置場所を選んでいかなければならないだろうと思いますし、あまり遠距離でも活用しにくいということや、管理の仕方など総合的に判断していく必要があると考えています。

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8 新盛岡バスセンター整備事業について

記者:

先日、市議会全員協議会でバスセンター整備事業の基本方針案が示され、盛岡地域交流センターを市の代理人とする公民連携事業の手法が示されましたが、改めて市長として、新たなバスセンターに求められる機能と期待について教えてください。

市長:

バスセンター機能を確保するということと、河南地区含めて賑わいを創出していくということを含めて、中心市街地の活性化につながるようなことになればという思いを持ちながら、今後、中身も含めていろいろ検討していくことになります。
これまでの間に、地元の皆様の声や高校生の声などもお聞きしていますので、その辺も含め、どのようにすれば良いか対応を考えていきたいと思っています。

都市整備部長::

新盛岡バスセンターの整備事業については、バスターミナル機能と賑わい機能を併せ持った複合施設としての整備を考えていきたいということです。
先日、市議会全員協議会で、29年度の調査結果を説明しましたが、その基本方針案について、今後、パブリックコメント等を通して市民の意見をさらに頂戴しながら、新たに市の代理人になる法人とその事業の内容について検討を進めてまいりたいと考えております。

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9 東北市長会の会長職について

記者:

東北市長会の会長職について、今まで慣例的に仙台市長がなっていたものから持ち回りになることが、先日、正式に決まりました。谷藤市長が次期会長として有力視されていますが、それについて所感と、重点的に取り組みたい課題を教えてください。

市長:

先日、東北市長会の総会の時に、今後の在り方について座長から説明があり、それぞれの地域が役割を担いながら、やはりみんなで汗をかいていこうと、今後、各県それぞれ役割を担っていこうということになりました。その中で、次は順番的には岩手県が担当というご指名をいただいたところです。正式には10月の市長会で決定することになるわけですが、東北は一つだという気持ちで、東北それぞれの課題を国政の場なり、いろいろな省庁を含めて理解をしていただく為の要望活動を積極的にやっていく必要があると思っています。

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10 盛岡産の地ビールの「世界に伝えたい日本のブルワリー」受賞について

記者:

地ビールについて、先日、盛岡市のベアレンビールが「世界に伝えたい日本のブルワリー」を受賞し、全国的にも県内の地ビールが普及して人気が高まっている状況ですが、盛岡市として今後タイアップしていくビジョンだとか、ベアレンビールが成功していることについて、どのようなところを評価しているか所感を教えてください。

市長:

今、ベアレン醸造所さんが活発に活動されて、非常に地元に愛されるビールとして定着してきたという企業努力に敬意を表したいと思っています。新たに全国的にも国外にも販売をという強い思いの中で、缶ビールを含めた製造を展開していくことになり、より喜ばしいことだと思います。
市では、イベントの時や贈答品など、いろいろな組み合わせの中でベアレン醸造所さんと連携し、地ビールや六次産業下で生まれた商品とのセットの販売など、さまざまな展開をしてきています。今後も、相乗効果で大いに発展して欲しいと期待しています。

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