市長定例記者会見(令和1年10月2日)
広報ID1028999 更新日 令和1年10月26日 印刷
1 令和元年度盛岡市総合防災訓練について
市長:
市は、11月2日、土曜日に、総合防災訓練を実施します。
この訓練は、防災関係機関と自主防災組織をはじめとする地域の皆さんが一体となって、災害時に迅速かつ的確な応急対策活動ができるよう、併せて、防災意識の高揚を図ることを目的として、毎年、実施しているものです。
高松小学校をメイン会場として、震度6強の大規模地震が発生した想定のもと、地域住民、消防、警察、自衛隊など49の関係機関が参加し、自主防災隊と関係機関が連携した負傷者救出訓練等を行います。
今年度は、例年実施してきた訓練のほか、消防団に配備したドローンによる上空偵察訓練を実施いたします。
なお、当日は、午前8時に市全域のスマートフォンや携帯電話等に向けて「緊急速報メール」を送信し、訓練開始の合図とします。
平成30年北海道胆振東部地震や先月9日に関東地方を襲った台風第15号では、大規模停電が発生し、断水や通信の遮断などライフラインに大きな被害を与えるなど、市民生活に重大な影響を及ぼしており、日ごろからの備えと迅速な応急対策の必要性について、より一層強く感じているところであります。
今後も、このような訓練を通じ、市と関係機関の連携、市民の皆様の防災意識の高揚に取り組んでまいります。
記者:
ドローンによる上空偵察訓練のほかに、今年度新たに盛り込まれた訓練内容などがありましたら教えてください。
総務部長:
新たにということでは、避難所等において仮設の入浴場を設置・運営する訓練として、実際には足湯になりますが、自衛隊のご協力により、実施する予定になっています。
2 いわて盛岡シティマラソン2019について
市長:
いわて盛岡シティマラソン2019について、次の2つの事項が決まりましたのでお知らせいたします。
一つ目は、ゲストランナーの追加についてです。俳優の石田純一さんが大会前日のEXPO(エキスポ)に登場いただくこととなりました。トークセッションにおいてマラソンへの思いなどを熱く語っていただくほか、大会当日にもファンランに参加いただく予定です。ゲストランナーは以前発表した5名、神野大地さん、佐藤洋太さん、M高史さん、萩原拓也さん、松下シュートさんに続いて6人目となります。
二つ目は、EXPOについてです。10月26日、土曜日と10月27日、日曜日の両日に、盛岡タカヤアリーナを会場にEXPOを開催いたします。屋外のうまいもんブースでは、盛岡牛や地ビールなど、盛岡をはじめとした県内の飲食が集まり、アリーナ内の大会スポンサーなどによる出展ブースでは、製品のPR展示やスポーツ用品等の販売を行うこととしています。また、屋外ステージでは、スペシャルステージとして、ゲストランナーの石田純一さんや神野大地選手、佐藤洋太さん、大会アンバサダーの六串しずかさんによるトークセッションなどや表彰式のほかに多くのイベントを企画しております。EXPOステージのスケジュール概要は、資料裏面上段のとおりとなります。大会前日は、交通規制も行われませんので、市民の皆様には、ぜひご来場いただき、EXPOを楽しんでいただきたいと思います。
大会開催まで、残り1カ月を切りました。日本陸上競技連盟公認大会となるフルマラソンのスターターを務めるため、私も明日、公認審判員の講習を受けることとしており、大会に向け万全を期してまいります。
最後に、以前、発表しておりましたフルマラソン完走者にお渡しする南部鉄器製の完走メダルが完成いたしましたので、ご披露いたします。
記者:
日本全国からいろんな人が来るということで、EXPOも2日間開かれますが、そのEXPOを通して、盛岡にとってどんな機会にしたいか、また、どんなプラスにしたいか教えてください。
市長:
EXPO自体とすれば、盛岡の食材など色々なものをご賞味いただくという機会になると思います。前日も含めて、盛岡のまちを散策するなどして、盛岡の魅力を吸収して、全国に持ち帰っていただければありがたいなと思っています。
3 国による医療機関の再編統合の公表について
市長:
9月26日、厚生労働省は、いわゆる2025年問題を見据え、地域医療の将来像を定めた地域医療構想の推進に当たり、現在、議論されている公立・公的医療機関等の具体的対応方針が、真に構想の実現に沿った内容となっているか、再検証を要請することとし、「再編統合の必要性について特に議論が必要な医療機関等」と位置付けて公表しました。
公表の背景としては、医療費が増加する中、限られた医療資源を有効に活用するため医療の効率化の観点から医療機関の統合再編を促すものと存じており、市立病院は、同じ構想区域に類似かつ近接している医療機関の一つとして、「再検証対象医療機関」とされたところです。
しかしながら、もとより国の分析評価は、岩手医科大学附属病院、県立中央病院及び盛岡赤十字病院が近接する盛岡保健医療圏の中で、平成29年6月の診療実績データに基づき、限られた項目で行われたものです。市立病院は、地域の在宅医療支援を担う地域包括ケア病棟の開設や認知症を含めた精神神経疾患への対応、更には医大附属病院の移転に伴う救急医療体制の強化など、地域の医療需要に対応した医療の提供に努めているところであり、急性期医療中心の大規模病院が対応しきれない、地域に密着した「なくてはならない病院」として、きめ細かな生活支援型の医療を提供するという役割を、今後も担っていくものです。
現時点で、国から再検証の具体的な要請は示されておりませんが、今後、盛岡構想区域地域医療構想調整会議において地域の実情を鑑みて議論され、令和2年9月までに結論を求められると伺っておりますので、その動向を注視していきたいと思います。
記者:
再編自体の必要性については、どのようにお考えでしょうか。
市長:
盛岡市立病院が、今、果たしている役割というのは、平成29年6月の実績データと比べるとかなり変化してきています。岩手医科大学付属病院の移転もあり、救急体制の充実も図ってきているところです。地域としてなくてはならない病院ということで、常にきめ細やかな対応をしてきていますので、その辺も十分加味し、この地域にとっては必要な病院だという認識です。そういうことで国に対しても、地域としては必要なものは必要だということを、申し上げていかなければならないと思っています。
記者:
簡単に割り切れないかもしれませんけれども、再編の必要性は今のところは無いとお考えですか。
市長:
私は無いと思っています。
記者:
岩手医大附属病院が矢巾町に移転して、内丸の施設は内丸メディカルセンターとして生まれ変わったわけですが、今後、内丸メディカルセンターを患者さんがどのように活用していくことを期待したいか教えてください。
市長:
外来中心ということにはなりますが、市内には場所によって必要なものがあります。以前よりは患者さんの数も少し減る方向にはなるかと思いますが、やはり必要なものとして、今後とも内丸メディカルセンターについては、そこに来て診療を受けて、もう少し丁寧に詳細調べたほうがいいという場合は、矢巾の新病院に行って検査していただく。そういう窓口として十分必要な分野だと思っています。今後も入院のベッド数などはかなり縮小されるわけですけれども、必要なものと思います。
記者:
医大の内丸メディカルセンターと市立病院について、今後の連携という部分ではどのようにお考えですか。
市長:
内丸メディカルセンターとしても診療時間帯が縮小されますので、その後の時間帯を盛岡市立病院でカバーしていくということで、今でも連携をとっています。そういう点で、今後、盛岡市立病院の果たす役割が以前に増して大きくなものになっていくのではないかと思います。それに向けての医療体制、医師の確保も含めて市立病院ではもう既に準備は整えており、既に医大で対応しきれなかった部分の患者さん方が市立病院に多く来ていただいていますので、連携は十分とれてきているのかなと思っています。
4 盛岡南道路のルート案について
記者:
先日、東北地方整備局が盛岡南道路について、西バイパスの延伸と国道の再整備の2つのルートを示しましたが、今後、住民調査などを経て絞り込んでいくということですけれども、市として今回のルート設定についてどのように受け止めているかと、現時点でどちらのルートが市にとって望ましいと考えているかお教えてください。
市長:
東北地方整備局から2つのルートということで示されましたが、詳細についてはまだ伺っておりません。
大枠としては、国道4号を走るルートと新たなルートということですが、盛岡市とすれば、新たなルートの方に、県との共同で新しい野球場を建設する予定ですので、岩手医科大学の病院との関連もありますけれども、そちらのルートを整備していただいた方が、今後、利便性が高まるのかなと思います。
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