市長定例記者会見(令和3年2月2日)

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広報ID1034120  更新日 令和3年2月12日 印刷 

1 新型コロナウイルス感染症への対応状況について

市長:

初めに、あらためて医療従事者、介護従事者など、コロナウイルス感染症の最前線でご健闘されている皆さまへ厚く感謝を申し上げますととともに、感染拡大防止にそれぞれ努めていただいている市民の皆さまにも、心から感謝申し上げます。
1月7日に政府が「緊急事態宣言」を発令して1カ月近くとなりますが、対象地域においては、感染者数及び重症者数は依然多い状況が続いており、「緊急事態宣言」についても延長される見通しです。
本市の感染状況については、ここ最近は感染確認件数がゼロの日もあるなど小康状態を保っており、市民の皆さまのご努力によるものと思っています。引き続き緊張感をもって、感染予防対策の徹底をお願いいたします。
市民の皆さまには、今しばらく不要不急の帰省や旅行など、緊急事態宣言が発令されている地域との往来は、感染拡大防止の観点から自粛願いますとともに、その他の地域であっても、感染が拡大している地域との往来は、慎重に判断するようお願いいたします。

予防接種法の改正に伴い、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの接種が、臨時接種の特例として、厚生労働大臣の指示のもと、市町村において実施するものと示されたところです。
報道されているワクチンは、まだ薬事承認されてはおりませんので、確実なところではありませんが、国から示されたスケジュールでは、2月下旬から医療従事者のワクチン接種を行い、4月以降に高齢者を対象として実施すると示されています。
これに伴い、本市においても、2月1日付けで「新型コロナワクチン接種実施本部」を立ち上げ、実施に向け取り組んでいるところです。医療従事者のワクチン接種については、県が取りまとめ、通知することとなりますが、本市としては、高齢者に対する接種券・クーポン券の作成を3月に予定するほか、市民からの問い合わせに対応するためのコールセンターを同時期に立ち上げる予定としています。

接種費用については、国が全額負担することから、市民の皆さまが負担することはありません。
接種の方法につきましては、決まり次第、広報やホームページを通じて市民の皆さまへお知らせいたします。
クーポン券の発送時期については、医療従事者の接種状況にもよると思いますが、国のスケジュールでは、高齢者から3月中旬以降を目途に送付することとされています。
ワクチン接種への市民の期待は大きいものがあると思いますので、できるだけ早く、そして円滑に、市民の皆さまが接種できるよう全力で努力していきたいと考えています。

記者:

昨日、ワクチン接種実施本部が設置されて、会場とか具体的な接種の時期とか、これから具体的に検討されるところかと思います。会場について、体育館や広い場所を想定していると伺っていましたが、ワクチンは期間を開けて、2回の接種が必要ということで、ある程度の期間も必要になる思います。
現時点で、体育館や広い場所はどういったところを考えているのか、また、調整が進んでいるのかどうか教えてください。

市保健所長:

接種については、非常に人数が多いので、個別接種もそうですが、集団的に接種ができるよう、大きな会場について、できる限り複数確保する必要があると考えています。会場については、大きい会場、体育館であったり、大きなイベントホール、スペースであったりとか、いろいろなところを検討している最中です。
ただ、会場には医療従事者も入るわけです。接種をして、その後の健康観察もあるいわゆる医療行為が行われる場所ですので、医療従事者と併せて確保ということになります。
会場プラスその中の運営、従事に関わってくださる医療従事者または医療機関の確保を並行して、調整を行っているところです。

記者:

ちなみに、会場として学校の体育館などは考えているのでしょうか。

市保健所長:

具体的にどこというのは、まだ申し上げられませんが、あらゆる場所を検討している最中です。
もちろん、接種会場になっていく場所ですので、当然住民接種が始まるまでには、しっかりお伝えすることになると思います。

記者:

緊急事態宣言が延長の見通しということになっていますが、それについての市長の所感を教えてください。

市長:

緊急事態宣言がなされたここ最近になりますが、ここにきて、感染者数が少し少なくなってきているのかなと思っています。
しかし、まだまだ予断を許さない状況が続くのだろうと思いますので、やはりここは今の状況、特に大都市圏ですが、医療関係の今の状況とか、受入体制の問題だとか総合的に判断すれば、今ここで気を緩めることはあってはならないのではないかなと捉えています。
これも、市民の皆さんの協力あってこそなし得るものですので、減少傾向がはっきり見えてくる、そこまでは、辛抱の時ではないかなと思っています。

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2 県立高校再編計画の最終案について

記者:

昨日、県教育委員会が高校再編の最終案を出してきました。この中で、昨年12月に出された盛岡南高校と不来方高校の統合が、いくつか修正はありましたが、統合というものには変わりなく、昨日発表されました。このことに対する所感を伺います。

市長:

昨日、県教育委員会から示された、盛岡南高校と不来方高校の統合案についてですが、両校の学級数の削減計画が変更されたり、盛岡南高校跡地への盛岡工業高校の移転が検討されたりするなど、当初示された統合案の見直しが進められているものと捉えておりますが、今回、新たに示された内容も含めて、高校再編の趣旨を地域、地元住民や同窓生の方々に丁寧に説明をし、存続を願う声などさまざまな意見を十分に受け止めながら、慎重に判断していただきたいと思っています。また、事前に県教育委員会からも説明が若干あったわけですが、その時にも、私の方からも、地元の皆さん、それから同窓生をはじめ存続を含めて願う声があるわけですので、それが変更の方向にいくことであれば、十分な丁寧な説明が必要であろうということを申し入れをさせていただきました。
その時に、それを受けて2月18日に説明会を開催するという予定だと伺っておりますが、ぜひ丁寧な説明をしっかり尽くしてもらいたいと思います。
そしてまた、両校ともそれぞれの歴史のある学校なわけで、それぞれの思いがありますから、校名についても両校の歴史というものに充分配慮したような新たな校名にすることなども含めて、十分に検討をしていく必要があるのだろうということも伝えたところです。いずれ、慎重に、丁寧に説明をしていただきたいと思っています。

記者:

関連して、盛岡ブロックから1校が減るということであれば、盛岡ブロックの入試倍率も上がることが予想されます。こちらについては、どのようにお考えでしょうか。

市長:

県教育委員会でいろいろと検討はするのだろうと思いますが、特に、都南地区に位置しているということもあって、その折に、検討の段階で学級数だとか、定数の問題があると思いますが、例えば、都南地区に位置している高校の学級数を増員するとかを含めていろいろ検討して、地域配慮というものも必要ではないかということを申し入れさせていただきましたが、これは県教育委員会で、いろいろこれから検討していくのだろうと思います。
盛岡工業高校も、新たに跡地へということが示されました。盛岡工業高校は、駅から離れた場所に位置しているということもあり、学生の皆さん方にとっては、通学に不便を感じているという声などもあったと思いますし、建物が老朽化してきているということ、それから今の時代背景を受けたものをしっかり組み込んだような最先端の工業高校を創り上げていくという思いもあるようですので、その辺も含めて、しっかり将来展望をもった対応をしてもらいたいと思います。

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3 今冬の除排雪について

記者:

今年は非常に雪が多い年で、道路状況もなかなか改善しないような状況ですが、除雪費の関係で、補正などで増額を見込んでいるのか、また、雪捨て場が今使える状態なのか、もしくはもう満杯になっている場所があるのかどうか教えてください。

市長:

詳細については、担当部長から説明させていただきますが、いずれここ10年くらいのところでは、大変雪の量が多い状況になって、ちょっと温度が上がったり、また次の日には冷え込んだりということで、道路状況もかなり厳しい状況になっていると思っています。いずれ除雪費は、大幅に上回っている状況にありますので、これはもう補正対応をするなどして、市民の皆さん方にご不便をおかけしないような形で、しっかり対応をしていきたいと思います。

建設部長:

除雪費については、当初予算では6億1千万円ほどですが、現在のところ、13億円はいくのかなと考えています。補正については、今後検討しているところです。
それから、雪捨て場ですが、現在排雪が多く、「三本柳の河川敷」の1カ所が閉鎖している状況です。それ以外は稼働しています。

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