市長定例記者会見(令和3年4月27日)

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広報ID1035115  更新日 令和3年5月7日 印刷 

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1 新型コロナウイルス感染症への対応について

市長:

新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的に感染拡大傾向が続いており、政府は、4月23日に東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に緊急事態宣言を発令し、また、まん延防止等重点措置を宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、沖縄県に、愛媛県を加えて5月11日まで延長するなど適用したところであります。
3月後半から4月にかけて、本市の教育・保育施設、飲食店などにおいてクラスターが発生し、また、県内においては、現在も感染経路不明な新規感染者が確認されるなど、本市においても予断が許されない状況であります。
これから大型連休を迎えることになり、人の往来が多くなることが想定されております。くり返し、お願いしているところでありますが、引き続き、不要不急の帰省や旅行など、緊急事態宣言区域及びまん延防止等重点措置区域が発令されている地域との往来は、感染拡大防止の観点から自粛をお願いいたします。また、「感染が拡大している地域や、外出の自粛などが要請されている地域」との往来は、慎重な判断をお願いいたします。
県内においても変異株が検出されておりますことから、市民の皆様方には、改めて、「三つの密」の回避や、「人と人との距離の確保」,「マスクの着用」,「手洗いなどの 手指衛生」をはじめとした基本的な感染対策の継続を徹底していただくようお願いいたします。
また、のどの違和感や発熱など風邪のような症状の方は、外出を自粛し、かかりつけ医や受診・相談センターに電話相談の上、早期に医療機関を受診していただきますようくれぐれもよろしくお願いいたします。
また、先週開催されました4月臨時議会におきまして、第7弾となる緊急経済対策に係る補正予算が可決されました。市民の皆さまの生活を守り、地域経済を支える産業を支援する取組を、着実かつ迅速に進めてまいります。

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2 高齢者を対象としたワクチンの接種状況、今後のスケジュールについて

記者:

高齢者を対象としたワクチン接種が始まりました。現在までの接種状況や今後のスケジュールについて伺います。

市長:

高齢者へのワクチン接種の状況と、今後のスケジュールについてでありますが、本市には、4月8日と4月24日に各1箱、計2箱で、約970人の2回分が配給となり、4月13日から、高齢者施設の入所者や、長期入院患者に限定して、接種が行われております。
4月26日現在の接種状況といたしまして、10の医療機関又はその関連施設で、254人に対して接種が行われており、今後、他の2つの医療機関等でも、順次接種が行われる予定です。
なお、国では、高齢者向けのワクチンを、高齢者施設の従事者や医療従事者に接種することも認めており、そうした接種が、合わせて41人に対して行われたことも確認しております。
今後の接種スケジュールですが、本市には今週1箱、さらに5月9日までに4箱が配給となる見込みであり、順次、分配する医療機関を増やしながら、高齢者施設の入所者や長期入院患者を先行して接種してまいります。
そのため、入院、入所者以外の高齢者を対象とした接種につきましては、ワクチンの供給状況にもよりますが、早くても5月下旬以降を見込んでいるところであります。予約や接種の開始時期につきましては、市ホームページ等でお知らせするほか、対象者には「はがき」で個別にお知らせいたしますので、今しばらくお待ちいただきたいと存じます。
なお、高齢者以外の方の接種開始時期につきましては、現段階では見通しが立っていないところであります。

記者:

一般高齢者への接種が5月下旬以降に始まる見込みであれば、それに伴って「はがき」の送付スケジュールは決まっているでしょうか。

保健福祉部長:

高齢者の皆さまへ接種券を発送したところ、実際いつから接種ができるかよく分からないというお問い合わせを多くいただいておりました。このことから8万4千人の高齢者の皆さまに「はがき」を送るということで進めております。時期については、5月下旬以降に向けて調整を進めているところでありますが、少なくとも接種開始の約一週間前には予約の開始をしなければいけませんし、それに間に合うようにはがきがお手元に届くよう逆算してスケジュールを考えております。具体的にいつ、ということについてはお答えできませんが、現在調整をしているところです。

記者:

少なくとも1週間以上前には送付する目安を立てているということでしょうか。

保健福祉部長:

いきなりはがきが届いて、予約がもう始まっていたという状況では、また混乱を起こしてしまいますので、一定の余裕を持ったスケジュールを組みたいと思っています。

記者:

国の方でもワクチン確保の動きや大臣の発言等が出ていますけれども、実際にワクチン確保のスケジュールが自治体の方におりてくると、確定的なものが見えてこないのかなと感じています。高齢者のワクチン接種が始まって、間もなくひと月が経ちますが、政府のワクチン確保の動きが市長からどのように見えているのか所感をお願いします。

市長:

ワクチンの供給量が不足している状況のまま推移してきているわけですので、できるだけ多く、全国各自治体にきちんと供給していただき、我々としても盛岡市医師会をはじめ、医療機関の皆さんと連携しながらこれらを進めていかなければいけないと思っております。供給量や日程が見えないところがあるので、できるだけ早い段階で見通しがつけば、段取りも組みやすくなると思いますので、政府としても全力を挙げてワクチン確保に努めていただきたいと思います。また、医療従事者、接種をしていただく医師の皆さんのところも不足している状況であり、その辺もきちんとカバーできる供給体制、これは県の事業ということになりますけれども、十分な量を早急に確保して、接種する側の方々が安心して対応できる環境を整えていきたいと思います。

記者:

それに関連して、国の動きとしては7月から高齢者以外にもという発言が出たりしています。盛岡市は、一般高齢者のワクチン接種が早ければ5月下旬からスタートしていくという状況で、そのとおりできるのか疑問が残りますが、実際に高齢者の方々の接種がどれくらいで終わるものと見込んでいるか教えてください。

保健福祉部長:

高齢者の方8万4千人の接種がいつ終わる見込みかということが、状況としてなかなか見えていない状況です。昨日の発表では5月10日以降、2週に渡りまして19箱が追加されるという情報を県から示していただき、これでだいぶ弾みがついてきていると思っているところでありますが、その先にどれくらい供給されるのか見えておりません。そういったことも含め、7月下旬までに高齢者への接種を終える方針ということは、スケジュール的にかなり難しいと思っておりますけれども、国の方針に合わせまして、我々も実現できるように努力をしなければいけないと考えているところです。

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3 盛岡バスセンター整備事業・盛岡市動物公園のリニューアルについて

記者:

盛岡バスセンター整備事業の進捗状況について、建設事業者の脱退などがあり、昨日から募集が始まっておりますが、市長の受け止めをお聞きします。

市長:

盛岡バスセンターの整備事業については、現在、株式会社盛岡地域交流センターにおいて、建設事業者の募集を5月26日まで行っているところであり、6月の審査委員会で建設事業者を選定し、7月の着工を目指していると承知しております。
開業時期につきましては、建設事業者が再選定され次第、工程の見直しを行うこととしておりますので、現時点では申し上げられませんが、開業時期が明らかになり次第、お示ししてまいりたいと存じます。
市といたしましても、盛岡バスセンター整備事業が河南地区及び中心市街地の活性化のため早期の開業が望まれている中、建設事業者の再募集に至り、着工が遅れたことは残念に存じております。
今後とも、株式会社盛岡地域交流センター、盛岡ローカルハブ株式会社と連携し、部分開業の可能性も含めて、一日も早い開業ができるよう努めてまいりたいと存じます。

記者:

部分開業について、具体的にどういった場所からというのは決まっているでしょうか。

都市整備部長:

部分開業がそもそも可能かどうかというところも、再募集が始まった建設業者が決まれば、具体の議論ができると思っております。一日も早くというのはずっと変わらぬ思いで進めておりますので、そういった可能性も含めて、特にもバスの待合機能は必要と思っていますので、その可能性について探っていきたいと考えています。

記者:

以前の臨時議会の中で盛岡バスセンターの件を議員の方にはご説明したかと思いますが、改めて市民の方々に向けて、市長からコメントがあれば教えてください。

市長:

特に河南地区、そして中心市街地の活性化という部分で事業を行っていくところでありましたが、そういう意味では時期が遅れるということ、地元で期待されている方々を含めて非常にご迷惑をかけるなと思っております。一日も早く開業できるよう、総力をあげて取り組み、地域の賑わいを創出していきたいと思っております。

記者:

盛岡市動物公園ZOOMOもリニューアルオープンが一年延期されるということになりました。こちらについて、お考えを市長にお伺いします。

市長:

建設事業者、特に土木関係の事業者の調整がうまくいかなかったということで、これも残念な状況でありますが、今、募集をしているところでございます。

都市整備部長:

こちらも公民連携事業ということで、盛岡パークマネジメント株式会社と一緒に進めており、土木工事をやっていただく会社を協議、調整しているところであります。こちらも一年予定が延びて令和5年春を目指しておりますけれども、着実に進むよう、引き続き進めてまいります。

記者:

市長にお伺いしますが、バスセンターもZOOMOも、楽しみにしていた方、期待されていた方にとっては残念な結果になっていると思います。現在の状況と、これからどのように取り組まれていきたいか教えてください。

市長:

予定されていた時期からずれ込んでいくということで、非常に残念なことだと思っております。一日も早く、市民の皆さん方の期待に応えられる施設になるように、今後とも努力してまいりたいと思っております。

記者:

盛岡バスセンターも動物公園も、まちづくりや観光振興という中で大きな役割が期待されている施設だと思いますが、両方の着工が遅れているということは、これまでの進め方や過程を振り返ってみて、課題や見えてきているものはありますか。

都市整備部長:

二つとも「公民連携」という、民間のアイデアや資金を(もとに)最大限協力しながら進めていくというもので、いわゆる設計を固めてこれを作ってくださいという、これまでの公共事業の一般的な進め方とは性質が異なる部分がございます。魅力の面でもコストの面でも有利になるように連携して進めている中で、新しい手法ということもあって思うように進まなかった部分があると思っており、都市整備部としても進め方を検証しつつ、魅力のあるものを作るというのが最大の目標ですので、しっかり進めてまいりたいと考えております。

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4 盛岡の宿応援割について

記者:

昨日の県の対策本部員会議で、県が実施している旅行の割引事業について、感染者の増加幅によっては一時停止もあり得るという発表がありました。盛岡市も独自に来月から、市内の宿を応援する事業を行うと思うのですが、感染者の増減に伴う方針転換や状況はありますか。

交流推進部長:

盛岡市でも令和4年度版(※正しくは「令和3年度」)の「盛岡の宿応援割」を5月1日からスタートさせることにしております。昨年は東北6県プラス新潟県という中で、途中で宮城県等が感染拡大したときには受け入れを一時ストップするなど、ブレーキとアクセルの踏み方を検討しながら進めてきたところです。今年度の応援割につきましても、例えばまん延防止だったり、緊急事態宣言だったり、そういうことがあった場合には利用を一時停止するなどの措置もあるということで、事業者の方々にはお伝えしているところです。市民・県民の方々が安心して利用できる支援制度が一番大事だと思っておりますので、慎重に見極めながら進めていく事業だと考えております。

記者:

具体的に、人数やどういう措置が出たら、ということを今の時点で決めているでしょうか。

交流推進部長:

緊急事態宣言、まん延防止措置、そして今年度の応援割は県内在住者を対象にしておりますので、県独自の移動の制限等を対象にして、事業の実施とストップの判断をしていかなければならないと考えております。

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5 盛岡さんさ踊りの開催について

記者:

先日、チャグチャグ馬コの行進行事の中止と代替行事が発表されました。盛岡さんさ踊りの方向性について、30日に役員会が開かれるとしていますが、現時点で市長としては、どのような方向性で進んでほしいとお考えでしょうか。

市長:

盛岡さんさ踊りは、昭和53年に第1回目の開催をさせていただいて以来、昨年は初の中止となりましたが、これまで多くの市民の皆さんの熱意と想いとともに、一歩ずつ歩みを進めてきたという歴史があるわけであります。
令和3年度の盛岡さんさ踊りの開催については、4月30日に盛岡さんさ踊り実行委員会役員会を開催することとしており、その際に、開催の可否に関する審議を行うこととしております。
どのように対応すれば開催できるのか、役員会でいろいろなご意見を伺いながら、最終的には総会で決めることになっていくわけですけれども、まずは開催の可否にあたってのいろいろな取り組み、今までの継承の関係もありますので、コロナ対策をどのようにしていけば実現可能かを探りながら、役員会などで協議してまいりたいと思っております。

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