市長臨時記者会見(令和3年8月26日)

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広報ID1036731  更新日 令和3年9月3日 印刷 

1 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う市民へのお願いと盛岡市の対応

市長:

まずはじめに、医療従事者の皆様には、通常の医療に加え、新型コロナウイルス感染症の治療やワクチン接種の最前線で治療に当たられていることに、心から感謝を申し上げたいと存じます。また、感染症の拡大防止のため、「新しい生活様式」などの実践に日々ご協力をいただいております市民の皆様、各事業者の皆様に対しても、心から感謝を申し上げたいと存じます。県が、8月23日に「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請したことにより、本市におきましては、適用対象地域になることを前提として対策を検討したところでありますが、このたび、政府において見送られたところであります。県内において、県が独自の「緊急事態宣言」を継続中であり、また、8月21日時点で、県内における確保病床の使用率が67.1パーセント、療養者数が人口10万人に対し23.8パーセント(正しくは「人」)となり、県では医療提供体制のひっ迫が、今後、見込まれる状態になっております。
本市におきましては、県の「緊急事態宣言」に合わせた対応として、市民の皆様に「不要不急の外出の自粛」を求めるほか、8月19日から、市の施設の原則休館やイベントの開催自粛に取り組んできたところであります。
本市は、市独自の感染状況の区分を「フェーズ4」としており、現在、その特徴として、従来株よりも感染しやすく、重症化しやすいデルタ株の検出が県内でも増えており、特に、従来かかりにくいとされた30代以下の若い世代が、8月には、感染者の約6割を占め、感染者数の増加を底上げしている状況にあります。
また、若い世代は、重症化しないと言われてまいりましたが、状況は大きく変わり、重症の症例も報告されており、り患して大変苦しい症状に見舞われる方も出てきております。中には、感染後に「脱毛」「けん怠感」「気持ちの落ち込み」「嗅覚・味覚障害」などの後遺症が続いて、苦しむ方もいると聞いております。
若い世代の方に、決してこの感染症を甘く見ないことを、是非、お願いをしたいと存じます。また、ワクチン接種を2回済ませた方々においても感染症対策を怠らないこと、以上、2点を強くお願いしたいと思います。
り患して本人が後悔するばかりではなく、感染力が従来より強いことから、家庭にウイルスが持ち込まれると、家族全員がり患することも特に多くなっています。あらためて、ご家族とともに基本的な感染予防対策の徹底をお願いします。また、「新しい生活様式」に沿った行動の変容が確実にできているかどうかを、ぜひ、ご本人、ご家族、職場の同僚、ご友人などと、認識を共有していただくよう、強くお願いいたします。
具体的な感染の場面を盛岡市の最近の実例から取り上げ、一部を紹介いたしますが、
(1)県外からの帰省や冠婚葬祭において、普段会わない親族と久しぶりに会い、マスクを外して会食した場面
(2)部活動で、閉鎖された部室で感染し、症状が出ないため、部活以外でも仲のいいグループで会話が弾んでしまい、更に感染を広めた場面
(3)バーベキューで、屋外で食事をしているという油断から、大声で会話をして感染した場面など
このように、変異株においては、予防の対策に「スキ」があれば、すぐに感染が広がってまいります。
現在、「不要不急の外出の自粛」により、感染の機会をできるだけ遮断することが、ワクチン接種とともに感染の拡大をとどめる決め手となりますことから、自分をはじめ家族などの大切な人を守るため、しっかりと取り組んでまいりましょう。
次に、今後の対応として「新型コロナウイルス感染症に係る盛岡市の対応方針」に基づくフェーズ4の状況を踏まえ、次の5点に取り組んでまいります。
1点目として、先ほど例示した場面などを、市民の皆様に広く知っていただくため、市のホームページや広報もりおかに加えて、新聞等の媒体を活用するほか、市民の特に若い世代に向けて現在の危機的な状況を伝え、行動の変容につながるような情報を発信するため、市のFacebook、Twitter、YouTubeなどのSNSを活用し、若い世代に訴えていけるよう、具体的な感染例を挙げての情報発信を行ってまいります。
2点目として、学校を介した感染の展開も危惧されるところであり、修学旅行や部活動の対外試合などについて自粛するほか、小・中学校の教職員や保健師(正しくは「保育士」)の方々へのワクチン優先接種についても、積極的に執り進めてまいります。
3点目として、本年6月から7月にかけて実施した「定期的なPCR検査」について、感染の拡大が見られた場合に再開することとしておりましたが、現在の感染状況を踏まえ、積極的に感染患者を早期に探知することで、施設内でクラスターが形成されることを防ぐため、高齢者施設、児童福祉施設、障害者福祉施設等871施設の従事者9,632人(正しくは「9,633人」)を対象として、来週8月31日から実施してまいります。
4点目として、無症状の感染者の早期発見による感染拡大の防止や、新型コロナウイルス感染症の確認に対する市民のニーズに対応することを図る観点から、PCR検査センターをプラザおでって内への設置に向け、準備を進めているところであります。
5点目として、経済対策についてですが、飲食店など事業者の皆さまには、新型コロナウイルス感染症の長期化で、深刻な経営状況が続いているものと存じております。市としては、この事態を乗り越えるため、新たな対策を取りまとめ、追加の独自支援策を講じてまいります。
市民の皆様には、我慢とご苦労をおかけいたしますが、地域医療の崩壊を防ぎ、命と健康を守ることが、今、求められる重大な局面でありますことから、何卒、ご協力をお願いいたします。

保健所長:

盛岡市保健所の矢野です。私の方からは現在の感染症の発生状況や背景、また今後の短期的な見通しについて補足させていただきたいと思います。

(資料2ページ)まず、報告日を基準とした流行曲線ですけれども、今は、岩手県も盛岡市も、この4月~6月が最大の波であったそのときを、はるかに超える勢いの波を迎え撃っているというのが分かります。
(資料3ページ)これが人口10万単位の1週間の患者さんの数に換算したものですけれど、盛岡市はだいたい30人前後となって1週間が続いております。
(資料4ページ)なぜ患者さんが今急増しているのかという背景ですけれども、7月後半の大都市圏における感染の急拡大と、人流増加によるウイルスの流入、そして7月に連休、またそこからお盆や夏休みを通じて、親族であったり交友関係と、地域内で感染が拡散したと。これは、実はほぼすべてが「デルタ株」が主体です。そしてさらに4点目を足すとすれば、同じようなことが盛岡でなく全県的に起きた、または起きているというところです。
(資料5・6・7ページ)ここで改めてデルタ株について、ポイントを絞って皆さまと確認をしたいと思います。3点に絞ります。1点目として、感染力が強いということです。互いにマスクを着用していて、感染することも従来株でもありましたが、それがこのデルタ株だと増えている。マスクは依然として非常に有効ですが、マスクさえしてればいいというわけではないということです。感染力が強いと。従来株だと1人~3人くらいだったのですが、デルタ株だと平均的に見て、報告によって異なりますが5~9人にうつしうるというものです。また、全国、実は海外でもそうですが、デルタ株は子どもの、特に10歳代以下の患者さんが数も割合も多いのではないかという指摘がありますけれども、盛岡市のみを見ても、このように第4波が7~8月となっているんですけれども、この3波が3・4・5・6月ですね。この7・8月のところを見てみますと、例えば3月のように、教育保育施設のようなクラスターが起きていないけれども、それなりにやはり人数と割合が高いということが見て取れるかと思います。実際に私たちも個々の事例を見ておりますと、子ども同士の感染であったり、または子どもから大人、お父さんお母さんとかですね、への感染、従来株ではどちらかというと珍しかったんですけれども、これが今の変異株、デルタ株だと珍しくなくなってきていると、そして家族に入ると全滅してしまうパターンが非常に多くなってきているということです。
(資料8・9ページ)そして、2点目として入院・重症化・死亡リスクが高いということになります。入院・重症化・死亡のいずれも2~3倍ぐらいと思っていただきたいと思います。
(資料10ページ)そして、ここでちょっと補足になるんですが、重症というのは人工呼吸器以上の処置が必要な状況ということ、すなわち生死をさまよっているような状況ですね。そして中等症というのが、酸素が必要な状況ということです。酸素が必要な状況ではありますけども、そこで酸素がなければ中等症の方であっても亡くなりうるということです。もちろん、最初から最後まで軽い症状の方は確かに軽症なんですが、軽症かといって軽い症状とは限らないんですね。どんなに熱が高くて、どんなにだるくて寝込んでいたとしても、酸素飽和度が一定程度あれば、医学上、医療上は軽症ということになります。ですので、中等症と重症の医療上の言葉と一般のイメージとに差があるということを確認いただきたいと思います。これを通じて、まとめますと、子どものクラスターは放ってはおけないということにつながっていきます。すなわち子ども、10代以下の方々自身は重症化しにくいですけれども、そのお父さん、お母さん、30代とかですね、高校生のお子さんだったら40代・50代とかですね、その世代にはまだワクチンが十分行き届いておりませんので、そして子どもから大人にもうつりやすいということを考えると、10歳代以下の子どものクラスターをしっかり封じ込めていかなければならないということになります。
(資料11・12ページ)そしてこちら3点目として、ワクチンの効果は依然として高いということになります。デルタ株に対しては、感染を防ぐということですね。そして発症予防。感染したとしても発症はしない。これらについては、少し効果が弱まっておりますが、依然としてやはり、じゅうぶん効果があるということと、そして何よりも感染してしまって、かつ発症もしてしまうけれども、幸い重症化はしないと。これはやはり従来株と同程度の効果があります。なのでやはり、重症化または死亡のリスクを大きく減らしてくれるものです。 
(資料13ページ)そして最近の感染事例です。市長の補足になりますが、やはり納涼会とか慰労会、これは屋内。屋外だとバーベキューとか、屋内でテイクアウトを事務所で、というのも含みます。親戚の集まり、帰省、墓参り、冠婚葬祭、例えば結婚式の2次会というのもありました。そしてやはり、同窓会であったり友人等との飲食。また移動を伴う職業の、移動だけであればいいのですが、現地における(移動した)先々で先方の方と飲食であったり、職場における休憩室とか休憩所、また更衣室におけるちょっとした会話、着替えながら会話をしたりという場面です。そして今、少し増えているのが、部活やスポーツ、課外活動における感染です。スポーツをしている間はマスクをしてないことも多いですが、マスクをしてないまま、例えばベンチに戻るとか、休憩時間に入るとか、更衣室に戻って着替えたりしながら話すという場面でやはりうつっているということが多いです。あとはやはり依然として飲食店とかカラオケ、または同居家族内で感染というのが広がりやすいです。
(資料14ページ)これを見て分かるように、デルタ株になったからといって何か大きく変わったわけでなく、依然としてクラスターが起きやすい場面は変わらないということになります。ただ、やはり、うつりやすいことによってより軽微な接触でも今までより注意をする必要があるということになります。この5つの場面を避けるということが重要ということは今も全く変わらないということになります。
(資料15・16ページ)盛岡市における患者さんの感染を受けた直接的なきっかけ、3月~6月と今の7月~8月を比べていただきたいと思います。これが3月~6月ですけれども、これと見比べると、今、依然として「会食」は多いですが、(3~6月と比べて)ばらけているという印象を持つことができると思います。そしてこの「不明」という方、調査したけれども「不明」という方の割合が増えています。
(資料17ページ)また、直接感染を受けた感染源の患者さんとの関係ですね、これも3・4・5・6月と今を比べると、このようにばらついているというのが分かると思います。そしてやはり「不明」というのが多いと、「家族」は増えているのと、「居合わせ」が増えております。
(資料18・19ページ)そして、これが感染源の県内・県外疑い別の割合ですけれども、やはり今、県外に係る接触が非常に多いですが、見てのとおり県内というのもだいぶ増えております。関連がある(患者の)集団単位で見ますと、実は半分ぐらいは県外にルーツがあります。ただし、残り半分については、いくらお話を伺っても調査をしても、県外との接点はないです。その県外との接点がない方についても、ほぼ全例がデルタ株となっております。すなわちどういうことかというと、連休やお盆、夏休みに侵入したウイルスからすでに、侵入しただけでなく市中感染に転じていると捉えることができます。そして今後は、職場や教育・保育現場など通いの場とかが、お盆、夏休みが明けて段階的に再開していくことによって、地域内で感染拡大をするリスクがさらに高まっているというふうに、非常に危険な、非常にリスクが高いとういふうに捉えることができます。
(資料20・21ページ)8月については岩手県では最多、盛岡市についてもこのまま、最多の5月を上回る勢いで増えておりまして、この患者数というのはそのまま、こちらのように医療機能への負荷等につながっております。特に、やはり8月については非常に厳しい状況です。これは県全体ですけれども、市内の医療機関に限って言えば、8月はほぼ、重症病棟を除けば満床に近い状況で何とか維持をしていた、ギリギリのところで維持したという状況です。
(資料22ページ)5月の際にお見せしたものになりますが、今の状況としては25(人)も大きく超えているわけですし、状況としては「黒」ということになります。
(資料23ページ)県からも独自の緊急事態宣言が出ておりますけれども、黒においてやるべきことは実はシンプルです。外出自粛ということは、すなわち同居者以外と接触をしないということになります。どうしても外出する必要がある場合は、確実にマスクを着用することと、頻繁な手洗いをすること、絶対に確実に飲食をしないということ、それだけでなく、距離を置く、時間を短くする、1密でも回避するということです。そして、順番が回ってきたらワクチンの接種を積極的にご検討頂きたいと思います。
(資料24ページ)患者さんがだいぶ増えてきました。改めて振り返りたいと思いますが、かかりたくてかかる患者さんもいなければ、うつしたくてうつす患者さんもおりません。患者さんにとって新型コロナウイルス感染症にかかることは大きなストレスですし、自分のせいで誰かに感染させてしまったなど、自分を責めるような気持ちを持っている方は多いですし、行動を後悔される方も多いです。誹謗中傷や責任の追及というのは相談しにくい雰囲気や調査に協力しにくい雰囲気をつくりますし、感染症拡大に加担してしまいます。家族や周囲の方々、そして地域の方々の理解とサポートというのが不可欠になります。
最後に、市長のメッセージを補足するという形になりますけれども、全国と比べれば患者数の規模は小さいかもしれません。重症患者さんも、幸い現時点では少ないかもしれません。しかし、患者さんが増えればあっという間に病床がひっ迫、いっぱいになり、必然的に重傷者も増えるというのがこのコロナの恐ろしさです。それが今の全国の状況です。デルタ株は広がるスピードも速いです。この1年間、なんとか岩手県では、すべての患者さんを原則入院または入所ですね、これはやはり確実に安全を確保するということと、ウイルスを確実に囲い込みをするということをずっとやってきましたが、非常に厳しい状況にもなってきております。ここ1ヶ月、世間を見ながら、色々複雑な想いだったり、辛い想いだったりする方もいらっしゃるかもしれませんが、ウイルスがなくなるわけではありません。むしろ、このウイルス、敵はパワーアップして目の前に来ていると思っていただきたいと思います。これまでの市民・県民、また地域の皆様の協力に改めて深く感謝いたします。そこで今改めて、この災害、この戦いにおいてチームメンバーでない人は誰一人としていないとことを胸に刻んで頂きたいと思います。予防は最大・最強の武器でありますし、予防に勝るものはないです。自分を守るため、大切な人を守るため、そして地域を守るため、ぜひ、共に闘ってくださいますよう、保健所からもよろしくお願いいたします。

記者:

感染の直接的なきっかけですが、以前は会食という部分にかなり気を付けた方が良いというところに、力点を置かれていたと思います。今は、不明の部分がかなり多いとは思うんですが、メインとなっている感染契機が、まだ会食の部分と捉えてもいいのか、それとも、どういったところが主な起点と言えるでしょうか。

保健所長:

依然として会食が最も多いはその通りではありますが、会食をしていない場面でも増えているということです。マスクを外して、友達とつい会ったので会話をしたとか、マスクをしていてもちょっと時間が長くなってしまったとか、あまり大きく感染の場面は変わってはいないです。そして、やはり飲食の場面が多いですが、いろいろばらついてきているということです。飲食の場は、依然として対策は重要ですが、飲食の場のみ対策をしていればいいというわけではないということです。

記者:

PCR検査センターですが、おおむねいつごろからスタートの算段をつけているのか、一日当たりどれくらいの規模で、また一回当たりの費用負担など、現時点での準備状況を教えてください。

市長:

できるだけ早く設置したいということで、設置場所や広さについては、事業者にお知らせをしています。費用としては、1,900円を想定しているということですので、かなり安価な提示ではないかと思っています。できるだけ、心配な方々、どうしても移動しなければならない方、そういう方々が自由にPCR検査を受けていただけるような場所を用意させていただきたいと思っています。

記者:

今回、盛岡市がこのような形で感染拡大に伴う対策を打ち出しました。岩手県でも、本日新たな対策を打ち出す流れとなっています。盛岡市域を想定とした時短要請等を行いますけれども、そういった県の対策に市としてどのように関わっていくのか、例えば協力金の上乗せなども考えられるのか、また県の対策についての所感をお伺いします。

市長:

マスコミ報道で、今日夕方から会議があるということは聞いており、県の独自支援策の内容等を精査してまいりたいと思っています。県は県の取り組み、市としては、上乗せという話もありましたけれども、それらも含めてどういう形が一番効果的なのかということを、業界の皆さんからも聞き取りもさせていただいておりますので、経済対策をしっかりと取り組んでいきたいと思っております。県の方の内容を把握していませんので、それをしっかり見たうえで、どういう組み合わせでやるのが一番効果的なのかということを想定しながら、緊急事態が発せられた時点で市としてどういうことが考えられるか、指定された場合でどういう風になっていくのかということを含めて、各部に検討させておりますので、県の具体なものとすり合わせをしながら進めていきたいと思います。

記者:

県がまん延防止の適用要請をしましたけれども見送りになりました。これについての市としての受けとめをお伺いします。また、現在の盛岡市の感染状況について、私たち市民も本当に真剣に考えなければいけないと思いますが、この現状について市長の認識と、あらためて今後どういった風に市民に呼び掛けていきたいかを教えてください。

市長:

県がまん延防止等を国に要請しましたが、岩手県はまだそのレベルではないという政府の判断だったと思います。全国から見れば、岩手県は一番低いような状況であり、岩手県を認めるということは全国がそうなるということだと思います。いずれ、かなり増えてきていることは全国的に間違いないわけですから、先々を見通しながら検討して、先手を打ったような形で、国にそのような気持ちを伝えたのではないかなと。ただ、今の段階では早いという国の方の判断だと思います。それとは別に、県は緊急事態宣言を独自に出していますから、その中で経済対策も含めて独自策を打ち出してくるのではないかと思っております。その中で、市としても、すり合わせもしながら中身も精査しながら、できることをきっちりやっていきたいと思います。それからここにきて、やはり増えてきている傾向に盛岡市はあるわけです。その感染のルートがいろんな場面で、またデルタ株になってから相当のスピードで広がってきていると思いますので、特にこの夏休み・お盆に入ってきた時期に、一気に広がっているように思います。どうしても仕事の関係で県境をまたぐ、また夏休みで帰省される、いろんな機会に多くの人との交わりが多い時期に入ったんだろうと思いますけれども、これからもそれらがまだまだ市中に広がっているところがあるんだろうと思いますので、PCR検査等も含めて、できるだけ早くそこを押さえていくという形で取り組んでいきたいと思います。市民の皆さま方と一緒になって、この危機を乗り越えていきたいと思っていますので、市民の皆さまにもご協力よろしくお願いしたいと思います。

記者:

ワクチンの接種状況についてお伺いします。現段階で盛岡市としては、60歳から64歳の世代のワクチンの接種が進んでいますが、一方で59歳以下のワクチンの接種については、一応、来月中旬というふうにめどは立っておりますけれども、まだ具体的に話は進んでいない一方で、感染状況をみると若年層の感染者が増加して、重症化リスクが高まっている状況です。現時点で盛岡市としてのこの接種状況についての受けとめについてお願いいたします。

市長:

特に若い世代の方にも広がっておりますから、今度、59歳から12歳までの間の方々にできるだけ早くワクチンを接種していただきたいということで、当初、国の方から県経由ではありますけれども、ワクチンの配分量がかなり縮小されたような形だったんですが、ここにきてワクチンがまとまった量で供給されてくるというのも見え始めてきております。これらを国の方にも県のほうにも要請しているわけですが、できるだけ早く、多くの方々に接種していただけるようにしていきたいと思います。近日中にまたいろいろと詳細についてはご報告することもあると思いますが、市の方としても、集団接種する会場とか、開業医の先生方の御協力、それから職域の接種、県の取り組み、いろんなものを総合的に合わせながら進めていきたいと思っています。ただ盛岡にどうしても医療機関が集中して、開業医の数も多いということもあって、かかりつけ医の先生方のところにも全県又は県外からも接種を受けている方々が相当数おられます。県内全域から盛岡で接種している、その分どうしても市民の皆さんへ行き渡る分が、その他の方々の接種に回っているということで、県、また国の方にも状況をお知らせしております。追加的な調整枠の中で、盛岡の方に多めに配分をお願いしたいということです。数字を見れば、盛岡市民以外の方にどれくらいの量がいったかというのは全部分かるようになっていますので、そこはお知らせし、ご理解いただきながら、できるだけ早く市民の皆さま方に接種できるように頑張っていきたいと思います。

記者:

県内各地から盛岡市にワクチンを接種しに来ている方が大勢いるという話ですが、今後、盛岡市民には優先してワクチンの接種を進めていくという中で、現時点で何か具体的な対策を施す予定がありましたら教えてください。また、59歳以下のワクチンの接種の予定については、今のところ9月中旬で変わりないということでよろしいでしょうか。

保健福祉部長:

9月中旬の予定については、現在その方向で調整を継続しているところです。先ほど市長からも話がありました、ある程度まとまったワクチンがそのころには確保できる見通しが立ってきたということであり、その線で今進めております。今、60歳から64歳、そして基礎疾患のある方に少ない手持ちの中で進めてはおりますが、じきにそういう形で進められると思っております。今後は、59歳以下という中でも、例えばですが妊婦の方ですとか必要性の高い方については優先枠ということを目下検討しており、優先接種というのも進めたいという風に現時点で考えています。

記者:

「高齢者施設等の従事者約9600人への定期PCR検査」というのは、接種の済んだ医療従事者を含むのでしょうか。

保健福祉部長:

高齢者施設と障がい者施設、児童福祉施設等の従事者を対象にしますので、医師や看護師が若干含まれている場合がありますが、基本的には一般従事者の方々ということになります。医療従事者は、ほとんど入っていないということになっています。

記者:

PCR検査センターの設置についてですが、一日最大何人というのはありますでしょうか。

保健福祉部長:

対象事業者の方と交渉しているところであり、一日あたり何人というのは決まってはいませんが、少なくとも100、200にはなろうかと思います。

記者:

6月に大通りで実施したPCR検査というのは、陽性者の掘り起こしといった意味合いがあったと思います。といいますのは、若者をはじめとして、検査を避ける人たちに、どのように検査を受けてもらうかという意味合いが強かったように感じていました。インセンティブを図るようなやり方を考慮する必要があるのではないかと、県庁の会見で私も、お尋ねしたと思いますが、そうした工夫というのは、大通りの事例で十分だったとお感じですか。

保健所長:

先日のPCR検査センターについては、界隈で非常に患者さんが多かったわけですが、その中にどうしても、受けたくない方と受けてみたい方がいらっしゃると思います。特に接触歴など具体的にあるわけでないのに、受けたくない方に無理に受けていただく、というのはやはり厳しいですが、やはりアクセスをまず良くするということで、受けるハードルを下げるということが大きいのかなと思っています。盛岡市中心部において、非常にクラスターが多かったので、これを設置することによって、患者さんが多いということを思い出していただくということも、大きな役割としてあったものです。この、インセンティブというのは簡単ではないですけれども、やはり大事なことは、検査というのは早期発見、とにかく見つけにいくというのが目的として重要になりまして、基本的に一番重要なのは、やはり予防になります。無症状であったり、非常に極めて軽い症状であったり、かかる医療機関が分からないという人にとっては、やはりアクセスがいい、検査するスポットがあるというのは、重要なことだと思います。あとやはり、若い方々に、いかに感染防止に一緒になっていただくかということと、できる限りワクチンについては積極的に検討いただきたい、そのためにいろいろ今後も考えていきたいと思っております。

保健福祉部長:

あの時は、一日最大200件程度の受付が可能だったと思いますが、それを超えるような受付にはならず、一日100件以下、それを一週間やったような状態だったと思います。事前にその対象となった区域がありましたので、そこで飲食店をローラーのような形で、検査の内容やどういった形で受付結果をお知らせできるかというようなことを知らせるチラシを配布し、掘り起こしに努めました。良いお声を頂いたり、ネガティブな意見を頂いたりという中で配布いたしました。そういったところは、インセンティブ的には、周知を図ったということでありましたが、結果といたしますと、こちらの思ったほどの件数ではなく終了しております。

記者:

6月の会見で市長と知事が立たれたあと、お聞きした内容なんですが、PCR検査をやるなら、飲食店としては、もし自分が出てしまったら店に迷惑をかける、休まなければいけない、という事情があって、あの時は(検査を)受けないという声が大きかったものですから、私からお聞きしたのは、例えば他県の事例では、もし見つかったら休んでもらうけれども、支援金はこれくらい出すといったことが施策としてあり得るんじゃないかという趣旨の質問をしたわけです。同じ質問になりますが、PCR検査をやってそのまま掘り起こしになる要素はあろうかとは思いますが、インセンティブという意味では、効果的かどうか、市長はどのようにお考えかお聞かせください。

市長:

特にインセンティブという形での対応というのは、今検討しているものは何もありませんが、検査センターを設けることは、早期に発見をするということもありますけれども、心配でこれから人とお会いする方、親族、孫、いろいろな方と会うときに、自分の今の状況がどうなのかということが心配だと思うんですね。そして、そのことによって相手に迷惑をかけないだろうかとか、仕事上でもそうですけれども、そういうところの事前のチェックを自らする、という場所になるのではないかと思っていますので、積極的に活用していただければと思っております。

記者:

今回、若い世代への対策として、小・中学校は修学旅行や部活動の自粛ということですが、全国で見ると休校とか再開を延期するというような対策もあります。今回こういった活動を対策にした理由、もしくは今後こういった場合には更なる対策が必要だというような、何か目安・考え方を教えてください。

市長:

特に学校関係の中から感染者が出るということになると、クラスターになっていく可能性は非常に高いわけです。できるだけそういう機会を少なくするという意味で、やはり集団で移動していく、活動していく、そのことを今は抑え込んでいくしかないのかなと思っております。その中で、休校までのところは、教育委員会の方でもまだ考えてはいませんが、今後の感染者の広がり等によっては、いろいろなことを検討していく必要が出てくると思います。

記者:

経済対策についてですが、現時点で言える追加の独自支援策としては、どれくらの事業規模でしょうか。

市長:

国の方から、新たな地方への配分が出てくるという話もございますし、県がどういう分野で取り組んでいくのか、これら精査する中で出てくると思っています。今の時点で固まったものはありません。

記者:

県外や他市町村からも来て、盛岡でワクチン接種を受けているという話ですが、市民だと、市役所から来る手紙・案内を見て、その中に入っている用紙で市内の病院に行きます。県外や他市町村の用紙でも、市内接種はできるのでしょうか。

保健福祉部長:

接種券は必要ですが、住所地外登録という手続きが用意されています。盛岡市外の方でも単身赴任をしていたり、さまざま事情がある場合は、住所地外登録の手続きを取ることにより、住民登録地以外の場所での接種が可能になっています。

記者:

市としての経済対策の取り組みについては、県の発表する施策を待ってという理解で良いでしょうか。

市長:

待ってというよりも、市は独自に今、検討しています。県からどういうふうなものが出てくるか、擦り合わせをしていく必要があり、どの組み合わせが一番効果的なのかということを内部で検討しています。

記者:

高齢者施設等従事者の定期PCR検査は、毎週行うのか、毎日行うのか教えてください。

保健福祉部長:

具体のやり方としては、数が結構多いことから、プール検査法という形で、5つの検体を一つにまとめて検査をします。市内の区域をA・B・C・D・Eというような5つの地区に分け、1日目はA、2日目はBというようなローテーションを概ね1週間単位で組んで、それを繰り返していくという検査の形を想定しています。1週間ペースでやりたいと思っていますが、土曜日・日曜日それから祝日、それから検査機関の休業日等もあり、前回6・7月にしたときもそうでしたが、大体10日に1回程度の頻度という結果になっています。原則的には1週間に1回という考えでやりたいということでございます。

記者:

10日に1回とは、従事者一人あたりが受ける回数、頻度が10日に1回くらいと理解していいのでしょうか。

保健福祉部長:

そのとおりです。

記者:

特に若い世代にということですが、10代以降が増えているというところなんですけれども、20代から50代のところも結構な伸びになっており、特に全国的にも40・50代の感染も非常に増えています。念頭としている若い世代というのは、現役世代とかから学生までという受け止めで良いでしょうか。

市長:

最近の状況を見ますと、10代、10歳未満という方も出ています。家族の中で広がってしまったり、一家全員となると、年齢層に広がりがあるわけですけれども、中心になっていくのは、今のところは、10代・20代が増えてきていると思いますので、その年代の方に十分な注意をしていただきたいという思いであります。

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