4月1日 広報もりおか特集(盛岡と喫茶店)

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広報ID1047242  更新日 令和6年4月1日 印刷 

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広報もりおか4月1日号の特集は「盛岡の喫茶店」です。

盛岡には、何十年と愛され続ける老舗の喫茶店や若い世代が新たに手掛けるお店などがいくつもあります。
これからの暖かくなる季節に、市内の喫茶店を巡り、お気に入りのお店を見つけてみませんか?

ここでは、紙面構成の都合により掲載できなかったインタビューや写真を紹介します。広報もりおかと併せてご覧ください。

一茶寮

一茶寮の内観写真

上ノ橋町に200年以上たつ土蔵があります。1階がギャラリー「彩園子(さいえんす)」、2階は喫茶店「一茶寮(いっさりょう)」。天井の高い蔵内は静かで落ち着いた雰囲気で、懐かしい気持ちになります。

一茶寮店主の村井康文さん
店主の村井康文(やすふみ)さん

一茶寮は、東京の画材屋で働いていた康文さんのお父様が盛岡に戻り、蔵を約2年かけて改築してつくられました。

当時は蔵の裏にパン工場があり、ギャラリーを訪れる人にパンを出していたのが始まりとのこと。そのパンをおいしく食べるために、コーヒーやスープも一緒に出すようになったといいます。

村井さんは「のんびりとおしゃべりできる場所がいい。お客さんと話をしたり、修学旅行生や観光客に盛岡のことを紹介したりする」と話します。一茶寮には、美術・演劇関係者なども多く訪れ、打ち合わせで使用したり、原稿を書いたりと過ごし方もさまざま。「ここで作品を書いて、賞を取ったらうれしい」と笑顔を見せました。

一茶寮の写真

一茶寮の写真

一茶寮の写真

一茶寮の写真

一茶寮の写真
店内にはお客さんが書いてくれた絵なども
飾っています
一茶寮の写真
コーヒーのミルクなどを乗せる板には文字が
刻まれ、一つとして同じものはありません

店舗情報

一茶寮(いっさりょう)

〒020-0887盛岡市上ノ橋町1-48
電話番号:019-654-4965
営業時間:10時~19時
店休日:日曜

Park

parkの内観写真

Parkは昭和44年にオープン。長年、桜山で人や時代の流れを見守ってきました。

盛岡城跡公園の近くにあり、「公園のように気軽に来れる場所でありたい」という思いが込められた「Park」には、9時半の開店から若い世代の方や家族連れ、カウンターに座る常連さんなどがゆっくりと自分の時間を過ごしていました。

parkの店主の鈴木洋子さん
店主の鈴木洋子(ようこ)さん

Parkは鈴木さんご夫婦で始めた喫茶店。洋子さんは「一緒に頑張ってきて、1番苦労した主人の思いを受け継いで、できる限り頑張りたい」と厨房に立ち続けます。

「私にとってここは最高の場所。今まで色々な方が来てくれましたが、毎日多くの人と会えるのが本当にありがたい」と洋子さん。今までもこれからも、お店を守る洋子さんの強さと温かさを感じました。

parkの外観

parkのマッチ

店舗情報

Park(パァク)

〒020-0023盛岡市内丸4-6
電話番号:019-651-4584
営業時間:9時半~16時
店休日:日曜、第1・3木曜、不定休

光原社 可否館

可否館の外観写真

宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」を出版した光原社。国内外の民芸品や東北の手仕事品、岩手の物産品などを扱うお店が並ぶ中に喫茶店「可否館」があります。

今年で52年目を迎える可否館は、ニューヨーク・タイムズ紙で「2023年に行くべき場所」に盛岡が掲載されて以降、県外や外国の方、ガイドブックを持った観光客が増えたとのこと。

可否館は、光原社で買い物を楽しみながらひと休みできる場所となっています。

光原社の内観写真

可否館の店内では、陽の光がステンドグラスを透過し漆塗りのテーブルに色を映す様子や、レンガの壁、年季の入った椅子などのアンティークな調度品が「非日常」の空間を作り出しています。

光原社では全国の手仕事による器を取り扱っており、可否館でもそれらを使用しています。「実際に可否館でコーヒーなどを味わいながら器を触ったり飲み口を感じたり、『家でこんな料理を並べてみようかな』と想像して、お店で選んでもらえたら」とスタッフ。ここを訪れる多くのお客さんに、「盛岡に来て良かった」と思ってもらえるような場所にしたい、と話します。

店舗情報

光原社 可否館(こーひーかん)

〒020-0063盛岡市材木町2-18
電話番号:019-622-2894(光原社本館)
営業時間:10時~17時(ラストオーダー16時半)
店休日:毎月15日(土・日曜、祝日の場合は翌日)
※支払いは現金・PayPay(ペイペイ)のみ

羅針盤

羅針盤の外観

羅針盤は、老舗喫茶店「六分儀」跡に平成30年にオープン。

場所を引き継いだのはオーナーの蕪木(かぶき)さん。学生時代に一人で考え事をする、心を整理する、落ち着かせるときに六分儀に通っており、蕪木さんにとって大切な場所でした。六分儀が閉店してしばらくして、「大切な場所を残したい」と羅針盤をつくりました。

羅針盤の内観写真

羅針盤の内観写真

店内の様子

店内に並ぶ本

丁寧にコーヒーを入れる

手書きのメニュー

お客さんの羅針盤での過ごし方はさまざま。一人でじっくり本を読んだり、友達とお話をしたり。六分儀のときから通っていて30年ぶりに来た、という方もいるといいます。「その時々でそれぞれの人に寄り添える場所でありたい」と店長の菅間唯(すがまゆい)さん。

スタッフの石沢えり歌(いしざわえりか)さんは、学生時代に六分儀に来ていたことがあり、「またここに来たい」という思いで羅針盤のスタッフになったとのこと。「六分儀は生活の一部で、とても好きな場所だった」と石沢さん。この場所が好きな思いが、お二人のお話からもお店の雰囲気からも感じられました。

店舗情報

羅針盤(らしんばん)

〒020-0871盛岡市中ノ橋通一丁目4-15
電話番号:019-681-8561
営業時間:[平日]10時~17時 [土・日曜、祝日]9時~17時(ラストオーダー16時半)
店休日:月曜(祝日の場合は翌日)

カプチーノ詩季

カプチーノ詩季外観

店頭の大きなエスプレッソポットが目印のカプチーノ詩季は、東北新幹線が開業した昭和57年にオープン。岩手・盛岡の玄関口で長年、人や街、季節の移り変わりを見続けてきました。

エスプレッソマシーン

お店の入り口に飾られているのが、昭和57(1982)年~平成10(1998)年までカプチーノ詩季で使用していた手動式エスプレッソマシーン。

現在も神々しい輝きと存在感を放っています。


カプチーノ詩季店内

カプチーノ詩季店内

カプチーノ詩季店内

マスターの遠藤さん

カプチーノ詩季のお客さんには、開店当初から通っている人や盛岡に来るたびに来店する県外の人なども多く、マスターの遠藤洋(ひろし)さんは「肩肘張らずに接して誰でも気軽に入れる場所にしたい」と話します。

「それぞれの人の『句読点』となる場所でありたい。仕事や家事、旅行などいろいろな状況がある中で、ひと休みをしたりほっと一息ついたりしたいときに来て自分の時間を楽しんでほしい。そこにうちのコーヒーがプラスされればいいな」と遠藤さん。

長年かけて築きあげられた快適な空間と穏やかなマスターの雰囲気が、来る人に安心感を与えているのだと感じました。

店舗情報

カプチーノ詩季(しき)

〒020-0034盛岡市盛岡駅前通10-6
電話番号:019-625-3608
営業時間:9時~20時(日曜・祝日は19時まで)
店休日:月曜

喫茶GEN・KI

喫茶GENKIからの景色

岩山展望台下にあり、店内からも盛岡市内を一望できる「喫茶GEN・KI」。

店主のおすすめは日の出の時間の風景。夜から朝になるにつれて空の色が変わっていく様子を眺めながら、コーヒーを飲んでゆっくりと過ごすことができます。

店主の久保田剛さん
店主の久保田剛(たかし)さん

店主の久保田さんは埼玉県出身でラーメン修行を目的に盛岡に移住し、市内の飲食店で働いていました。

岩山に魅了された久保田さんは、周囲の心配する声も受け入れながら自分でできる準備を進め、喫茶GEN・KIをオープンさせました。

「いつか花開く」と信じる久保田さんの努力と熱い思いが周囲の人にも伝わり、多くの人が応援したくなるのだと思いました。

喫茶GENKIの看板

お客さんに元気になってほしい、との思いで店名を「GEN・KI」としたとのこと。この場所だからこその景色とこだわりのコーヒー、久保田さんの笑顔あふれる接客でお客さんに癒しを与える場所を目指しています。

店舗情報

喫茶GEN・KI(ゲンキ)

〒020-0803盛岡市新庄字岩山15-52
電話番号:090-6459-3018
営業時間:日の出1時間前~8時・11時~16時※夜は予約制
店休日:月曜・木曜

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市長公室 広聴広報課
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