盛岡広域都市計画道路の変更案に係る縦覧結果について(お知らせ)

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広報ID1047004  更新日 令和6年2月2日 印刷 

盛岡広域都市計画道路の変更案に係る縦覧結果についてお知らせします。

 盛岡市では、「盛岡広域都市計画道路の変更案」を令和5年12月12日から同年12月26日まで縦覧しておりましたが、縦覧期間中に3名の方から意見書をいただきました。

 つきましては、「盛岡広域都市計画道路の変更案」に対する意見書の要旨と盛岡市の考え方について取りまとめましたので次のとおり公表いたします。

 なお、御提出いただいた御意見につきましては、取りまとめの都合上、内容を整理し、適宜集約しておりますので御了承ください。

【3・3・8号 盛岡駅南大通線(盛岡市決定)】
 

意見書の要旨

盛岡市の考え方

1

 中津川から南大通りまでの道路拡張案廃止に対し道路拡張工事延長の意義が不明確。岩手女子高校から下ノ橋までの道路拡張工事延長における効果が不明確。岩手女子高校から下ノ橋までの道路拡張工事完了後の効果が不明瞭。

 

 中津川から南大通りの道路拡張事業が廃案となる予定であり、岩手女子高校から下ノ橋までの道路拡張事業が現況の状況から本当に必要なのか再検討をお願いします。

 

 都市計画道路の見直しを要望します。

 

 説明会に3回参加させていただきました。中津川から南大通りの計画は政策上中止となった。さらに下ノ橋から南への道路の拡張も、将来あるにせよ今のところ具体的な計画はないとのことでした。

 このような状態で、岩手女子高等学校と岩手日産から公園下通りまでの新道路建設は、中津川から南はなくなったが、単なる計画があったから実行するとしか思えません。用地買収を含めた費用、および、居住者・生活者への影響からも必要性を全く感じません。

 

 盛岡広域都市計画道路の変更案の、「3・3・8、盛岡駅内丸線盛岡駅南大通線」中津川から南を中止した場合、盛岡駅内丸線も、必要ない。

 本路線における今回の都市計画道路の変更は、令和3年策定の「もりおか交通戦略(第二期)」における新たな将来道路網計画に基づいており、将来の交通量の他に、事業費やまちなみへの影響等について検討し、一部区間(下の橋袂から南大通までの区間)を廃止する方針といたしました。

 新たな将来道路網計画の中で、岩手女子高等学校付近から下の橋袂までの区間は、都心環状道路の一部として、大通・菜園地区の歩行者・自転車優先エリアへの通過交通を抑制し、中心市街地における各拠点間の結びつき及び周辺からのアクセス性を確保する機能を担い、盛岡市の交通の施策において重要な路線、区間であり、これらの機能や交通需要予測結果から、4車線道路である現在の都市計画決定を基本としております。

2

 交通量の調査について住民側から要望した結果が示されたが、疑問点として

(1)対象範囲についてバイク、自転車、歩行者も含まれると行政側と住民側の台数の考え方に相違が生じないか。

(2)岩手女子高校交差点から下ノ橋までの通りは今回の道路拡張延長工事を予定している場所と認識しているが、24時間で6,744台、7時~19時の交通量は昼夜率から換算すると約5,396台となる。1時間に換算すると約450台、1分間に約8台となり片側4台という計算になる。1分間に片側4台という数字は道路拡張の目安として妥当なのか。

(3)交通量10,000台の発言について説明会の際に行政側から「現状の交通量は約10,000台である」という発言があった。今回の調査結果から10,000台は既に完了した区間の事であり、今回予定している区間は当てはまらないと思われる。

 

 先に市の方で令和5年7月11日に調査された大沢川原2工区の交通量調査によれば、岩手女子高校前以西の既整備区間の交通量は10,440台/日、岩手女子高校前から下の橋までの区間は6,744台/日と大幅な減少となっております。

 この調査結果から見ても同区間の都市計画道路の必要性については同意しかねます。

 令和5年7月に本路線周辺の既存道路で実施しました現況交通量調査結果につきまして、お示ししている現況交通量の台数に含んでいるのは自動車のみであり、バイク、自転車、歩行者は含んでおりません。

 また、都市計画道路につきましては、将来の道路ネットワークが全て整備された状態での交通需要予測結果に基づいて検討することとなっており、当該区間の道路機能や交通需要予測結果から4車線整備が必要と判断しております。
3

 盛岡市都市計画道路整備プログラムの優先順が不明確。なぜ盛岡駅南大通線が道路工事の最優先路線に指定されているかわからない。また、岩手女子高校から下ノ橋の区間にて慢性的に渋滞が起こってはいないことから、何を基準に優先順位を格付けしているのかわからない。

 盛岡市では、限られた予算を有効活用し効果的に道路網の形成を図るため、「盛岡市都市計画道路整備プログラム」を策定しており、「もりおか交通戦略(第二期)」の施策展開や事業中路線、市の主要事業関連などに必要な区間を優先して整備を行うこととしております。

 整備優先度を決める上で本路線は、「もりおか交通戦略(第二期)の施策展開に必要な路線の整備を促進する」に該当しており、当該区間の整備により、大通・菜園地区の歩行者・自転車優先エリアを囲む道路の形成を図っていくものとして、優先度が高い路線となっております。また、本路線は盛岡駅の方面から継続して整備を進めており、その連続性や道路ネットワーク形成の面からも優先度が高いものとなります。

4

 下ノ橋以降の下ノ橋町及び清水町界隈は依然として一方通行である為、工事完了後に交通が活性化される見込みが低いと思われ、利便性の向上により交通量が増加する可能性が低い。下ノ橋近辺の交通を活性化させる事が目的であれば、下ノ橋から清水町界隈の一方通行路線から道路拡張工事を開始するよう計画を見直すことが優先と思われる。

 

 盛岡駅から下ノ橋以降の交通の利便性を向上させる為、下ノ橋町及び清水町界隈の一通通行路線の事業優先の検討をお願いします。

 

 現在下ノ橋の架け替え工事は具体的となっておらず、その際には下ノ橋町側の工事を含め、まだまだ工事条件(河川問題を含め)は、詳細にわたり検討しなければならない。

 都市計画道路であります下ノ橋南大通線につきましては、今後、盛岡駅南大通線(岩手女子高等学校付近から下の橋袂までの区間)の進捗状況等を考慮しながら、可能な限り早期に道路ネットワークが形成されるように整備時期等を検討してまいります。

5

 岩手女子高校前の道路幅員が狭い為、自動車と歩行者または自転車との距離が近く接触する恐れがあるほど非常に危険な状態である。

 

 現状では、慢性的な渋滞もなく、問題は岩手女子高校前の道路幅員が狭い事による自動車と歩行者または自転車の接触事故と思います。

 

 岩手女子高等学校と岩手日産に挟まれた道路は、極端に狭い。歩道スペースもなく、冬季降雪時、さらにその後凍結した場合、歩行者が滑って車道に滑り込む可能性を秘めています。そこへ車が通った場合、悲惨な事故が発生する可能性があります。ここの改善工事は早急必須な事項と感じます。そもそも危険地帯の道路改善事業は必須であり、都市計画実行時に一緒にと、悠長な事項ではありません。事故が起きてからでは取り返しがききません。早急な実行を切望します。

 

 岩女と日産さんに挟まれた道路は、悲惨な大事故発生可能性があり、早期、改善検討・工事決行が必要である。

 今後実施を予定している詳細設計や用地交渉等の進捗状況等を踏まえながら、効率的に整備を行ってまいります。

 なお、ご意見につきましては、整備順を検討する際の参考とさせていただきます。
6

 計画道路としては、既に広い道路が確保されている岩手女子高等学校と岩手日産・日産ギャラリーの土地を含め既存道路の拡幅だけでも充分と思われます。

 

 12月21日の説明会で、初めて説明があった、下ノ橋の架け替え工事に付帯する緒所の条件で現道路では不都合とのことでした。後の説明で、もし現道路を使用続けた場合に問題点として説明したとのことでしたが、今回の新道路の建設の理由とはならないと思います。

 本路線は他路線との交差角等を含め、道路構造の技術的な基準に適合している形状で既に都市計画決定されているものです。

 今回の都市計画道路の変更につきましては、一部区間(下の橋袂から南大通までの区間)を廃止することが主な変更点であり、岩手女子高等学校付近から下の橋袂までの区間につきましては、これに伴い幅員縮小等を行うもので、既に都市計画決定されている計画を大きく変更するものではございません。

 なお、既存道路の拡幅による対応につきましては、既存道路と盛岡市道「内丸大沢川原一丁目線」との交差角が、道路構造の技術的な基準に適合していないなどの問題があり、対応は難しいと判断しております。

7  今後10年以上先にはなりますが建物の建て替えの可能性があり、その際に現状の土地の一部を計画道路に拠出した場合、現規模での建て替えは容積率の関係で不可能となる今回の都市計画道路案では到底納得出来るものではありません。

 建物等の補償に関することにつきましては、整備事業を進める中で個別に相談することとしております。

 なお、本路線における今回の都市計画道路の変更につきましては、一部区間(下の橋袂から南大通までの区間)を廃止することが主な変更点であり、岩手女子高等学校付近から下の橋袂までの区間につきましては、これに伴い幅員縮小等を行うもので、既に都市計画決定されている計画を大きく変更するものではございません。

8  下ノ橋付近の信号待ちについて、帰宅時間17時~19時頃、岩手女子高校から下ノ橋に向けて渋滞する時がある。原因は下ノ橋交差点の信号のタイミングにある。岩手女子高校から下ノ橋に向けて青信号により右折しても、次の信号が赤になっており進む事が出来ない。上記原因により青信号でも下ノ橋で渋滞となり進む事が出来ず停滞することから、黄色信号を活用し自動車の左折を促進させる対策が必要と思われる。

 都市計画道路の変更や道路整備に関することではございませんので、道路管理者や警察にご要望をお伝えしてまいります。

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