公共施設保有最適化・長寿命化にかかる計画策定への取組

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広報ID1020583  更新日 令和5年3月27日 印刷 

公共施設保有の最適化と長寿命化のための基本方針

市は、厳しい財政状況の中、少子高齢・人口減少時代の本格的な到来に備え、平成21年度に「盛岡市自治体経営の指針及び実施計画」を策定し、施設の維持管理のさらなる効率化や老朽化した施設の更新費用の低減・平準化を進めるために「公共施設アセットマネジメントの推進」を掲げ、施設の配置のあり方検討および維持管理手法の具体化を行うこととしました。
本基本方針は、この自治体経営の指針および実施計画に基づき、公共施設アセットマネジメントに関する具体的な取組方針を取りまとめるものです。
(注)公共施設アセットマネジメントとは、施設、設備を資産として捉え、その損傷・劣化などを将来にわたり予測することや管理運営における費用対効果を詳細に把握しデータ化することなどにより、効果的かつ効率的な維持管理を行うための方法のことをいいます。

公共施設の利用運営状況 -施設カルテ-

基本方針の考え方に沿って、利用しやすく身の丈にあった公共施設の配置や施設水準を実現していくためには、まず、現在の公共施設の状況について、市民の皆さんと、共通の認識を構築していく必要があります。このようなことから、市では市民の皆さんと公共施設の情報の共有化を図るための道具として、本書を作成しました。
本書は、施設ごとのカルテの集合体として構成されています。それぞれのカルテには、平成21年度から平成23年度までの利用者数などの利用情報、建物の築年数や構造などの建物情報、施設の管理運営費などの収入・支出の情報など、個別施設の基本情報を提示しました。
今後は、この施設カルテを基本とし、さらに詳細な情報を確認し、個々の施設を分析評価することにより公共施設保有の最適化と長寿命化の計画を策定することとしております。

市民討議会「考えよう!みんなのタテモノの未来」

写真25
市民討議会の参加者

公共施設保有の最適化と長寿命化の計画策定に当たり、市民の皆さんからさまざまな意見をいただくため、新たな市民参画手法として、市民討議会「考えよう!みんなのタテモノの未来~共に考え・語ろう!公共施設のこれから~」を一般社団法人盛岡青年会議所との協働により開催しました。

住民基本台帳から無作為抽出した18歳以上の市民3000人に参加案内し、応募のあった134人から抽選により44人を選出し、平成25年10月12日(土曜日)、同月27日(日曜日)の9時30分から16時頃まで次のテーマについて討議しました。

「公共施設の老朽化問題に、今後どのように取り組んでいくべきか」
「地域で利用している施設を、どのように見直していくべきか」
「全市的に利用している施設を、どのように見直していくべきか」

市民討議会開催後、盛岡市まちづくり市民討議会実行委員会において、討議内容などをまとめた報告書の作成が進められ、平成25年12月17日(火曜日)、市民提言書・実施報告書が盛岡市長に提出されました。

盛岡市公共施設等マネジメント推進会議

公共施設保有の最適化と長寿命化のための基本方針に基づき、市の資産である公共施設等の効率的かつ効果的な管理及び活用の推進に関する事項について、意見等を求めることを目的として、有識者等7人により盛岡市公共施設等マネジメント推進会議を設置しました。

公共施設等総合管理計画

平成25年6月に策定した「公共施設保有の最適化と長寿命化のための基本方針」に基づくとともに、平成26年4月に国が行った「公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画」の策定要請に応じ、公共施設等総合管理計画を策定しました。
本計画は、インフラも含めた市が保有する全ての公共施設等を対象とし、向こう10年間の施設保有の最適化や計画的な維持保全について、基本的な方向性と取り組みを定める行動計画です。
本計画を実施するため、今後各公共施設ごとに個別施設計画を策定し、持続可能な市民サービスの提供と安全安心なまちづくりを進めていきます。

※令和4年3月に公共施設等総合管理計画を改訂しました。改訂版は次のリンクからご覧いただけます。

公共施設保有最適化・長寿命化長期計画

文化財・保存建造物・プラント施設などを除く建築物系施設について、向こう20年間に施設保有の最適化や長寿命化が必要となる施設を可視化するとともに、施設用途ごとの具体的な取組の方向性を定める基本計画として、「盛岡市公共施設保有最適化・長寿命化長期計画」を策定しました。
今後、本計画を円滑に推進するため、具体的な個別施設計画である概ね向こう10年間の中期計画と向こう3年間の実施計画を策定していきます。

これからの公共施設の在り方を考える市民フォーラム「考えよう!未来の盛岡」

公共施設の老朽化問題に関する全国の取組事例や盛岡市の取組に関する講演の後、パネル討論会により盛岡市の今後の公共施設の在り方を考えました。210人の方にご参加いただきました。

これからの公共施設の在り方を考える市民意見交換会

市内30地区ごとに、公共施設保有最適化・長寿命化長期計画の説明と、同中期・実施計画に反映させる地元意見を把握するため、市民意見交換会を開催しました。延385人の方にご参加いただき、地区ごとに公共施設の在り方について意見をいただきました。
参加者アンケートの結果、76.1%の方が「長期計画の主旨について理解できた」「だいたい理解できた」と回答しました。また、93.6%の方が「長期計画の取り組みは必要」「どちらかというと必要」と回答しました。

中期計画案に係る市民説明会等

公共施設保有最適化・長寿命化中期計画(案)について、市民の皆さんと情報を共有しながら計画策定に向けて進めていくため、市内10カ所で地区別の市民説明会を開催しました。
また、地域や団体などからの要望に応じて個別説明会を開催するとともに、市民説明会に参加が少なかった若者の意見を把握することを目的とし、個別意見交換を実施しました。

公共施設保有最適化・長寿命化中期計画

公共施設保有最適化・長寿命化長期計画を円滑に推進するため、向こう10年間の具体的な個別施設計画となる「公共施設保有最適化・長寿命化中期計画」を市民等の皆様の御意見等も踏まえ策定しました。
なお、市民説明会やパブリックコメント等を実施した結果、当初の計画(案)から次の点が変更となりました。

  1. 「サンライフ盛岡(集会機能部分の減築)の体育館部分と地区活動センターとの複合化」について、集会機能部分の減築を取り止める。
  2. 「好摩地区公民館・就業改善センターの、増築も含め大規模改修する児童館への機能移転、現建物の解体」について、現状の好摩地区公民館・就業改善センター・巻堀出張所は大規模改修し、継続使用することとし、好摩児童館は好摩小学校に機能移転後に売却する。
  3. 仁王地区の地域拠点施設を、仁王地区活動センターから仁王児童センター・仁王老人福祉センターに変更する。
  • 改訂
    令和3年7月に中期計画を改訂しました。改訂版は次のリンクからご覧いただけます。

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