盛岡市指定文化財 鍛冶町紙町丁印

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広報ID1009365  更新日 平成28年8月21日 印刷 

鍛冶町紙町丁印の写真

指定・区分

盛岡市指定 有形民俗文化財

名称・員数

鍛冶町紙町丁印(かじちょうかみちょうちょうじるし)

所在地

紺屋町

所有者・管理者

紺屋町町内会

指定年月日

2010年(平成22年)3月29日

概要

盛岡八幡宮例大祭は盛岡藩主が祭主となって行われる領内第一の祭礼で、丁印は例大祭にあわせ神輿渡御行列に御供として奉納をはじめたといわれています。屋台形の担ぐ形式で曳き歩く山車とは異なり、山車は飾りを毎年作り変えるのに対し、丁印は字のごとく町(丁)の印として、例年同じ屋台が飾られていました。この例大祭に丁印が随行する形は明治期まで続きましたが、明治17年(1884年)の大火により大半の町が丁印を失ったと伝えられています。

市内に現存する丁印のうち形態を留めているものは、昭和47年(1973年)に市指定文化財となった「川原町鉈屋町丁印」と、この「鍛冶町紙町丁印(現紺屋町)」の2台だけです。

構造は、総漆塗りの唐破風造りの屋台の中に古風優美な人形を飾り、周りには漆塗りの跳高欄をめぐらし、さらに金襴や錦など豪華な幕を張りめぐらし、正面には町名を記した額を掲げています。跳高欄部材には「嘉永二年(1849年)酉八月吉辰 丁印新規造之 塗師紺屋丁宇兵衛」の銘、張良の人形にも「文化六年(1809年)巳歳五月」と記されています。

平成19年(2007年)に復元されましたが、その際に新調したものは、迴縁下の台の部分、人形(黄石像)一体と馬、二体の人形の衣装であり、丁印本体についてはほぼ完全な形で部材が残っています。

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