盛岡城跡公園を紹介します!

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広報ID1047436  更新日 令和6年4月12日 印刷 

「石」でめぐる盛岡城跡公園

2023年にデジタルマップで閲覧数が特に多かったスポットを紹介します。新しい発見があるかもしれませんのでぜひご覧ください。今回紹介するのは盛岡城跡公園です!

憩いの場として多くの市民に親しまれている盛岡城跡公園。国指定史跡であり、「日本の名城100選」に選ばれています。春は桜の名所として、夏は街なかのオアシスとして、秋は見事な紅葉に彩られ、冬は一面雪景色になるなど、四季折々の表情を見せる観光客にも人気の場所です。

観光スポットして有名な盛岡城跡公園ですが、今回は盛岡城跡公園で見ることができる「石(岩)」に着目して、紹介したいと思います。

盛岡城跡公園の石垣(淡路丸南)
盛岡城跡公園の石垣(淡路丸南)

盛岡城跡公園を訪れると、まず目に留まるのは大きくて立派な石垣です。盛岡城跡公園の石垣は、主に城内とその周辺から切り出された花崗岩(かこうがん)によって築かれています。一見すると同じように見える石垣ですが、実はそれぞれ異なる時期に築かれた石垣なのです。

本丸にある、自然石をそのまま積み上げた「野面積(のづらづみ)」の石垣は、城内で最も古い石垣で、不ぞろいな石を見事に積み上げた様子を見ることができます。

大小さまざまな割石をまるでパズルのように積み上げた「乱積(らんづみ)」の石垣は、江戸時代初期に構築されました。また、方形に整えた石をレンガのように横目地をそろえて積み上げた「布積(ぬのづみ)」は、江戸時代中期の石垣で、精密に積み上げられた様子を見ることができます。

布積の石垣
布積(ぬのづみ)の石垣

このほか、花崗岩の産出地ならではの、分割した石材を左右組または上下組に積み上げている「ふたご石」や、孕んだ(はらんだ)石垣を押さえるための「はばき石垣」など、多種多様な石垣を見ることができます。

はばき石垣
孕んだ(はらんだ)石垣を押さえるはばき石垣

盛岡城跡公園には石垣だけでなく、珍しい岩や石が存在します。

櫻山神社にある「烏帽子岩」は、神職などが被る烏帽子に似ていることからその名が付きました。高さ約6m、周囲20m以上の巨大な岩です。盛岡城築城時、この地を掘り下げたときに出てきた岩で、この場所が場内の祖神(おやがみ)さまの神域にあったため、宝大石とされ、人々に大切にされてきました。吉兆のシンボルとして広く信仰され、災害や疫病があった時などは、この岩の前で、平安祈願の神事が行われ、盛岡の「お守り岩」として、今日まで崇拝されています。

烏帽子岩
烏帽子岩

天守などの建造物は今は存在しませんが、盛岡のシンボルである盛岡城跡公園。城内のさまざまな「石(岩)」に着目しながら散策してみるのはいかがでしょうか。

今回紹介した盛岡城跡公園も載っている盛岡ノスタルジックトリップまち歩きマップには、盛岡を代表する観光スポットのほか、懐かしくて新しいノスタルジックタウンである盛岡の魅力を体感することができる4つのモデルコースを掲載しています。

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