盛岡市市街化調整区域の地区計画の運用方針

策定の背景と目的

市街化調整区域は市街化を抑制することにより、無秩序な都市化をコントロールするとともに、豊かな自然環境の保全や農林業の振興にも寄与してきましたが、近年は人口減少の進行や農林業の担い手不足等により、農地の荒廃や既存集落の活力低下のほか、産業用地の不足などが顕在化し、盛岡広域都市計画区域マスタープランや盛岡市都市計画マスタープランに沿った土地利用を図る上で課題となっています。

このことから、令和3年7月に盛岡市都市計画マスタープランの全体構想を変更し、市街化調整区域の土地利用の方針を新たに定め、市街化の抑制を基軸としながらも、農林業や工業の振興に対応した土地利用を図っていくこととしています。

そのため、市街化調整区域の土地利用の具体的手法のひとつとなる地区計画を適正に運用するため、地区計画の策定に必要な基本的な事項を定めることを目的として、「盛岡市市街化調整区域の地区計画の運用方針」を令和4年1月26日に策定しました。

なお、市街化調整区域で地区計画を策定した区域において開発行為を行おうとするときは、開発許可が必要になります。