エボラ出血熱について

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広報ID1006621  更新日 令和5年8月21日 印刷 

エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症で、日本では一類感染症に分類されています。
特にアフリカではエボラ出血熱の集団発生が報告されており、直近では、2022年9月にウガンダ共和国において集団発生の報告がありました。日本では、現在まで発生はありません。

感染経路

症状が出ている患者の体液(血液、分泌液、唾液、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染されたもの(注射針など)に触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。

流行地では、エボラウイルスに感染した野生動物(オオコウモリ、サル、ウシ科の動物等)やその死体、およびその生肉(プッシュミート)に触れることで感染します。

症状

エボラウイルスに感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状が現れ、それに続いて、嘔吐、下痢、発疹が出現します。さらに症状が増悪すると吐血、下血等出血傾向や意識障害が出現します。

治療法として、現時点では明確な効果が証明されたワクチンや薬剤がないため、対症療法が中心となります。 

渡航前の注意点

渡航前の注意点

  • 流行地域への、不要不急の渡航は避けましょう。
  • やむを得ず渡航する場合は、渡航前に現地の流行状況等、最新情報を確認しましょう。

発生国滞在中の注意点

  • 野生動物及びその死体には直接触れないようにし、それらの肉を生で食べないようにしましょう。
  • 感染したコウモリとの接触を防ぐため、流行地域の洞窟には入らないようにしましょう。
  • 患者(感染者)の体液及び患者(感染者)が触れた可能性のあるものには直接触れないようにしましょう。

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このページに関するお問い合わせ

保健所 指導予防課 感染症対策担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8244 ファクス番号:019-654-5665
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