盛岡市指定文化財 報恩寺の五百羅漢・羅漢堂

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広報ID1009360  更新日 平成28年8月21日 印刷 

羅漢堂の写真

五百羅漢像の写真


指定・区分

盛岡市指定 有形文化財(彫刻、建造物)

名称・員数

報恩寺(ほうおんじ)の五百羅漢(ごひゃくらかん) 499体
付(つけたり) 棟札(むなふだ)4枚
報恩寺の羅漢堂(らかんどう) 1棟

所在地

名須川町

所有者・管理者名

報恩寺

指定年月日

五百羅漢:1966年(昭和41年)10月18日
羅漢堂:1970年(昭和45年)2月25日

概要

 本仏は、報恩寺第17世曇樹和尚が大願主として施入したもので、最初500像納められましたが、現在は499像が現存しています。仏像は胎内銘によって、1731年(享保16年)から1734年(享保19年)の4年間に京都の大仏師法橋宗而重賢、駒野定英珍盈を主班とした、9人の仏師によってすべて京都で作成されたことがわかります。

仏像の台座はすべて箱形で、輸送に用いた箱を利用していることが、その裏側の文字により推定されます。

羅漢堂は、1735年(享保20年)8月の棟札があり、羅漢像の完成によって造営されたと考えられます。本堂はその後、「上棟相済云々」の銘板によると、1850年(嘉永3年)8月から1851年(嘉永4年)7月にかけて、地元の大工棟梁戸沢甚助以下20余名により改建されています。

御影石の土台上に総壁の方形造りの土蔵仕立てで、屋根は瓦葺とし、梁・柱・桁木等巨材を惜しみなく使用しています。礼壇上の天丼に狩野林泉筆といわれる見事な竜図が描かれています。

今は屋根が瓦、土間は敷き瓦ですが、もとは檜皮葺で三和たたきとし、土面を堂内巡りできるようにしてあったといわれています。

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