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広報ID1040615  更新日 令和5年3月9日 印刷 

~ポリファーマシーについて~

ポリファーマシーとは?

 ポリファーマシーとは、複数を意味する「ポリ」、調剤を意味する「ファーマシー」を合わせた言葉です。多くの薬を服用しているために、薬が効きすぎてしまったり、効かなかったり、副作用を起こすなど、体に害をなす状態のことをいいます。

 ポリファーマシーは、複数の医療機関や診療科の受診等により処方される薬全体の把握が難しくなり、服用する薬が増えたり、同じ成分の薬を服用することなどで生じます。

 特に高齢の方は、生活習慣病等複数の病気を持つ人が増え、それに伴って治療薬や症状を緩和するための薬の処方が増えやすい傾向があります。また、肝臓や腎臓の働きが弱くなり、薬を分解したり、体の外に排出したりするのに時間がかかるようになるため、注意が必要です。

 高齢者では、使っている薬が6種類以上になると、副作用を起こす人が増えることが分かっています。

ポリファーマシーを防ぐために

  • 気軽に相談できるかかりつけ医とかかりつけ薬局(薬剤師)を持ちましょう。
  • お薬手帳は1冊にまとめ、医療機関等を受診する際には、忘れずに持参しましょう。
  • 特に、薬が変わった、薬が追加された時は、気になる症状がないか注意しましょう。
    例)食欲低下、物忘れ、眠気、ふらつき・めまい、気分がしずむ、尿が出にくい、便秘など
  • 気になる症状があっても、勝手に薬をやめたり、減らしたりせず、医師や薬剤師に相談しましょう。

お薬手帳を活用しましょう

『お薬手帳』とは、いつ、どこで、どんな薬が処方されたかを記録する手帳です。

薬の種類が多い方、複数の病院・診療所にかかっている方などに特に役立ちます。 

『お薬手帳』は次のような便利な役割を持っています。

  1. 他の病院・診療所・歯科医院にかかった時に、この手帳を医師・歯科医師に見せることで薬の重複などを避けることができます。
  2. 外出時に急な事故にあった時など、この手帳を携帯することでいつも服用している薬の内容が分かり、医療機関による救急救命処置が円滑に行いやすくなります。
  3. 手帳の記録をもとに、医師・歯科医師・薬剤師の連携が円滑に進みます。

 『お薬手帳』は全国の調剤薬局で手に入れることができます。

 病院・医院・薬局へ行った時には必ず、毎回、『お薬手帳』を医師・歯科医師・薬剤師に見せて服用する薬について情報を共有し、ポリファーマシーを防止しましょう。

専門家と服用する薬の情報を共有しましょう

 また、薬剤情報を管理し、医師等と共有する手段として、従来のお薬手帳のほかに、マイナンバーカードの健康保険証利用や電子処方せんといった新たな制度の運用も始まっています。このようなツールや制度を利用して、医師・歯科医師・薬剤師と服用する薬について積極的に情報を共有し、ポリファーマシーを防止しましょう。

 マイナンバーカードの保険証利用や電子処方せんについて、詳しくは下記関連リンクをご覧ください。

関連リンク

 下記関連リンクの厚生労働省ホームページにて、ポリファーマシーに関心を持っていただくためのリーフレット「あなたのくすり いくつ飲んでますか?」が掲載されておりますので、ぜひご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

市民部 健康保険課
〒020-8530 盛岡市内丸12-2 盛岡市役所別館1階
電話番号:019-626-7527 ファクス番号:019-622-6211
市民部 健康保険課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。