特定外来生物について

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広報ID1001646  更新日 令和5年5月30日 印刷 

令和5年6月1日からアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まります。 詳細については下記リンク先を御確認ください。

特定外来生物とは

特定外来生物とは

本来日本には生息・生育しておらず、生物本来の移動能力を超えて国内に持ち込まれた海外起源の外来種を、外来生物といいます。
特定外来生物とは、外来生物の中でも特に生態系や人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすと考えられるものについて、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により指定されているものであり、飼育、栽培、保管、運搬などが禁止されています。

特定外来生物は、令和5年6月1日から指定されるアカミミガメ及びアメリカザリガニを含め158種類が指定されており、岩手県内ではアライグマやオオクチバス、オオハンゴンソウなど12種が確認されています。

セアカゴケグモ写真
セアカゴケグモ
オオハンゴンソウ写真
オオハンゴンソウ

外来種が引き起こす問題点

生態系への影響

  • 在来の生き物を食べてしまうことにより、本来の生態系が乱される。
  • 餌や生育・生息場所を在来の生き物と奪い合うなど、競争が起きる。
  • 近縁の在来の種と交雑してしまい、在来種の遺伝的な独自性がなくなる。

人の生命・身体への影響

  • 毒を持っている外来種にかまれたり、刺されたりする危険がある。
  • 伝染病を媒介することがある。

農林水産業への被害

  • 農作物などを食べたり、畑を踏み荒らしたりする。
  • 漁獲などの対象となる生物を捕食したり、危害を加えたりする。

外来生物の被害を防ぐために

外来生物被害予防3原則

侵略的な外来生物による被害を予防するために

  1. 入れない:悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
  2. 捨てない:飼っている外来生物を野外に捨てない
  3. 拡げない:野外に既にいる外来生物は他地域に拡げない

特定外来生物を見つけたら

  • 特定外来生物は、法律により生きたままの運搬・保管が禁止されています。特定外来生物を発見した場合などは、不用意に捕まえず、その場所の管理者などに相談するようお願いします。
  • 湖沼や河川において、特定外来生物であるオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルを捕まえた場合、在来種保護のため、再放流(リリース)しないようご協力をお願いします。

盛岡市で確認されている特定外来生物

アライグマ(哺乳類)

体重4~10キロ程度で、頭胴長41~60センチメートル、尾長20~41センチメートルです。白色の顔に黒色系のマスクを着けたような外見で、4~7の輪模様を尾に持ちます。

ウシガエル(両生類)

大型で極めて捕食性が強く、口に入る大きさであれば、ほとんどの動物が餌となります。日本のみならずアメリカ合衆国でも最大のカエルで、頭胴長18センチメートルに達します。水生傾向が強く、後肢の水かきはよく発達します。幼生も大型で、全長15センチメートルになります。貪欲な捕食者で、昆虫やザリガニの他、小型の哺乳類や鳥類、爬虫類、魚類までも捕食します。

オオクチバス(ブラックバス)(魚類)

 全長30~50センチメートルです。体側から背にかけて不規則な暗斑があり、腹側は黄味を帯びた白色です。湖沼やため池、河川の中下流域に生息します。

セアカゴケグモ(クモ・サソリ類)

コンクリート建造物や器物の窪みや穴、裏側、隙間、管渠などに営巣し、人間の生活環境周辺に生息します。噛まれると、局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結をきたし、区域リンパ節が腫張します。通常は、数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。

アレチウリ(植物)

ウリ科の一年生草本で、生育速度が非常に速いつる性植物です。長さは数メートルから10m程度になります。群生することが多く、果実に鋭い棘を密生します。 温帯~熱帯に分布し、林縁、荒地、河岸、河川敷、路傍、原野、畑地、樹園地、造林地などに生育します。 開花期は8月から10月です。

オオキンケイギク(植物)

キク科の多年生草本で、高さは0.3~0.7メートル程度です。温帯に分布し、路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育します。 開花期は5月から7月です。

オオハンゴウソウ(植物)

キク科の多年生草本で、高さは0.5から3メートル程度にまでなります。中部地方以北の寒冷な土地に分布し、路傍、荒地、畑地、湿原、河川敷などに生育します。開花期は7月から10月で、横に走る地下茎があります。

その他の岩手県で確認されている特定外来生物

アメリカミンク(哺乳類)

雄は頭胴長45センチメートル、尾長36センチメートル、体重1キロ程度です。雌は頭胴長36センチメートル、尾長30センチメートル、体重0.キロ程度です。毛色は通常は黒く、飼育技術によって、プラチナ、バイオレット、パステルなどの毛色タイプに区分されています。繁殖力が旺盛で、成体は毎年繁殖すると推定されます。 水辺での生息を特に好みます。

コクチバス(魚類)

全長30~50センチメートルです。オオクチバスに似ていますが、口は小さく、上あごの後端が眼の中央下まで達していません(オオクチバスでは上あごの後端が眼の後端の直下よりも後方に達します)。湖沼や河川の中下流域に生息しています。
 

ブルーギル(魚類)

全長25センチメール程度です。生後約1年目までの幼魚では体形がやや細く、体側には7~10本の暗色横帯があります。成長するにつれ体色は濃灰褐色から暗褐色に黒ずみ、横帯はやや不明瞭になってきます。湖沼やため池、堀、公園の池などに生息します。河川の護岸や人工漁礁にもよく集まり、小型魚は小さな隙間のある構造物を、大型魚は大きな隙間のある構造物を好みます。

セイヨウオオマルハナバチ(昆虫類)

胸部と腹部のそれぞれが鮮やかな黄色と黒色の縞模様で、腹部の末端は白色です。

ボタンウキクサ(植物)

サトイモ科の浮遊性の常緑多年草で、高さは10センチメートル程度です。暖帯~熱帯に分布し、池沼、河川、水田、水路などに生育します。日当たりの良い所を好みます。開花期は5~10月です(暖地では周年)。

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