ゴイサギの営巣による生活被害について

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広報ID1001648  更新日 令和2年1月7日 印刷 

ゴイサギの営巣による生活被害について

近年、市内市街地でゴイサギが繁殖期に数十羽から数百羽集まって巣を作ることで、糞などによる悪臭や鳴き声による騒音に悩まされる被害が出ています。

  • サギ類は木の上に集団で巣を作るため、巣の下には大量に糞が落下し、気温が高い時期などは悪臭を発することがあります。
    また、親鳥がひなに小魚などの餌を与える際、こぼれた餌が地面に落ちて、悪臭の元となります。
  • ゴイサギは夜行性のため、特に夜間に鳴き声が著しくなります。
  • 営巣場所は、河川や湖沼、水田など水辺の近く(主に1キロメートル程度)の高木や竹林で、近年は市街地の小規模な緑地での営巣が見られます。

巣が作られ、卵が抱かれるようになってからになると、親鳥は巣を離れようとしなくなるため、営巣地を移動させることは極めて困難になります。
また、卵やひながいる巣を取り除くことは、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)」によって原則として禁止されています。

ゴイサギ写真1
樹上に留まっているゴイサギ
ゴイサギ写真2
ゴイサギによる糞害

被害を防ぐためには

ゴイサギの繁殖開始時期は一般的には4月からであり、巣を作り始めているのが確認された場合、卵を産む前に早期に追い払うことが重要です。
追い払いの方法には、飛来している樹木の刈払い、テグスやネットを張るなどの飛来妨害、爆竹や目玉風船などを用いた音や視覚での追い払いなどがあります。

  • 音や視覚での追い払いは、数日から数週程度で慣れが生じるため、永続的な効果はないとされています。
  • 音による追い払いを行う際は、近隣の住民の人の了承を得てから行ってください。また、夜間は使用しないようにしてください。

市街地の樹木におけるゴイサギの営巣を防ぐためには、こまめな監視による早期発見と、刈払いを行うなどの適切な管理が重要です。

ご相談や営巣の情報がありましたら、環境企画課までご連絡ください。

ゴイサギについて

ゴイサギ写真3
繁殖期のゴイサギ

コウノトリ目 サギ科 ゴイサギ

  • 全長約60センチメートル、翼を広げた大きさが110センチメートル程度とやや大型の鳥です。
  • 成鳥は上部が黒、下部が白、翼が灰色で一見ペンギンのように見えます。
    幼鳥は褐色の羽毛に黄褐色の斑点が散らばっています。この斑点が星のように見えることから、ゴイサギの幼鳥はホシゴイとも呼ばれています。
  • ゴイサギは夜行性の鳥であり、夜に「クワークワー」と鳴くため、夜烏(よがらす)の呼び名があります。
  • 昼間は樹上で群れとなって休息し、夕方から明け方にかけて河川や湖沼、水田などで採食します。
    食べ物は水の中に住む生き物で、昆虫や小型の魚、カエル、ザリガニなどを捕食します。
  • 繁殖期は4月から7月までで、産卵後2カ月ほどでひなは巣立ちます。

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