「加熱式たばこ」と健康のこと

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広報ID1043725  更新日 令和5年8月7日 印刷 

知っていますか? 加熱式たばこのこと

加熱式たばことは?

加熱式たばこは、専用の電子デバイスを使ってたばこの葉やその加工品を加熱し、発生する煙(エアロゾル)を喫煙するもので、たばこ葉を使用するため「たばこ事業法」による「たばこ製品」に位置付けられます。(アイコス)IQOS、(グロー)glo、(プルーム・テック)ploom TECHなどがあります(図1)。

日本で販売されている加熱式たばこ
【参考:国立研究開発法人国立がん研究センター たばことがん 加熱式たばこ】

電子たばこ」とは・・

香料などを含む溶液を電気的に加熱し、発生させたエアロゾル(蒸気)を吸入する製品。ニコチンを含むものもありますが、日本ではニコチンを含むものは法律で販売が禁止されています。たばこ葉を使用していないため、「たばこ事業法」の「たばこ製品」として分類されず、規制の対象にはなっていません。しかし、加熱式たばこと見分けが難しく、周囲の方から誤解を招く恐れがあるため、公共の場所で電子たばこを使用する際は、禁煙場所での使用は避ける事をおすすめします。


加熱式たばこの健康への影響

加熱式たばこの煙には、ニコチンや発がん性物質などの有害な物質が含まれています。加熱式たばこのパッケージの注意文言(健康警告)にも「加熱式たばこの煙(蒸気)は、発がん性物質や、依存性のあるニコチンが含まれるなど、 あなたの健康への悪影響が否定できません。」「加熱式たばこの煙(蒸気)は、周りの人の健康への悪影響が否定できません。健康増進法で禁じられている場所では喫煙できません。」と書かれています。

一方で、たばこの製造・販売企業は、加熱式たばこは従来のたばこに比べて健康被害が少ない、加熱式たばこに換えることで健康被害を少なくできるなどと宣伝しています。しかし、加熱式たばこは販売されてから間がなく、研究が十分に行われていないため、現段階で健康への長期的な影響について予測することは難しい状況です。仮に有害物質が9割減少しても健康被害が9割減少するとは限りません。公衆衛生の予防原則の観点から、紙巻きたばこと同様の対策が必要です。【引用:国立研究開発法人国立がん研究センター たばことがん 加熱式たばこ】


乳幼児の加熱式たばこの誤飲に注意!!

乳幼児によるたばこの誤飲が後をたちません。特に加熱式たばこを誤飲しそうになったという割合が高く、特に注意が必要です。近年新たに発売された、誘熱体として金属片が内蔵された加熱式たばこのスティック(写真1.2参照)を誤飲したという事故も多くなっています。

子どもが誤ってたばこを食べたり、ニコチンが溶け出した液体を飲んだりすると中毒を起こす危険性があります。子どもがたばこや吸い殻を誤飲することがないよう、周囲の大人が以下の点に注意することが必要です。

【誤飲を避けるための注意点】

(1)家では禁煙を心掛け、子どもの目の前でたばこを吸わないようにする。

(2)子どもの手の届く場所にたばこや灰皿などを置かないようにする。

(3)飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用しない。

※たばこが浸っていた液体を飲んだり、普段と違う様子がある場合は、何も飲ませず、直ちに医療機関を受診しましょう。
加熱式たばこの分解写真
【参考:国民生活センター(写真1,写真2) 加熱式たばこ金属片内臓スティックの分解写真】

加熱式たばこに関するQ&A

Q 紙巻きたばこより禁煙しやすい?

A. むしろ逆効果です。加熱式たばこは紙巻きたばこに比べて満足感が得られにくいため、紙巻きたばこと加熱式たばこと両方吸うようになってしまう方もいます。本当に禁煙したいのであれば、どちらもやめるべきです。

Q 紙巻きたばこより喫煙者の体への健康影響は少ない?

A. 発がん性物質を含むタールや依存の原因となるニコチンが紙巻きたばこと同じくらい含まれています。また、加熱式たばこを一度も喫煙したことがない母親から生まれた子どもに対して、妊娠中に加熱式たばこを使用した母親から生まれた子どものアレルギー発症率は用量依存的に上昇し、加熱式たばこの喫煙量が1日1本増えると、アレルギー発症率が5%上昇することが分かっています。(参照:産業医科大学ホームページ 「妊娠中の加熱式タバコ喫煙と子どものアレルギー発症リスクの関連性が世界で初めて明らかに」)

「アイコスと標準紙巻きタバコの主流煙成分比較」
物質 加熱式たばこ(アイコス) 標準紙巻きたばこ 
タール(mg/本) 13.4 19.2
ニコチン(mg/本) 1.2 1.0

※国立保健医療科学院「アイコスと標準紙巻きタバコの主流煙成分比較」より抜粋

Q 煙がないから、周囲への受動喫煙は発生しない?

A. 加熱式たばこは室温で気化し、目に見えない状態になっているため、煙が見えませんが、吐いた息には有害物質が含まれています。そのため、気づかないうちに周りの人への健康へ影響を与えているかもしれません。

(参照:一般社団法人日本呼吸器学会「加熱式タバコや電子タバコに関する日本呼吸器学会の見解と提言」(2019))

Q 加熱式たばこの電子デバイスは、純正品と互換機どちらでもいいの?

A. 同じヒートスティック(加工されたたばこ葉)を使用しても加熱装置の加熱温度や加熱法によっては、主流煙に含まれる有害化学物質量が大きく変化することが分かっています。純正品より加熱温度が高い互換機では、紙巻きたばこより有害化学物質が多く検出されていることから、注意が必要です。

(参考文献:循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業 総括研究報告書 加熱式たばこなど新たなたばこ製品の成分分析と受動喫煙による健康影響の評価手法の開発)

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保健所 健康増進課 健康政策担当
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