土砂災害

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広報ID1053022  更新日 令和7年8月28日 印刷 

土砂災害 よくある質問

Q1 ) 「土砂災害」とはなんですか?

A1 ) 「土砂災害」とは、山や崖がくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水と混じって流れてきたりすることによって起こる災害のことを指します。大雨、地震、火山の噴火などがきっかけで発生します。

土砂災害は、大きく「がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)」「土石流」「地すべり」の3つに分類することができます。

がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)
急な斜面が突然崩れ落ちる現象です。大量の雨水が地盤にしみ込んだり、地震の揺れによって起きたりします。一気に大量の土砂が崩れ落ち、付近にいる人は逃げ遅れることが多いため大変危険です。
土石流
大雨などが原因で山や谷の土・石・砂などが崩れ、水とまじってどろどろになり、一気に流れ出てくる現象です。破壊力が大きく、速度も速いので、大きな被害をもたらします。
地すべり
比較的ゆるい傾きの斜面が、雨や雪解け水がしみこんだ地下水によって、広い範囲にわたってすべり落ちていく現象です。家や畑などもいっしょに、地面が大きなかたまりのまま動きます。

雨がやんだり地震が治まっても、遅れて土砂災害が発生する場合がありますので、しばらくは警戒が必要です。

Q2 ) 「前兆現象」とはなんですか?

A2 ) 土砂移動現象発生前に、山腹斜面や渓流で見られる兆候です。このような現象がみられた場合は早めの避難を心がけましょう。

がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)
  • 崖にひび割れができる
  • 小石がパラパラと落ちてくる
  • 崖から水が湧き出る、湧き水が濁る
  • 地鳴りがする
土石流
  • 山鳴りや立木が裂ける音、石がぶつかりあう音が聞こえる
  • 川の水が濁り、流木が混ざり始める
  • 腐った土の臭いがする
  • 雨が続いているのに川の水位が下がる
地すべり
  • 地面に段差や亀裂が発生する、地面が陥没する
  • 地面から水が噴き出す
  • 井戸や沢の水が濁る
  • 地鳴り、山鳴りがする
  • 樹木が傾く

Q3 ) 土砂災害ハザードマップとは何ですか?

A3 ) 土砂災害ハザードマップとは、「土砂災害警戒区域」および「土砂災害特別警戒区域」を表示した図面に、以下のような事項を記載したものです。

  • 土砂災害に関する情報の伝達方法
  • 急傾斜地の崩壊などのおそれがある場合の避難地に関する事項
  • その他警戒区域における円滑な警戒避難を確保する上での必要事項

Q4 ) 「土砂災害警戒区域」と「土砂災害特別警戒区域」の違いは何ですか?

レッドゾーン・イエローゾーンの概要図

A4 ) 「土砂災害警戒区域」はイエローゾーンとも呼ばれ、ハザードマップ上で黄色でかこまれた範囲のことを指します。土砂災害が発生した場合、住民の生命・身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域です。

土砂災害特別警戒区域」はレッドゾーンとも呼ばれ、ハザードマップ上で赤色でかこまれた範囲のことを指します。「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」内にあり、土砂災害が発生した場合、建築物に損壊が生じ住民の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域です。

土砂災害特別警戒区域では、一定の開発行為の制限および居室を有する建築物の構造が規制されます。

Q5 ) 自宅が「土砂災害(特別)警戒区域」の”範囲内”にあります。どうしたらよいですか?

A5 ) 日頃から防災を意識し、いざというときのために備えておくことをおすすめします。

  • 地域や家庭内で防災について話し合い、避難経路やどのような危険箇所があるのかなどを事前に確認しておきましょう。
  • 気象情報に十分注意し、大雨や洪水の注意報や警報が発表された場合は、避難の準備をしましょう。
  • 市から避難指示などが出された場合は、安全に気をつけながら全員速やかに避難しましょう。
  • 避難に備えて、非常持ち出し品を準備しておきましょう。
  • ハザードマップはあくまでも想定に基づいて作成しているものですので、想定を超える災害があることを認識していただき、日頃から災害に備えておきましょう。

Q6 ) 自宅が「土砂災害(特別)警戒区域」に”隣接”しています。区域外ならば安全ですか?

A6 ) 区域の指定は地形要因に基づき行われるため、経年変化する立木などの影響は想定に含むことができません。

区域外だからといって安心することなく、万一に備えて身近な危険個所と避難経路を確認しておきましょう。

Q7 ) 土砂災害警戒区域等の範囲は変更されますか?

A7 ) 土砂災害警戒区域等は、土砂災害の防止に関する工事や開発行為に関連する対策工事等の地形改変が行われて、安全性が確保されたと認められた場合には、区域の見直しを行います。

また、概ね5年毎に実施される基礎調査により、土砂災害警戒区域等の指定の範囲が変わる場合もあります。

Q8 ) 土砂災害ハザードマップに記載されていない(「土砂災害(特別)警戒危険区域」に指定されていない)ところは安全ですか?

A8 ) 危険区域に指定されていない場所でも、未調査などで指定されていないだけで、危険となっている箇所もあります。また、想定を超えた規模の災害の場合は、記載されていない場所でも土砂災害が発生する場合がありますので、危険を感じた時はその箇所から避難しましょう。

Q9 ) 土砂災害警戒情報はどこから確認できますか?

A9 )以下の方法で確認できます。

  1. NHK「地上デジタル放送」の「データ放送」
    リモコンの「dボタン」を押してください。
  2. いわて防災情報ポータル「リアルタイム情報」
    下記リンクを参照してください。
  3. 盛岡地方気象台ホームページ
    下記リンクを参照してください。
  4. 盛岡市公式SNS
    下記リンクを参照してください。
  5. いわてモバイルメール
    下記リンクを参照してください。

リンク

Q10 ) 土砂災害防止法とは何ですか?

A10 ) 正式名称を「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」と言い、土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれのある区域について、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅などの新規立地の抑制、既存住宅の移転促進などのソフト対策を推進しようとする法律です。

Q11 ) 災害用伝言ダイヤル171とは何ですか?

A11) 「災害用伝言ダイヤル171」とは、被災地への通話がつながりにくい状態になった時、被災地内の家族、親戚、知人などと安否の確認や緊急連絡を取れるようにするものです。
なお、同ダイヤルは体験利用などを除くと災害時のみ利用が可能なサービスです。提供開始や録音件数などはテレビ・ラジオなどでお知らせされます。
詳しくは下記リンクにあるNTT東日本公式ホームページをご確認ください。

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