澤田 哲郎 略歴

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広報ID1003433  更新日 平成28年8月21日 印刷 

略歴

岩手県盛岡市に生まれ、旧制盛岡中学から黒沢尻中学へと進み、卒業後に画家を志し上京した。

中学在学中に早くも藤田嗣治に師事する。

二科展に出品を続け、1942(昭和17)年に会友に推挙。盛岡中学の先輩である佐藤俊介(後の松本竣介)と舟越保武と三人展を盛岡で開催した。

戦後は、シベリア抑留時代の生活がモチーフとなり、冷静なまなざしの中に哀愁と幻想の世界を追求した作風となる。

1960年代には無所属となり、油彩や墨象による抽象的作品も試みながら、生涯「三万マイ」を制作目標に絵かき職人を自負し、晩年は主にサムホールサイズの作品を日記のように描き続けた。

  • 1919年(大正8年) 岩手県盛岡市神子田生まれ。
  • 1936年(昭和11年) 藤田嗣治に師事。
  • 1938年(昭和13年) 上京し、文化学院や川端画学校で学ぶ。
    第25回二科会展初入選、以後出品を続ける。
  • 1942年(昭和17年) 第29回二科会展会友。
    盛岡・川徳百貨店画廊で松本竣介(当時は俊介)・舟越保武と三人展を開催。
  • 1945年(昭和20年)~1947年(昭和22年) 応召、終戦、シベリア抑留。
  • 1952年(昭和27年) 第37回二科会展で特待賞受賞。
  • 1957年(昭和32年) 第34回春陽会展春陽会賞受賞。
    第1回安井賞候補新人展に招待される。
  • 1958年(昭和33年) 第35回春陽会展準会員となる。
  • 1960年(昭和35年)~1962年(昭和37年) ニューヨーク・メルツァー画廊で個展開催。
  • 1963年(昭和38年) 第7回日本国際美術展に出品。
    ニューヨークで制作活動を始める。
  • 1968年(昭和43年) ニューヨーク・アイゼンバーグ画廊にて個展を開催。
  • 1970年(昭和45年) 新宿・伊勢丹百貨店美術画廊にてサムホール200点の個展を開催。
  • 1977年(昭和52年) 盛岡橋本美術館で岩手の作家自選展に出品。
  • 1986年(昭和61年) 5月18日、胃がんのため川崎市にて死去。享年66歳。
  • 1991年(平成3年) 山梨県立美術館の新収蔵品展で水彩画20点展示。
    神奈川県立近代美術館の松本竣介と30人の画家たち展にて作品展示。
  • 1992年(平成4年) 澤田哲郎画集が刊行される。

参考文献

  • 『澤田哲郎画集』、1992年

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