技能功労者表彰制度
広報ID1008120 更新日 令和3年11月19日 印刷
盛岡市は、優れた技能を持ち、産業の発展に功労のあった方を「技能功労者」として2年に1回表彰しています。
令和3年度は6人が選ばれ、令和3年11月6日にサンセール盛岡にて表彰式を行いました。
次回の表彰は、令和5年度に実施する予定です。
技能功労者表彰制度の紹介
盛岡市は、技能者の地位の向上を図るため、2年に1回、優れた技能をもって盛岡市の産業の発展に功労のあった技能者を表彰しています。
表彰の対象は、盛岡市内に居住し、盛岡市内の事業所に就業している技能者で、次のいずれかに該当する人です。
- 技能が優秀で、他の技能者の模範となる者
- 就業を通じて後進の指導を行った者。または技能者の教育訓練に携わり、後進の育成に寄与した者
- 技能に関する工夫、改善等により生産性の向上に努め、産業の発展に寄与した者
- 各種技能協議会において入賞し、将来を嘱望される者
令和3年度盛岡市技能功労者
守口 由美子さん(バーテンダー) 従事年数44年
先代から洋風居酒屋の経営を承継し、40年以上の長きにわたり、店舗の経営をしてきました。現在は、娘さんに経営を譲っておりますが、バーテンダーとして現在もお店に立っています。季節に応じた新たなカクテルの提供やお客様の好みに応じた臨機応変なドリンクの提供など、バーテンダーとしての優れた技能に加えて、手作りピザ等によるおもてなしが長年にわたりお客様に支持され続けているほか、バーテンダー協会の名誉相談役として、率先して協会活動を支え、若手会員の活躍を支援しています。
工藤 政沖さん(畳工) 従事年数52年
中学卒業後から、現在の畳店に52年の長きにわたり勤務し、会社の発展に大きく寄与しています。畳製作の一級技能士の資格を有し、その丁寧な仕事ぶりは一般のお客様をはじめ、取引先の工務店からも高い評価と信頼を得ています。
また、職業訓練指導員として後進の指導にあたってきました。岩手県畳技能士会の研修会や職場においては、製作実技の中で若手職人への技術指導を行うなど、後継者の育成にも尽力しています。
細川 政夫さん(調理人) 従事年数49年
高校卒業後に調理の道に入った後、料亭やホテルでその技術を磨き、魚料理の技術に優れています。特にも、現在勤めている料理店では料理長を務め、看板メニューである「うなぎ料理」に関しては、ふっくらとした身の焼加減やタレを大事に継承し、その旨味を最大限に生かしています。
また、自身の持つ知識・技術を後進に継承すべく、日々熱心に指導を行っているほか、調理師会の技術指導部員を担い、若手会員に対する技術指導に長年取り組んでいます。
佐々木 一久さん(木製家具・建具製造工) 従事年数39年
岩手県立職業訓練校木工科を卒業後、岩谷堂箪笥の製作に従事されています。家具製作の一級技能士の資格を持ち、本体製作、漆塗り、金物作成と分業で進められる岩谷堂箪笥の製作過程において、本体製作を担い、極めて緻密で精密な製品を製作しています。
また、伝統ある岩谷堂箪笥製作の中において、常に創意工夫を図りながら新作の製作にも励んでおり、業界の発展に寄与しています。その他にも、盛岡手作り村で行われる体験教室では子供たちの指導に参加し、盛岡手作り村の運営に大きく貢献しています。
川原 光男さん(配管工) 従事年数29年
建築配管作業の一級技能士の資格を持ち、塩ビ管やポリエチレン管の普及により少なくなった鉛管の加工も、特殊な作業方法により対応しています。鋼管の加工作業では、通常のネジより強度に優れる転造ネジをいち早く導入し、目に見えない細かな部分に至るまで良質な施工を追求しているほか、若手の教育・育成にも積極的に取り組んでいます。
また、平成28年の熊本大地震の際は、盛岡市上下水道局の復旧支援隊に陸路同行し、被災地の水道インフラ復旧作業に尽力しました。
舘澤 博之さん(調理人) 従事年数26年
中国料理店やホテルでの勤務で技術を磨き、中国料理専門調理師の認定と調理技能士の名称を称されています。平成24年には自身の店舗を開業して、積極的に若手を採用し、調理技術のみならず、飲食店の経営に関しても指導・教育を行っています。
また、調理師養成学校において講師を務めるほか、中国料理協会の理事として、技術指導やコンクールへの関与など、後進の育成に対して尽力しています。
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