第20回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2025)大会結果

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広報ID1052990  更新日 令和7年8月27日 印刷 

第20回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2025)の大会結果をお知らせします。

団体戦結果

団体戦入賞校

  • 優勝:【岩手県】岩手県立盛岡第三高等学校
    学年 氏名
    1年 藤村 嶺(ふじむら れい)
    2年 嶋 瞳(しま ひとみ)
    2年 高橋 こころ(たかはし こころ)
  • 準優勝:【青森県】青森県立八戸西高等学校
    学年 氏名
    3年 高畑 道磨(たかはた とうま)
    3年 沼山 友娃(ぬまやま ゆあ)
    3年 山形 彩羽(やまがた いろは)
  • 第三位:【神奈川県】神奈川県立光陵高等学校
    学年 氏名
    2年 柳原 萌々子(やなぎはら ももこ)
    3年

    佐野 晃太(さの こうた)

    3年 猪野田 涼奈(いのだ りょうな)
  • 第三位:【宮城県】宮城県古川黎明高等学校
    学年 氏名
    2年 高橋 柚衣子(たかはし ゆいこ)
    2年 三浦 早稀(みうら さき)
    3年

    村山 千夏(むらやま ちなつ)

     

団体戦優勝作品

 

題:「二十」
岩手県立盛岡第三高等学校

 

1年 藤村 嶺

 二十階 窓ガラスは

 ツバメの墓地

 「人間も空に近づきたくて……」

 

2年 嶋 瞳

 二十歳(はたち)から話題が増えた

 でも私

 あと3年は知らないでいい

 

2年 高橋 こころ

 陽炎にとけて

 もう名も呼べないな

 二十四節気の夏、猛(たけ)り立つ

 

団体戦準優勝作品

 

題:「二十」
青森県立八戸西高等学校

 

3年 高畑 道磨

 戸籍上

 二十歳(はたち)になった日の夜に

 コンビニの冷房に刺される

 

3年 沼山 友娃

 紅花を摘み取る二十歳(はたち)

 凛として

 棘の痛みに慣れてしまった

 

3年 山形 彩羽

 ロボットが

 自分で紅を差したとき

 時計は二十倍速になる

 

団体戦第三位作品

 

題:「走」
神奈川県立光陵高等学校

 

2年 柳原 萌々子

 バス停で進路用紙を握ってる

 走れと諭すように

 夕立

 

3年 佐野 晃太

 走っても届かぬ空があるのなら

 花火のように転んで

 開け

 

3年 猪野田 涼奈

 赤の信号を眺める

 冬風を掴むつま先

 疾走してゆけ

 

 

題:「走」
宮城県古川黎明高等学校

 

2年 高橋 柚衣子

 「またいつか」

 まつり帰りに横覗く

 走行距離が一キロ伸びる

 

2年 三浦 早稀

 「よ」と言われ

 すぐさま走る年少さん

 かけっこの意味は知らぬ私よ

 

3年 村山 千夏

 友の言う「走る」は知らない意味だった

 自分一人の影も

 踏めない

 

個人戦結果

最優秀作品賞

【三重県】三重県高田高等学校 2年 榑松 望乃(くれまつ のの)

題:「深」

 深海の鼓動

 無数の波となり

 足の指の間にざわめく

優秀作品賞

【宮城県】宮城県宮城第一高等学校 3年 新藤 さくら(しんどう さくら)
 

題:「確」

 グミいる?と歩いてまわる教室で

 君との距離を

 そっと確かめる

審査員特別賞

【茨城県】茨城県立結城第二高等学校

学年 氏名
3年

長塚 仁夢(ながつか ひとむ)

2年

木下 侑(きのした ゆう)

1年

高橋 優月(たかはし ゆづき)

 

話題賞

【愛知県】愛知県立瀬戸工科高等学校

学年 氏名
4年

大杉 弘貴(おおすぎ ひろき)

4年

村瀬 七菜(むらせ なな)

4年

山田 晴斗(やまだ はると)

 

特別審査員 小島ゆかり賞

【神奈川県】神奈川県立光陵高等学校 2年 柳原 萌々子(やなぎはら ももこ)

題:「再」

あの夏が再会できないものになる

「伐採予定」の

札、森に立つ

石川啄木賞

【茨城県】茨城県立結城第二高等学校 3年 長塚 仁夢(ながつか ひとむ)

 題:「切」

 疫病に途切れてしまった思い出を

 紡ぎなおしてゆくように

 春

話題作品賞

【福岡県】福岡県立城南高等学校 2年 佐藤 朋弥(さとう ともや)

 題:「切」

 キリギリス

 歌が切り裂く秋の夜

 罪の深さを改めて知る

 

【青森県】青森県青森明の星高等学校 3年 船橋 拓実(ふなはし たくみ)

 題:「額」

 半額のシールの貼られる前にただ

 「選ばれたい」

 と東京を睨む

 

【宮城県】宮城県宮城第一高等学校 2年 佐藤 心都(さとう こと)

 題:「額」

 額縁に閉じ込められた

 海の絵の補集合にて

 蟹は走った

 

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