学校施設などにおける放射線量調査の結果をお知らせします

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広報ID1001983  更新日 平成28年8月21日 印刷 

盛岡市は、岩手県による放射線量調査・低減事業費補助制度の創設を受けて、小・中学校、幼稚園、保育所など原則としてすべての教育施設などを対象に調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。

調査方法

調査箇所

  • 公立施設:133カ所(全体133カ所:保育所16、幼稚園4、児童館・児童センター41、小学校45、中学校24、高等学校1、知的障害児通園施設など2)
  • 私立施設:133カ所(全体133カ所:保育所43、認可外保育所22、幼稚園25、小学校1、学童保育クラブ26、中学校2、児童養護施設など14)

調査方法

岩手県のマニュアルに基づいてシンチレーション式サーベイメータを使用し、校(園)庭の中央付近および局所的に線量が高いと考えられる場所(注)の放射線量を測定しました。

「局所的に線量が高いと考えられる場所」とは…

  1. 雨水が集まるところおよびその出口
    例)建物の雨樋から直接排水される犬走り、側溝、集水マス、排水口、雨だれが落ちている場所など
  2. 植物およびその根元
    例)花壇・植栽、芝・草地、コケ、落ち葉だまりなど
  3. 雨水・泥・土がたまりやすいところ
    例)水たまりができやすい低くなった地面、縁石や塀際の土だまり、コンクリートと表土の境など

岩手県のマニュアルでは、小学校以下は地上50センチメートル、中学校以上は地上1メートルの位置を調査地点としていますが、盛岡市は独自に5センチメートルの位置も調査しています。

測定結果

これまで、教育施設などにおける校庭などの中央の測定値については、基準値として地上50センチメートル(中学校以上は1メートル)の測定値を掲載しておりましたが、空間放射線量測定マップの公開にあわせ、地上5センチメートル、50センチメートル、1メートルのすべての測定値を掲載しました(2012年2月16日)。

測定値

盛岡市立の教育施設など

私立の教育施設など

調査結果の評価

  • 児童が通常活動する場である校(園)庭中央においては、調査を実施したすべての施設で、8月26日に文部科学省が通知した「福島県内の学校の校舎・校庭等の線量低減について」における「学校において児童生徒などが受ける線量と対策の目安」である毎時1マイクロシーベルトを大きく下回りました。
  • 岩手県のマニュアルによる低減事業の補助対象空間線量率である毎時1マイクロシーベルト以上の地点が1カ所(好摩幼稚園)ありました。また、盛岡市が独自に行った地上5センチメートルでは、17施設32カ所ありました。

対策について

  • 国・岩手県の基準である、地上50センチメートルにおける空間放射線量が毎時1マイクロシーベルトを超えた好摩幼稚園の1地点については、8月29日に立ち入り禁止とし、8月30日中に岩手県の補助事業実施マニュアルによる上下置換法などにより除染作業を実施しました。
  • 地上5センチメートルにおいて、毎時1マイクロシーベルトを超えた箇所については、速やかに立ち入り禁止とし、9月29日までに上下置換法などにより除染作業を完了しました。

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