8月29日受付　新型コロナウイルスに係る保育園での濃厚接触者特定について

ご提案・ご意見の趣旨

新型コロナウイルス感染対策における保育所での濃厚接触者の特定を廃止してほしいです。子どもが、保育所でこの3か月のうちに3回も濃厚接触者と認定され、私はその度に仕事を何日も欠勤しました。私は、医療従事者です。コロナ対策で業務も煩雑で多忙となり、人手も不足するなか欠勤することは、不利益が大きいです。また、欠勤しても何の補償もなく、生活は厳しくなる一方です。現在の感染状況やオミクロン株の特性をみると、濃厚接触者を特定し保護者の欠勤が増えることは、社会活動にとって有効であるとは思えません。保育所での濃厚接触者の特定を廃止している自治体もある、という報道を見ました。市でも、ぜひ検討していただきたいです。

市の考え方

現在、新型コロナウイルスに係る保育所での濃厚接触者特定について、保育所などに対し濃厚接触者の基準を示し、各保育所で特定を行い保護者に連絡する、という方法をとっています。保育所に通う児童のうち、特に、常にマスクを着けることが難しい乳幼児については、感染リスクが高いと判断し、濃厚接触者に相当するという基準で特定を行っています。一方、令和4年7月22日付厚生労働省事務連絡に「保育所（地域型保育事業所及び認可外保育施設を含む）において、関係部局が連携し、保健所等の業務ひっ迫の状況や社会経済活動への影響も踏まえ、関係部局間で連携し、濃厚接触者の特定・行動制限の必要性について、改めて、検討を行うこと」と示されています。市では、国の動向やほかの自治体の取り組み、新しいデータなどを注視しながら、検討を行ってまいります。

令和5年10月現在の状況

新型コロナウイルス感染症については、令和5年5月8日に5類感染症に移行したことから、感染症法に基づく濃厚接触者の定義はなくなり、「濃厚接触者」として特定されることはありません。

• 保健所　指導予防課