景観計画の区域と方針

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広報ID1010229  更新日 平成31年3月13日 印刷 

景観計画の区域

地域の特性を生かしたまち並みの形成や山並みの眺望確保など優れた都市景観の保全と創造を図り、もって自然環境と歴史的環境とが調和した盛岡らしい都市景観の形成に資することを目的とし、景観計画の区域は、市域全域とします。

景観形成の地域類型

本市の景観の構造は、1-3-1で明らかにしたように、旧盛岡市域が「蔵風得水型景観構造」、都南地域が「谷通し(対面型)景観構造」、玉山地域が「谷通し(対面型)・山地状景観構造」となっており、この3種類の構造に共通する景観的構成要素は次のとおりです。

  • 岩手山、姫神山をはじめとする奥羽・北上両山系の山々により、東部及び西部の山並みに優れていること。
  • 山地から丘陵地、農地(田園)へとのびやかに地形が変化し、広がり感のある地形を形成 していること。
  • 北上川を主流として田園地帯が形成されていること。
  • 旧街道や現在の国道4号など主要な街路を軸に市街地が形成されていること。

以上のことを踏まえ、本計画においては、次の類型区分により、良好な景観形成に関する方針を定めます。

1.景観形成地域

市街地、田園、丘陵、山地など、共通する景観構成要素を基本とした景観形成を誘導するため、市域全域を景観形成地域とし、それぞれの地域特性を踏まえ、「市街地景観地域」、「田園・丘陵景観地域」、「山地景観地域」に類型区分し、それぞれの地域特性が活かされた景観形成を図ります。

2.景観形成重点地域

山並み眺望、河川景観、歴史景観及び街路景観などは、本市の主要な景観の骨格となる要素であり、これらの景観構成要素ごとに、景観形成重点地域として位置付け、積極的に良好な景観の形成を図ります。

3.景観形成の個別要素

景観重要建造物,景観重要樹木、景観重要公共施設、屋外広告物、及び景観資産を景観要素とし、景観形成各地域にあって市民に親しまれている建造物、樹木などや、日常的に接する道路や護岸などの公共施設、地域景観に与える影響の大きい屋外広告物は、それぞれに景観形成の基本方針を定め景観構成要素として良好な景観形成に寄与するよう誘導していきます。   

4.景観形成促進地区

寺院群などの歴史的な地区や良好な市街地の景観形成が望まれる地区など、市内には景観上重要な地区があります。今後、地元の合意形成を経ながら、より詳細な景観形成基準を設けるなど、景観形成促進地区として位置付けを行っていきます。

上記にあげた景観を構成する類型区分の相互関係を図で表すと、次頁のようなイメージになります。

類型区分構成図 景観形成にかかる各地域の相互の関係は、市域全域を「景観計画区域」とし、地域特性により「景観形成地域」として、「市街地景観地域」「田園・丘陵景観地域」「山地景観地域」の3区分を基礎的な第一層目としました。

下向き矢印

景観計画区域の全体構成図 次に景観上重要な景観構成要素にあたる、「景観形成重点地域」、「景観形成の個別要素」を第二層目、「景観形成促進地区」を第三層目と設定し、それぞれが重なり合うオーバーレイの方式により、地域の特性を活かした景観形成が図られるよう配置しました。

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都市整備部 景観政策課
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