派遣事業(盛岡市・うるま市中学生交流事業)
広報ID1032557 更新日 令和7年3月12日 印刷
派遣事業の概要
盛岡市内の中学生10名を沖縄県うるま市へ3泊4日の日程で派遣します。その事業効果を高めるため、事前研修3回と事後研修1回を実施しています。
参加対象
盛岡市の中学校2学年生徒 10名
※派遣事業、受入事業及びすべての事前事後研修に参加できること。
令和6年度の実施結果
実施日
令和6年7月18日(木曜日)から7月21日(日曜日)まで 3泊4日
場所
沖縄県うるま市内
沖縄県立石川青少年の家 ほか
事業参加生徒の募集・選考について
生徒募集要件
- 盛岡市に住所を有し、市内の中学校2学年に在籍する生徒
- 本番研修及び事前・事後研修の全てに参加できる生徒
- 市内各中学校において、今後リーダーとなることが期待される生徒
- 本事業の目的を理解し、他者と協力して有意義な親善交流及び研修を行おうとする意欲を持っている生徒
- 沖縄県及び郷土盛岡市・岩手県の歴史、文化等に興味・関心がある生徒
- 健康状態が良好である生徒
参加者の決定
中学校を通して生徒から提出された作文及び学校活動等実績証明書の内容を審査し、実行委員会(教育委員会)が決定しました。選考結果は、応募者全員及び中学校長あてに通知しました。
事前研修・事後研修
6月から7月にかけて全3回の事前研修を実施し、派遣研修後の8月に事後研修を1回実施しました。
内容
事前研修では、グループワークや学習資料を使用して、それぞれの県や市について学びました。
事後研修では、派遣研修の成果を振り返るとともに、12月の受入事業に向けた準備を進める活動に取り組みました。
研修プログラム
事前研修
時間 | プログラム | |
---|---|---|
第1回 |
9時30分~ 12時30分 |
事業全体の理解 組織づくり |
第2回 |
9時30分~ 15時30分 |
うるま市(沖縄県)についての学習 平和学習(沖縄県地上戦の学習が中心) さんさ踊り練習(講師から指導) |
第3回 |
9時30分~ 12時30分 |
うるま市中学生とオンライン交流 結団式 |
事後研修
時間 | プログラム | |
---|---|---|
第1回 |
9時30分~ 12時30分 |
研修の振り返り(個人として、派遣団として) お礼状の作成 受入事業の準備 |
派遣研修の様子
3泊4日の日程で沖縄県うるま市を訪問し、様々な活動に取り組みました。
日程とプログラム
日程概要 | 実施プログラム | |
---|---|---|
1日目 | うるま市への移動及び施設見学 | 沖縄県立博物館・美術館見学 |
2日目 | うるま市中学生との交流 |
両市中学生対面式 アイスブレイク・レクリエーション うるま市中学生による研究発表 平和学習(講話) 美ら海水族館見学 備瀬のフクギ並木見学 |
3日目 | うるま市中学生との交流 |
うるま市内フィールドワーク 海洋レク交流 さよならパーティー |
4日目 | 施設見学及びうるま市から盛岡市への移動 |
平和学習(2) 平和祈念公園及びひめゆり平和祈念資料館の見学 |
課題研究発表会
うるま市団員による課題研究発表会では、3グループそれぞれが、沖縄県やうるま市の歴史や特産品、観光名所、おすすめのお土産などについて調べた内容を発表しました。盛岡市の団員は、熱心に発表を聞き、質問や意見交換を通して、沖縄についての学びを深めることができました。
平和学習
講話では、太平洋戦争後、ハワイに移民していた沖縄県系の人々が豚550頭を沖縄県に届け、戦後の食糧危機を乗り越える一助となった史実を聞きました。また、沖縄県の豚食文化が戦争によって途切れることなく、現在まで続いていることに大きく関わる史実でもあり、戦後の復興の歩みを学ぶことができました。最終日には、平和祈念公園やひめゆり平和祈念資料館を見学しました。沖縄の地上戦を中心とする戦争の歴史や資料に触れ、戦争の悲惨さ、命や平和の大切さを改めて学ぶことができました。
派遣事業を振り返って
団員それぞれがうるま市派遣研修の振り返りレポートを作成し、研修の成果と課題をまとめました。また、研修で学んだことが、今後の学校生活や地域の社会参加活動にどのように活かすことができるか考えました。
(参加生徒からの声)
- サウナに入るときのような熱風があたり、盛岡の「暑い」と沖縄の「暑い」は全く比べ物にならない、ということを実感した。
- 平和学習では、沖縄戦の映像やたくさんの資料を見て、教科書の1ページでは済まされないことを感じた。悲しい歴史を繰り返さないように、過去を知り、周りの人に伝えていきたい。
- うるま市の団員からは、沖縄のことを一生懸命伝えようとする気持ちが研究発表や市内散策で伝わってきて、気持ちを込めることは聞いている相手の心に響くことを感じた。盛岡のことを知ってもらえるように気持ちを込めてしっかり準備したい。
- 実際に食べた沖縄そばやチャンプルーなどには、豚が使われていて、沖縄の食文化に根付いた歴史や産業について考えさせられた。
- 盛岡市団員10人が同じ熱量で課題に取り組み、派遣研修を通して、同じ瞬間に多くの感動や体験を味わうことができたのは一生の宝物になった。
- 研修後、学校の先生や友だちに沖縄の自然や文化について「伝える」ことができた。今後の学校生活でも、自分の意見や考えを相手に伝えること、人との出会いや関わりを大事にしていきたい。
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