派遣事業(盛岡市・うるま市中学生交流事業)
広報ID1032557 更新日 令和6年3月18日 印刷
派遣事業の概要
盛岡市から沖縄県うるま市へ3泊4日の日程で中学生を派遣します。
また、その事業効果を高めるため、事前研修3回と事後研修1回を実施しています。
※令和2年度から4年度までは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しました。
参加対象
盛岡市の中学校2学年生徒 10名
※派遣事業及び受入事業いずれにも参加
令和5年度の実施結果
実施日
令和5年7月15日(土曜日)から7月18日(火曜日)まで 3泊4日
場所
沖縄県うるま市内
沖縄県立石川青少年の家 ほか
事業参加生徒の募集・選考について
生徒募集要件
- 盛岡市に住所を有し、市内の中学校2学年に在籍する生徒
- 市内各中学校において、今後リーダーとなることが期待される生徒
- 本事業の目的を理解し、他者と協力して有意義な親善交流及び研修を行おうとする意欲を持っている生徒
- 沖縄県及び郷土盛岡市・岩手県の歴史、文化等に興味・関心がある生徒
- 事前研修・本番研修及び事後研修全てに参加できる生徒
- 健康状態が良好である生徒
参加者の決定
中学校を通して生徒から提出された作文及び学校活動等実績証明書の内容を審査し、実行委員会(教育委員会)が決定しました。
選考結果は、応募者全員及び中学校長あてに通知しました。
事前研修・事後研修
6月から7月にかけて全3回の事前研修を実施し、派遣研修後の8月に事後研修を1回実施しました。
内容
事前研修では、グループワークや学習資料を使用して、それぞれの県や市について学びました。
事後研修では、派遣研修の成果を振り返るとともに、お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えたり、12月の受入事業に向けて意欲を高めたりするための活動に取り組みました。
研修プログラム
事前研修
時間 | プログラム | |
---|---|---|
第1回 |
9時30分~ 12時30分 |
事業全体の理解 組織づくり |
第2回 |
9時30分~ 15時30分 |
うるま市(沖縄)についての学習 研究発表・感想交流について(テーマ検討) 平和学習について(沖縄戦の学習資料をもとに、うるま市中学生とリモート交流) さんさ踊り練習(講師から指導) |
第3回 |
9時30分~ 12時30分 |
結団式 さんさ踊り練習 |
事後研修
時間 | プログラム | |
---|---|---|
第1回 |
9時30分~ 12時30分 |
研修の振り返り(個人として、派遣団として) 受入事業 フィールドワークの準備 |
派遣研修の様子
3泊4日の日程でうるま市を訪問し、様々な活動に取り組みました。
日程とプログラム
日程概要 | 実施プログラム | |
---|---|---|
1日目 | うるま市への移動及び施設見学 | 沖縄県立博物館・美術館見学(大雨の影響で中止) |
2日目 | うるま市中学生との交流 |
両市中学生対面式 アイスブレイク・レクリエーション うるま市内史跡見学 海洋体験 |
3日目 | うるま市中学生との交流 |
研究発表・感想交流 平和学習(1)(遺骨収集ボランティアの講話・読み聞かせ) 美ら海水族館見学 お別れ交流会 |
4日目 | 施設見学及びうるま市から盛岡市への移動 |
平和学習(2)(施設見学) 平和祈念公園及びひめゆり平和祈念資料館の見学 |
研究発表会
うるま市団員による課題研究発表会では、5グループに分かれ、下記の5つの分野別テーマにより発表しました。盛岡市の団員は、熱心に発表を聞き、沖縄についての学びを深めることができました。
※令和5年度各ペアの発表テーマ
【文化】特産品と伝統工芸品
【歴史】沖縄の歴史について
【平和】米軍基地について
【方言】琉球語「うちなーぐち」
【観光】おすすめ観光スポットと特産品
【地理】シーサーが見守ったうちなーんちゅの暮らし
平和学習
沖縄戦に関する絵本の読み聞かせを聞き、命と平和のかけがえのなさを学びました。また、遺骨収集ボランティア(ガマフヤー)として活動されている具志堅隆松氏による講話を聞き、戦争の悲惨さや平和を守ることの重要性を学習しました。
最終日には、ひめゆり平和祈念資料館や平和祈念公園の平和の礎 岩手の塔を見学し、沖縄の戦争に関する実際の資料や証言に触れ、平和の大切さについて学習しました。
現地研修を振り返って
研修後は平和学習個人レポート研修報告を作成し、研修の成果と課題をまとめました。また、研修で学んだことを今後、学校や地域での社会参加活動にどのように生かすかを考えました。
(参加生徒からの声)
- 平和学習などを通した平和の大切さや、世界中がともに手を繋ぎ合って進歩していかなければならないことを学んだ。
- 「あいさつ」は初めての人との初めての交流だと改めて思った。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」は短い言葉だけれど、人と人とをつなぐ大切なコミュニケーションだと思った。
- それぞれの地域や文化を学ぶことで、お互いの理解や交流を深められると今回の研修で感じた。これから様々な人と交流していく際に、それぞれが考えていることを聞いて、自分の意見を深めたり広げたりしていきたい。
- 自分の想いや真実を発信していくことの大切を学んだ。また、昔大変だったことや辛かったことが二度と起こらないように、後世に伝えていくことが大切だと思う。私も沖縄戦について、岩手の人に伝えていこうと思った。
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