放射能物質に汚染された農林業系副産物の試験焼却結果について

放射能物質に汚染された農林業系副産物の試験焼却を実施しました。

試験焼却について

1　目的

汚染副産物（牧草、稲わら、ほだ木）の処理に伴う、排ガス、飛灰・主灰および排水などの放射性セシウム濃度並びに施設周辺等の空間線量率の動向を確認し、周辺住民等の安全・安心を確保する。

2　対象施設

1. 岩手・玉山清掃事業所（ごみ焼却施設）
2. 岩手町一般廃棄物最終処分場
3. 盛岡市玉山廃棄物処分場

3　実施期間

2014年10月15日（水曜日）から10月20日（月曜日）までの4日間

4　処理対象物

牧草　　約1トン（岩手町500kg、盛岡市玉山地域500kg）

ほだ木　　約1トン（岩手町500kg、盛岡市玉山地域500kg）

最高汚染濃度540ベクレル/kg

5　試験焼却の方法　

岩手・玉山清掃事業所において、焼却炉1炉(容量14t/日)で一般ごみ13.5tと汚染牧草等0.5tの混焼により、焼却灰濃度を独自基準で定めた1000ベクレル/kg以下となるよう実施した。(追加空間線量率　国基準0.19マイクロシーベルト/時)

6　 今後の対応

11月13日焼却施設周辺(寺林・大平・巻堀)の住民説明会を実施。11月17日最終処分場(門前寺)の住民説明会を実施予定。12月中旬から本焼却を開始予定。(概ね2年10カ月)

排ガス・焼却灰・放流水等は毎月測定、空間線量率は毎週測定し公表する。