2月9日受付　10代、20代男性の3回目のコロナワクチン接種について

ご提案・ご意見の趣旨

10代、20代の若い男性が、武田/モデルナ社製のワクチンで心筋炎を起こすリスクが高いという話が以前ありました。3回目にはそのようなリスクはないのでしょうか。
その年代の3回目の接種はまだ始まっておりませんが、今後3回目の接種対象者となった場合に、その年代の男性に優先的にファイザー社製ワクチンを接種するような配慮をしていただけないものでしょうか。
ファイザー社製ワクチンの予約はなかなか取れないと聞きます。そんな状況下で、心筋炎のリスクが高い接種対象者がファイザー社製ワクチンを接種するには、市や県による配慮がなければ、かなり難しいことのように思えます。ぜひ、この件について検討してほしいです。

市の考え方

国の「新型コロナワクチンQ＆A」によると、特に、1回目よりも2回目のmRNAワクチン接種後に、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。
しかし、国では、それらの副反応を踏まえてもなお、現時点においては、接種によるメリットがデメリットを上回っており、全年代において、ワクチン接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとしています。なお、10代及び20代の男性は、ファイザー社製のワクチンに比べて、武田/モデルナ社製のワクチン接種後に心筋炎や心膜炎が疑われる報告頻度が明らかに高いことから、ファイザー社製のワクチンの接種も選択できることとしています。
本市でのワクチン接種においても、国から示された方針を踏まえ、10代及び20代の男性については、初回接種においてファイザー社製のワクチンを選択できるよう対応してきましたが、3回目接種においては、交互接種が認められる中、現時点で国から10代、20代の男性に対する方針が示されていないため、今後、国の動向や医学的知見を注視しながら、その方針に沿って対応してまいります。

新型コロナワクチン接種実施本部事務局