医療機関における院内感染発生時に係る報告
広報ID1049062 更新日 令和6年11月28日 印刷
院内感染が発生した場合は報告が必要です
厚生労働省各関係局長通知に基づき、医療機関において次の事例が発生した場合、報告基準を目安に所定の様式で報告をお願いします。
- インフルエンザ及びノロウイルス感染症の院内感染に関する保健所への報告 及び相談について(平成27年3月9日)厚生労働省各関係局長通知 (PDF 75.3KB)
- 新型コロナウイルス感染症の院内感染に関する 保健所への報告及び相談について(令和5年4月28日厚生労働省各関係局長通知) (PDF 92.1KB)
インフルエンザ、感染性胃腸炎、新型コロナウイルス感染症など
報告基準
- 同一病棟内など、1事例につき10 名以上の院内感染による感染者が発生した場合
- 当該院内感染事案との因果関係が否定できない死亡者が確認された場合
- その他重大な院内感染発生時及び医療機関が報告・相談が望ましいと判断した場合
薬剤耐性菌
報告が必要な薬剤耐性菌
- カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)
- バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)
- 薬剤耐性緑膿菌(MDRP)
- バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
- 薬剤耐性アシネトバクター(MDRA)
報告基準
入院中の患者において、1例(保菌例含む)でも耐性菌が発生した場合
「薬剤耐性緑膿菌(MDRP)」以外の薬剤耐性菌は、感染症法の「5類感染症:全数把握義務」です。診断をした医師は、院内感染発生状況調査書とは別に7日以内に保健所へ届出をお願いします。
薬剤耐性菌によるアウトブレイク発生時の対応
上記5種の薬剤耐性菌は、保菌も含めて1例目の発見をもって、迅速に管理者及び院内感染対策委員会(または感染制御チーム)に報告して、速やかに必要な疫学調査と感染対策を実施してください。
菌種が異なっていても多剤耐性菌による感染症例もしくは保菌例が複数みられた場合は、アウトブレイクを疑い、保健所へ院内感染発生状況調査書を提出するとともに必要な対策をお願いします。
院内感染対策の実施後の報告
感染対策実施後において、同一医療機関内で同一菌種の細菌、または共通する薬剤耐性遺伝子を含有するプラスミドを有すると考えられる細菌による感染症の発生状況により、管轄する保健所へ速やかに報告してください。
- 発病症例(上記5種の薬剤耐性菌は保菌者を含む)が1事例につき10名以上となるなど多数に上がる場合
- 当該院内感染事案との因果関係が否定できない死亡者が確認された場合
このような場合に至らない時点においても、医療機関の判断のもと、必要に応じて保健所に報告をお願いします。
- 医療機関における院内感染対策について(平成26年12月19日厚生労働省各関係局長通知) (PDF 154.1KB)
- 中小病院における 薬剤耐性菌アウトブレイク対応ガイダンス (2019年3月感染症教育コンソーシアム) (PDF 950.0KB)
報告先
盛岡市保健所 指導予防課
電話 019-603-8244(直通)
ファクス 019-654-5665
報告様式
- 院内完成発生状況調査書 (Excel 18.9KB)
- 院内完成発生状況調査書 (PDF 103.7KB)
- 院内感染対策チェックリスト (Excel 20.8KB)
- 院内感染対策チェックリスト (PDF 165.7KB)
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
保健所 指導予防課 感染症対策担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8244 ファクス番号:019-654-5665
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