盛岡市教育委員会とアーラム大学の教育交流
広報ID1043676 更新日 令和5年7月25日 印刷
今年度51 年目となる歴史ある教育交流により2つの事業を展開しています
【アーラム大学について】
アメリカ合衆国インディアナ州リッチモンド市(人口4万1847人弱)に1847年に創立された、クエーカー教を母体としたリベラルアーツ(一般教養)系私立単科大学です。すぐれた日本研究で全米に広く知られています。
【教育交流事業】
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SICE(サイス)プログラム
アーラム大学は、人類平和を願うクエーカー精神に基づき、各国の文化を学び理解し合うことが大切との考えから、様々な国での研修プログラムがあります。日本でのサイスプログラムは、1960年代東洋文化の持つ卓越性に学ぼうとして生まれたそうです。古くから早稲田大学とは教授交換等協力関係があり、このプログラムの開設にあたって学生を受け入れてくれる地方都市の斡旋を依頼しに当時のアーラム大学学長が早稲田大学の総長を訪れました。その際、偶然居合わせた故・岩手県知事千田正氏の「岩手県で」の一言がきっかけとなり、1973年から留学生を県内で受入れ、1979年からは盛岡市教育委員会に移管し、今日に至っています。現在も、盛岡市には毎年名前後の留学生が、8月から月までの約4か月間訪れています。市内でホームステイをしながら、週の半分は中学校で的な役割をして日本の教育制度を体感、半分は岩手大学で日本語を学んだり、引率教員の講義を受けたりします。なお、プログラムのホストファミリー会(クラブ)には、アーラム大学の卒業式に渡米して参加する方もいます。様々な形で、個人の交流が長く続いているのがプログラムの特徴です。
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外国人英語指導講師招聘
SICEプログラムをきっかけに、1982年(JETプログラムが始まる前)、アーラム大学の募集・選考による岩手県へのALT派遣が始まりました。盛岡市ではこの交流を大切にし、現在もアーラム大学の募集・選考によるALTを、市で独自に採用しています。志願者はSICEプログラムの経験者が多く、盛岡の土地勘もあり、何よりも「盛岡にまた来たい」という意欲にあふれています。ALTとして来盛した後も、留学生の時のホストファミリーと交流が続いています。
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