令和元年度市民アンケート調査:調査結果と考察「環境意識について」
広報ID1029702 更新日 令和2年3月12日 印刷
問16 生活環境の変化
「変わらない」が最も高く43.4パーセントとなりました。「良くなっている」、「どちらかというと良くなっている」は、合計で23.8パーセントでした。一方、「悪くなっている」、「どちらかというと悪くなっている」の合計は30.7パーセントであり、「(どちらかというと)良くなっている」より6.9ポイント高くなりました。10年前に実施した同アンケートと比較すると、「(どちらかというと)良くなっている」の割合はほぼ同じですが、「(どちらかというと)悪くなっている」は34.5パーセントであり、今回の方が良い結果となりました。盛岡市環境基本計画に基づき「健康で安全に生活できるまち」をめざし、交通・産業活動等に起因する環境負荷を低減するために、法令に基づき適切な監視や指導を行ってきたことが要因と考えられます。
- 良くなっている:4.6パーセント
- どちらかというと良くなっている:19.2パーセント
- 変わらない:43.4パーセント
- どちらかというと悪くなっている:23.5パーセント
- 悪くなっている:7.2パーセント
- 無回答:2.1パーセント
参考:第18回(平成21年度)市民意識調査の類似設問の結果
- 良くなっている:5.3パーセント
- どちらかというと良くなっている:18.6パーセント
- 変わらない:23.1パーセント
- どちらかというと悪くなっている:24.4パーセント
- 悪くなっている:10.1パーセント
- わからない:17.9パーセント
- 無回答:0.5パーセント
問17 自然との共生
「思う」、「どちらかというと思う」の割合は、合計で25.9パーセントでした。一方、「思わない」、「どちらかというと思わない」の合計は41.3パーセントであり、「(どちらかというと)思う」より15.4ポイント高くなりました。しかし、10年前に実施した同アンケートと比較すると、「(どちらかというと)思う」と回答した人の割合は19.4パーセントであり今回の方が6.5ポイント高くなりました。盛岡市環境基本計画の中で「生物の多様性を育む自然豊かなまち」、「快適で心豊かに暮らせるまち」を目指して、自然環境の保全や身近な自然とふれあう機会の促進を図ってきた成果があったものと考えられます。しかしながら、まだ、「(どちらかというと)思わない」の割合が、「(どちらかというと)思う」を上回っている状態であることから、さらなる自然環境の保全や市民が自然とふれあう機会が増えるよう考えていく必要があると考えます。
- 思う:5.0パーセント
- どちらかというと思う:20.9パーセント
- 変わらない:30.9パーセント
- どちらかというと思わない:27.0パーセント
- 思わない:14.3パーセント
- 無回答:1.9パーセント
参考:第18回(平成21年度)市民意識調査の類似設問の結果
- 思う:4.7パーセント
- どちらかというと思う:14.7パーセント
- 変わらない:22.9パーセント
- どちらかというと思わない:23.0パーセント
- 思わない:16.2パーセント
- 分からない:17.6パーセント
- 無回答:1.0パーセント
問18 環境保全
「思う」、「どちらかというと思う」の割合は、合計で44.3パーセントであり、「思わない」、「どちらかというと思わない」の合計26.6パーセントを17.7ポイント上回りました。10年前の同アンケートと比較しても「(どちらかというと)思う」と回答した割合が4ポイント高い結果となりました。
- 思う:10.8パーセント
- どちらかというと思う:33.5パーセント
- 変わらない:27.3パーセント
- どちらかというと思わない:16.5パーセント
- 思わない:10.1パーセント
- 無回答:1.8パーセント
参考:第18回(平成21年度)市民意識調査の類似設問の結果
- 思う:13.0パーセント
- どちらかというと思う:32.4パーセント
- 変わらない:19.0パーセント
- どちらかというと思わない:10.8パーセント
- 思わない:10.0パーセント
- 分からない:13.8パーセント
- 無回答:1.2パーセント
問19 資源の循環的利用及びエネルギーの有効利用
「思う」、「どちらかというと思う」の割合は、合計で52.5パーセントとなり、半数を超え、「思わない」、「どちからというと思わない」の合計20.6パーセントを大きく上回りました。10年前の同アンケートよりも良い結果となりました。ここ10年で、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーが大幅に増えたことや、省エネ製品が大幅に増加したことが要因と考えられます。また,市においても盛岡市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)に基づき、公共施設への再生可能エネルギーの導入や環境イベントの実施など、エネルギーの有効利用と環境啓発に取り組んでおり、その効果があったと考えられます。
- 思う:11.3パーセント
- どちらかというと思う:41.2パーセント
- 変わらない:24.6パーセント
- どちらかというと思わない:12.2パーセント
- 思わない:8.4パーセント
- 無回答:2.3パーセント
参考:第18回(平成21年度)市民意識調査の類似設問の結果
- 思う:11.5パーセント
- どちらかというと思う:29.5パーセント
- 変わらない:20.3パーセント
- どちらかというと思わない:14.5パーセント
- 思わない:12.8パーセント
- 分からない:10.8パーセント
- 無回答:0.7パーセント
問20 地球規模の環境問題への関心
最も関心が高かったのは、「地球温暖化」であり、83.9パーセントと大多数の人が選択していました。10年前の同アンケートでも同様の結果で、長年にわたって最も問題視されている環境問題であることから、具体的な行動につながるような啓発を引き続き行っていきます。次に関心が高かったのが「海洋汚染」の56.1パーセントであり、10年前の同アンケートの34.5パーセントより21.6ポイント増加しました。これは、近年、マイクロプラスチックなどの海洋ごみによる汚染が問題になっており、取り上げられる機会が増えているためと思われます。
- オゾン層の破壊:48.1パーセント
- 開発途上国の公害問題:31.9パーセント
- 海洋汚染:56.1パーセント
- 環境保護と経済の両立:31.6パーセント
- 砂漠化:18.7パーセント
- 酸性雨:16.1パーセント
- 太陽光発電など新エネルギーの利用促進:40.7パーセント
- 地球温暖化:83.9パーセント
- 森林の減少:39.4パーセント
- 生物多様性の現象:23.2パーセント
- 有害廃棄物の越境移動:30.0パーセント
- その他:3.2パーセント
- 関心がない:1.6パーセント
- 無回答:0.8パーセント
参考:第18回(平成21年度)市民意識調査の類似設問の結果
- オゾン層の破壊:51.6パーセント
- 開発途上国の公害問題:37.6パーセント
- 海洋汚染:34.5パーセント
- 環境保護と経済の両立:36.1パーセント
- 砂漠化:25.1パーセント
- 酸性雨:22.2パーセント
- 太陽光発電など新エネルギーの利用促進:53.0パーセント
- 地球温暖化:81.6パーセント
- 森林の減少:25.5パーセント
- 生物多様性の現象:27.7パーセント
- 有害廃棄物の越境移動:28.3パーセント
- その他:2.0パーセント
- 関心がない:1.2パーセント
- 無回答:1.2パーセント
問21 身の周りの環境問題への関心
最も多かったのが「気温の上昇」で、74.4パーセントの人が選択しており、関心が高いことが分かりました。この結果から、地球温暖化や異常気象について実感している人が多いと推測できます。このことから、啓発としては住環境や健康管理について個人でできる適応策を周知することが重要と考えられます。また、農林業や水資源、生態系などにも影響することから、それら個別の施策も展開していきたいと考えます。
- 森林の減少:34.4パーセント
- 公園や緑地の減少:21.0パーセント
- 有害鳥獣による農作物や生活環境への被害:31.9パーセント
- 特定外来生物(植物を含む)の侵入:33.9パーセント
- 野生動物の減少:15.7パーセント
- 水生生物の減少:14.0パーセント
- 植物の減少:13.0パーセント
- 排気ガスや工場等排煙による大気汚染:19.0パーセント
- 河川・湖沼等の水質汚染:21.8パーセント
- 工場操業や自動車等による騒音:13.2パーセント
- 気温の上昇:74.4パーセント
- その他:13.3パーセント
- 関心がない:1.9パーセント
- 無回答:2.1パーセント
問22 地球環境のために実行している取り組み
「ごみの分別をきちんと行う」が最も高く80.4パーセントとなり、10年前の同アンケート結果と比較して10ポイント度高くなりました。きれいなまち推進懇談会(毎年市内25地区で開催。平成30年度の総出席者は486人)の開催など、長年にわたる啓発によりごみ分別に対する意識の向上が図られており、今では市民に根差した取組になっていると考えられます。続いて「照明やテレビなどをつけっぱなしにしない」、「水道を流しっぱなしにしないなど、節水に心がけている」などの省エネ行動について7割程度の人が取り組んでおり、10年前の同アンケート結果と比較して10ポイント程度高くなっています。省エネ行動などの地球温暖化対策に関する環境啓発については、環境学習教材を利用するなど重点的に行っており、その効果もあったものと思われます。また、アンケート結果では、簡単に取り組めるものの取り組み率が高い傾向がありました。環境への取り組みについて重要なことは継続することであり、最初は無理のないところから始め徐々に生活に根差していくように、啓発していくことが重要と考えられます。
- 照明やテレビ等をつけっぱなしにしない:66.6パーセント
- 冷房・暖房の適正温度設定:61.9パーセント
- 暑さや寒さを感じたときは、着衣で調整する:49.8パーセント
- 省エネルギー型製品を購入する:33.5パーセント
- 庭や鉢などで緑化に努める:22.3パーセント
- 水道を流しっぱなしにしないなど,節水に心掛けている:70.7パーセント
- 急発進やアイドリングを控えるなど、エコドライブに心掛けている:37.4パーセント
- 自家用車ではなく、公共交通機関を利用する:12.0パーセント
- 地産地消に心掛けている:33.5パーセント
- 物を大切にし、長く使う:53.5パーセント
- エコバッグを利用している:58.9パーセント
- 食べ物は残さず食べる:57.9パーセント
- リサイクルショップやフリーマーケットを利用している:17.2パーセント
- リサイクル商品など環境に配慮したものを購入する:10.6パーセント
- ごみの分別をきちんと行う:80.4パーセント
- 環境に関するニュースを注意してみる:27.9パーセント
- 環境学習や環境保全などに関する活動などに参加している:3.4パーセント
- その他:1.7パーセント
- 何もしていない:1.3パーセント
- 無回答:1.5パーセント
参考:第18回(平成21年度)市民意識調査の類似設問の結果
- エコバックの利用や簡易包装の商品を購入する:62.1パーセント
- エコマーク商品を購入する:12.1パーセント
- 外出先でのごみは持ち帰る:61.1パーセント
- 家電製品などの主電源を切る:45.7パーセント
- 環境に関するニュースを注意して見る:30.5パーセント
- 急発進・急減速などを控え、エコドライブを心がける:34.8パーセント
- クールビズ・ウォームビズなど着衣の工夫:32.2パーセント
- 自家用車以外の公共交通機関を利用する:20.0パーセント
- 資源ごみを地域の集団資源回収に出すなどリサイクルの促進:70.3パーセント
- シャワー等を出しっぱなしにしない:57.8パーセント
- 省エネルギー型製品を購入する:21.5パーセント
- 地産地消に心がけている:42.1パーセント
- 駐停車の際はアイドリングストップをする:27.8パーセント
- 庭や鉢などで緑化に努める:38.0パーセント
- パソコン、テレビ等をつけっぱなしにしない:54.3パーセント
- 物を大切にし、長く使う:66.1パーセント
- 冷房・暖房の適正温度設定:52.9パーセント
- その他:2.6パーセント
- 何もしていない:0.5パーセント
- 無回答:0.5パーセント
問23 参加したいと思う環境活動
「美化・清掃などまちをきれいにする」や「花や緑を育て増やす」の回答割合が高くなりました。より住環境に関連した項目に関心が高い傾向がみられます。身近なものや触れる機会が多いものについて関心を持ち、活動にも参加してみたいという傾向があることから、「特にない」が3番目に多いという結果を改善するには、環境に関して触れる機会を増やしたり、実際の生活と密接に関わったりしていることを周知していくことが重要であると考えられます。
- 環境に関連したイベントへの参加:12.0パーセント
- 環境についての学習会:13.0パーセント
- 国際協力を通じて環境問題に取り組む:4.8パーセント
- 自然保護活動への参加:12.2パーセント
- 大気や水質の測定・検査:7.2パーセント
- 花や緑を育て増やす:32.2パーセント
- 美化・清掃などまちをきれいにする:36.2パーセント
- リサイクル活動への参加:25.8パーセント
- その他:1.3パーセント
- 特にない:26.5パーセント
- 無回答:2.5パーセント
よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市長公室 広聴広報課
〒020-8530 盛岡市内丸12-2 盛岡市役所別館6階
電話番号:019-626-7517 ファクス番号:019-622-6211
市長公室 広聴広報課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。