令和2年度市民アンケート調査:調査結果と考察「こころの健康づくりについて」

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広報ID1033799  更新日 令和3年2月2日 印刷 

問14 悩みを相談できるところ

前回の調査結果と比べて、「相談できる人がいる」の割合は72.6パーセントから79.0パーセントと6.4ポイントと増加しています。約8割の方が何らかの形で周囲に相談や支援を求めることができていることが分かりました。「相談できるところはない」の割合は、前回調査の21.3パーセントから17.3パーセントと4.0ポイント減少しています。これは、SNSなどの普及や、令和2年7月から開始しているLINEを活用した相談窓口紹介の効果も少なからず出ていると思われます。今後も、分かりやすい相談窓口の周知を継続していく必要があると考えます。

問14 悩みを相談できるところ

  • 相談できる人がいる:79.0パーセント
  • 相談できる場所がある:12.1パーセント
  • 相談できるところはない:17.3パーセント
  • 無回答:0.9パーセント

参考:第22回(平成29年度)市民意識調査の類似設問の結果

  • 相談できる人がいる:72.6パーセント
  • 相談できる場所がある:12.5パーセント
  • 相談できるところはない:21.3パーセント
  • 無回答:1.5パーセント

問15 悩みを相談できる相手

「家族」の割合が74.6パーセントと最も高く、次いで「友人」47.4パーセント、「職場の同僚」が17.9パーセントでした。多くの人にとって、身近な人が相談先となっていることがうかがえます。「学校の先生」が0.9パーセントと低いのは調査年齢が18歳以上の要因もあると思われます。

問15 悩みを相談できる相手

  • 家族:74.6パーセント
  • 友人:47.4パーセント
  • 学校の先生:0.9パーセント
  • 職場の同僚:17.9パーセント
  • 専門相談機関:8.2パーセント
  • その他:4.6パーセント
  • 無回答:0.6パーセント

問16 悩んでいる人からの相談

「ある」は59.9パーセント、「ない」は38.7パーセントでした。

問16 悩んでいる人からの相談

  • ある:59.9パーセント
  • ない:38.7パーセント
  • 無回答:1.4パーセント

問17 悩みを相談されたときの対応

「悩みを聞いてあげた」の割合が92.5パーセントと最も高く、次いで「相談窓口を紹介した」が3.2パーセント、「対応についてほかの人に相談した」が2.7パーセントでした。対応に困った人は全体の1パーセントでした。大半の方が相談されるとまず聞くという姿勢で傾聴したり、相談に乗ったりすることができていると言えます。

問17 悩みを相談されたときの対応

  • 悩みを聞いてあげた:92.5パーセント
  • 対応について他の人に相談した:2.7パーセント
  • 相談窓口を紹介した:3.2パーセント
  • 対応に困った:1.0パーセント
  • その他:0.6パーセント
  • 無回答:0.0パーセント

問18 希死念慮の訴え

希死念慮について尋ねた問いでは、「死のうとしたことがある」の割合が5.6パーセント、「死のうと思ったことがある」が21.0パーセント、「どちらもない」は72.0パーセントでした。「死のうとしたことがある」と「死のうと思ったことがある」の割合は、低い年代で高い傾向があります。悩んだ時の相談窓口の啓発や、小中学校教育において、積極的に周囲にサポートを求めることができるように指導するなど、教育機関での働きかけが必要と思われます。

問18 希死念慮の訴え

  • 死のうとしたことがある:5.6パーセント
  • 死のうと思ったことがある:21.0パーセント
  • どちらもない:72.0パーセント
  • 無回答:1.4パーセント

問19 こころの健康づくりに有効な手段

「相談体制の整備」が44.5パーセントと最も高く、次いで「孤立を防ぐ地域づくり」が43.5パーセント、「労働環境の整備」が43.3パーセントとなっています。前回の調査と比べると、「相談窓口の周知」の割合が28.1パーセントから40.6パーセントと12.5ポイントも増えていました。悩んだときや困ったときに自分たちの身近な相談窓口を知っておきたいと思う人が多くなっていると考えられます。

問19 こころの健康づくりに有効な手段

  • 学校での教育:40.3パーセント
  • 労働環境の整備:43.3パーセント
  • 孤立を防ぐ地域づくり:43.5パーセント
  • 相談窓口の周知:40.6パーセント
  • 相談体制の整備:44.5パーセント
  • 傾聴・相談できる人が増える:35.1パーセント
  • その他:4.2パーセント
  • 無回答:3.9パーセント

参考:第22回(平成29年度)市民意識調査の類似設問の結果

  • 学校での教育:40.8パーセント
  • 労働環境の整備:50.0パーセント
  • 孤立を防ぐ地域づくり:48.2パーセント
  • 相談窓口の啓発:28.1パーセント
  • 相談体制の整備:41.4パーセント
  • 傾聴・相談できる人が増える:35.1パーセント
  • その他:4.8パーセント
  • 無回答:3.7パーセント

問20 コロナウイルス感染症による自粛生活期間のストレス

「強いストレスを感じていた」または「「ストレスを感じていた」の割合を合わせると46.8パーセントであり、「ストレスはあまりなかった」「ストレスはなかった」を合わせた割合が51.1パーセントでした。

問20 自粛生活期間のストレス

  • 強いストレスを感じていた:8.3パーセント
  • ストレスを感じていた:38.5パーセント
  • ストレスはあまりなかった:36.0パーセント
  • ストレスはなかった:15.1パーセント
  • その他:1.3パーセント
  • 無回答:0.8パーセント

問21 ストレスへの対処法

「ある」の割合は全体の42.7パーセント、「どちらともいえない」が34.7パーセント、「ない」が19.4パーセントでした。ストレスの対処法は、全体を通して「自分の好きなことをする」「体を動かす」「休む、寝る、食べる」といった回答が多くみられました。
また、年代が上がるにつれてストレスにうまく対処できていない傾向が見られることから、今後もメンタルヘルス対策の重要性や対応について啓発や周知をしていく必要があります。

問21 ストレスへの対処法

  • ある:42.7パーセント
  • ない:19.4パーセント
  • どちらともいえない:34.7パーセント
  • 無回答:3.2パーセント

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