8月14日受付 盛岡市役所の新築移転について
広報ID1043909 更新日 令和5年9月13日 印刷
ご提案・ご意見の趣旨
新市庁舎については、すでに移転の方向で方針が定まっていると思いますが、移転について再度見直しを行うことはできないでしょうか。その理由は、次の二点です。
(1)中の橋から望む中津川の景観を形づくるシンボルを失うことへの懸念
現在の市庁舎が無くなると川辺の風景が殺風景となります。盛岡は古い建物などの価値をまちの魅力につなげているまちだと思うので、現市庁舎もその一つとして将来に残していくべき施設だと思います。
(2)建替移転などにかかるコストの問題
現市庁舎は、川の脇にあることでの災害リスクや使いづらさの面が指摘されているようですが、建替移転にかかるコストは設計費も含めれば膨大なコストになると思うので、現市庁舎を改修するなどして使う方がコスト面でも良いのではないでしょうか。
市の考え方
新市庁舎の整備については、現在、新市庁舎整備審議会による調査審議を行っていますが、令和5年2月に市長に提出された「新市庁舎のあり方に関する有識者等懇話会」からの「意見書」において、移転新築が望ましいとの意見を受け、これを踏まえて検討を進めています。
現在の庁舎は昭和37年の竣工で、戦後に新たに整備された建物ですが、現在の街並みや景観に溶け込み、市民の皆さまに親しみをもたれていることは大変誇らしいものと思います。
しかし、建物や設備自体の老朽化が進んでいるほか、環境対応、省エネ対応や、ユニバーサルデザインへの対応などが十分にできていない状況にあり、また、災害時の対策本部機能としての市役所業務の継続性を考えた場合、将来にわたる建物の耐震性の維持が必要となります。現在の庁舎においてこれらの対応を行う場合、新たに庁舎を整備する以上の経費がかかることが想定されているほか、改修期間の市役所機能の一時移転や戻るための経費なども少なくないこと、機能の集約化を考慮した場合に敷地の広さの面から対応に限界があることなどの課題もありますので、そうした状況も踏まえ、検討を進めていきたいと考えています。
なお、新市庁舎整備と並行して内丸地区再整備基本計画((仮称)内丸プラン)の策定を進めており、城下の歴史や中津川の自然などの地域資源を生かした都市空間デザインなどについても検討し、良好な景観の確保に努めていきます。
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