令和4年度酸性雪調査(令和5年1月16日~令和5年2月13日実施)

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広報ID1016487  更新日 令和5年10月31日 印刷 

雨は、ごく自然の状態でも大気中の二酸化炭素などが溶けて、やや酸性(pH5.6~7.0程度)を示しますが、それより酸性の強い雨や雪(pH5.6未満)を酸性雨・酸性雪と呼びます。

酸性雨は、石炭や石油の燃焼などによって大気中に放出された硫黄酸化物や窒素酸化物が雨に溶けて地上に降ってくる現象です。自動車の排出ガスや工場、発電所での石油の燃焼が原因として挙げられます。

酸性雨の原因となる硫黄酸化物、窒素酸化物は、気流によって遠くまで移動するため、広範囲で土壌、植生、水域などに影響を及ぼします。欧米では、森林が枯れたり、湖が酸性化して魚がすめなくなったり、石造りの建造物が溶けるといった大きな被害が生じています。

盛岡市では、令和5年1月~2月に雪の酸性度を調査しました。

令和4年度酸性雪結果

令和4年度のpHの加重平均は6.06で酸性雪ではありませんが、やや酸性を示しています。

調査項目 第一期
1月18日~1月25日
第二期
1月25日~2月1日
第三期
2月1日~2月8日
第四期
2月8日~2月15日
平均
(貯水量は合計)
貯水量(ml) 1,655 1,140 3,650 1,960 8,405
pH 6.09 6.74

5.83

6.06 6.06

酸性雪経年変化

イラスト:酸性雪のpHの経年変化グラフ
酸性雪のpHの経年変化グラフ

用語説明

pH(ピーエイチまたはペーハー)

水素イオン濃度のことをいい、pHが7で中性、7より小さい場合は酸性、7より大きい場合はアルカリ性になります。

加重平均

酸性雨のpHなどを平均する場合に用いる方法で、採取した雨(雪)の量の比で平均し、評価します。

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