酸性雪調査
広報ID1010427 印刷
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令和4年度酸性雪調査(令和5年1月16日~令和5年2月13日実施)
雨は、ごく自然の状態でも大気中の二酸化炭素などが溶けて、やや酸性(pH5.6~7.0程度)を示しますが、それより酸性の強い雨や雪(pH5.6未満)を酸性雨・酸性雪と呼びます。
酸性雨は、石炭や石油の燃焼などによって大気中に放出された硫黄酸化物や窒素酸化物が雨に溶けて地上に降ってくる現象です。自動車の排出ガスや工場、発電所での石油の燃焼が原因として挙げられます。
酸性雨の原因となる硫黄酸化物、窒素酸化物は、気流によって遠くまで移動するため、広範囲で土壌、植生、水域などに影響を及ぼします。欧米では、森林が枯れたり、湖が酸性化して魚がすめなくなったり、石造りの建造物が溶けるといった大きな被害が生じています。
盛岡市では、令和5年1月~2月に雪の酸性度を調査しました。