令和3年度市民アンケート調査：調査結果と考察「芸術文化活動について」

問8　過去2年間で芸術文化活動に参加した経験

「参加したことはないが、機会があれば参加したい」及び「参加したことがなく、これからも参加する予定はない」と回答した人の合計が78.2パーセントと多数を占めています。芸術文化活動に関心のある人や活動してみたい人が参加しやすいような初心者向けの体験活動や、講座などの参加機会を提供することや、どのような活動を求めているか、ニーズを把握するなど、参加しやすい活動機会の提供を検討します。

 

• 現在参加している:5.8パーセント
• 過去に参加したことがあり、今後また参加したい:7.5パーセント
• 過去に参加したことがあるが、今後参加する予定はない:6.7パーセント
• 参加したことはないが、機会があれば参加したい:30.1パーセント
• 参加したことがなく、これからも参加する予定はない:48.1パーセント
• 無回答:1.7パーセント

問9　芸術文化活動に気軽に参加するために必要な取組

• 参加費が安くなる:45.7パーセント
• 初心者向けの活動が提供される:47.9パーセント
• 情報が入手しやすくなる:45.7パーセント
• 体験教室や講座などに参加する機会が多く提供される:54.3パーセント
• 活動を発表する機会が多く提供される:21.1パーセント
• その他:6.1パーセント
• 無回答:2.1パーセント

問10　芸術文化活動に参加しなかった理由

多くの人が、活動するための時間の確保が困難であると推察されます。活動に参加しやすい時間の調査や気軽に参加できる活動機会の提供、活動団体などの情報の周知を図るなど、芸術文化活動に参加しやすい環境づくりを検討します。
また、情報を入手できない人への対応として、芸術文化ポータルサイト（※）や機関誌等を活用するなど、手軽に情報が入手しやすい周知方法を検討する必要がある。また、「やってみたい活動がないから」と答えた人もいるため、どういった活動への参加を望んでいるのか、ニーズを把握する必要があります。
※芸術文化ポータルサイト
市民、芸術家及び芸術文化活動団体、行政が相互に交流を図ることができるウェブサイトとして、令和4年2月4日に仮公開（一部メニューのみ）し、令和4年2月28日には本公開を予定しています。
活動団体のイベント情報や活動状況の紹介、市所蔵美術品の紹介など、芸術文化に関する情報を集約し、発信するためのウェブサイトです。

• 参加費用がかかるから:4.7パーセント
• 活動団体や活動場所などの情報を入手できないから:11.4パーセント
• 自宅近くに活動場所がないから:6.0パーセント
• 仕事や家事などで参加する時間がないから:32.8パーセント
• 都合のつく時間に活動がおこなわれていないから:10.9パーセント
• やってみたい活動がないから:11.9パーセント
• 芸術文化に興味がないから:14.3パーセント
• その他:5.3パーセント
• 無回答:2.8パーセント

問11　過去2年間で芸術文化活動を直接鑑賞した経験

「鑑賞した」が36.6パーセントと最も高く、次いで「鑑賞したことはないが、機会があれば鑑賞したい」「2年以上前に鑑賞したことがあり、また鑑賞したい」となっており、合計で8割近い人が鑑賞に前向きな傾向でした。継続的な鑑賞機会を提供するとともにニーズを把握することに努め、それを踏まえたイベントの検討をする必要があります。

• 鑑賞した:36.6パーセント
• 2年以上前に鑑賞したことがあり、また鑑賞したい:20.3パーセント
• 2年以上前に鑑賞したことがあるが、今後鑑賞する予定はない:4.9パーセント
• 鑑賞したことはないが、機会があれば鑑賞したい:21.2パーセント
• 鑑賞したことがなく、これからも鑑賞する予定はない:15.5パーセント
• 無回答:1.5パーセント

問12　芸術文化活動をより鑑賞しやすくするために必要な取組

費用負担の軽減や、イベント情報を入手しやすい環境が求められていることから、実施事業内容及び費用の検討、また従来の周知方法に加え、芸術文化ポータルサイトを活用し、スマートフォンなどで気軽に情報が入手できるような仕組みづくりに取り組みます。

• 入場料などの費用の負担が軽くなる:64.2パーセント
• イベント情報などが入手しやすくなる:57.8パーセント
• イベントの開催数が増える:39.1パーセント
• オンラインなどで気軽に鑑賞できる機会が提供される:21.5パーセント
• その他:4.7パーセント
• 無回答:1.8パーセント

問13　過去2年間で芸術文化活動を直接鑑賞しなかった理由

「仕事や家事で時間がとれないから」が35.8パーセントと最も高く、鑑賞するために時間がとれない状況でした。時間がない中でも気軽に鑑賞できる機会を提供する方法や、様々なニーズに合わせたイベントの企画や周知方法などを検討します。 

• 入場料などの費用が高いから:12.5パーセント
• 公演や展覧会などの情報が入手できないから:13.8パーセント
• ビデオやDVD、インターネットなどを使って鑑賞できるから:9.9パーセント
• 仕事や家事で時間がとれないから:35.8パーセント
• 都合のつく時間に展覧会などが開かれないから:18.9パーセント
• 興味のあるイベントがなかったから:24.9パーセント
• 関心がないから:22.8パーセント
• その他:6.6パーセント
• 無回答:2.3パーセント

問14　子どもが芸術文化に親しむため、市が注力すべき取組

「学校における公演や体験活動機会を多く提供すること」が62.4パーセントと最も高い結果となりました。また、「その他」の回答には、休日でも子どもが部活動等で時間がとれないといった意見や、学校行事に組み込むべき,家庭で芸術文化の素地を作るため、親も一緒に芸術文化に親しむ機会の提供が必要という意見がありました。親と子どもが一緒に体験できるような取組が必要と考えられます。

• 親子で参加できるイベントや体験活動を行うこと:42.6パーセント
• 学校における公演や体験活動の機会を多く提供すること:62.4パーセント
• 地域に伝わる祭りなど、地域に密着した伝統的な文化体験の機会を提供すること:46.6パーセント
• 子ども向けのサークル教室などの情報を提供すること:24.9パーセント
• その他:2.6パーセント
• 無回答:5.4パーセント