令和3年度市民アンケート調査:調査結果と考察「交通手段について」
広報ID1038723 更新日 令和4年2月3日 印刷
問15 民間路線バスの利用頻度
昭和48年度から平成20年度まで減少傾向であったバス利用者数は、近年増加傾向にあります。コロナ禍で、密な環境となりがちなバス利用を敬遠しているという声もある中、約20パーセントの人が月に数日以上バスを利用していることが分かりました。バスの利便性向上のため、交通系ICカード対応の車両を増やすことを目指すとともに、70歳以上の高齢者の足となるまちなか・おでかけパスをはじめとした施策についても継続的に推進していきます。
- 週に5日以上:3.6パーセント
- 週に3、4日:2.4パーセント
- 週に1、2日:5.5パーセント
- 月に数日:9.5パーセント
- 2、3か月に1日:4.9パーセント
- 年に数日:17.5パーセント
- 雨など悪天候の日のみ:0.9パーセント
- 冬期間のみ:0.5パーセント
- ほとんど利用しない:47.6パーセント
- バスを利用する環境にない:6.8パーセント
- 無回答:0.8パーセント
問16 民間路線バスを日頃利用する理由
「便利だから」の回答が53.4パーセントとなっている一方、「他の手段がないから」の回答が42.2パーセントに達しており、公共交通機関としての手段がバスしかない人の割合が高い状況となっています。
平成30年度「公共交通に関する移動に対する市民アンケート調査」では、1週間に1日以上利用する人がその利用頻度になっている理由として,「便利だから」と回答している割合が62.0パーセントとなっています。
設問及び選択肢の違いがあることから単純比較はできないものの,今回のアンケートでも日常的にバスを利用している人は、バスに利便性を感じるという肯定的な理由が多いことに変化はありませんが、平成30年度アンケートと比べて、「他に手段がないから」という消極的な理由での回答が増えています。
今後、消極的な理由でバスを利用している人に対しても、より利便性を感じてもらえるように交通系ICカードの導入推進やバスロケーションシステムの更新整備、バス停上屋の整備などの事業を推進し、誰もが利用しやすい交通環境の構築に取り組んでいきます。
- 便利だから:53.4パーセント
- 費用が経済的だから:37.3パーセント
- 時間がかからないから:13.7パーセント
- 身体が楽だから:26.7パーセント
- 安全・安心だから:21.7パーセント
- 交通系ICカードが使えるから:9.3パーセント
- 他に手段がないから:42.2パーセント
- その他:10.6パーセント
- 無回答:0.0パーセント
参考:平成30年度公共交通に関する移動に対する市民アンケート調査の類似設問の結果
- 便利だから:62.0パーセント
- 費用が経済的だから:34.6パーセント
- 時間がかからないから:7.6パーセント
- 身体が楽だから:14.8パーセント
- 安全・安心だから:13.9パーセント
- 他に手段がないから:21.9パーセント
問17 民間路線バスを日頃利用しない理由
「その他」の回答が35.0パーセントと一番高くなっており、具体的な記述として自家用車の利用を挙げている人が多く見られました。続いて「外出する機会・用事が少ないから」との回答が27.5パーセント、「不便だから」との回答が24.3パーセントとなっています。
公共交通の利用拡大を図るためには、公共交通の満足度の向上や利便性を高めることが必要であることから、路線バス運行の効率化や見直し・再編、サービスの拡充、利用環境整備などに取り組みます。
- 不便だから:24.3パーセント
- バス路線が近くに無いから:12.2パーセント
- 費用が経済的ではないから:7.8パーセント
- 時間がかかるから:20.4パーセント
- 身体に負担がかかる・大変だから:6.4パーセント
- 不安・危険だから:2.9パーセント
- 利用の仕方がわからないから:2.0パーセント
- 外出する機会・用事が少ないから:27.5パーセント
- 鉄道・バスで共通に使える定期券やカードがないから:2.3パーセント
- 交通系ICカードが使えないから:4.4パーセント
- その他:35.0パーセント
- 無回答:4.1パーセント
問18 通勤・通学に利用する交通手段
46.3パーセントの人が自家用車を利用しており、公共交通機関を通勤・通学に利用する人はいずれも10パーセントを下回っています。利活用意識の喚起のためモビリティマネジメントの実施や、市民・地元企業・行政によるノーマイカーデーの取組など、公共交通利用促進への協働の取組を推進し、通勤・通学時の渋滞緩和を図り、通勤・通学の手段を自家用車から公共交通機関へスムーズに移行することを目指します。
- 徒歩:18.0パーセント
- 自転車:12.2パーセント
- バイク・原付:1.9パーセント
- 自家用車(自身が運転):46.3パーセント
- 自家用車(家族などが送迎):6.9パーセント
- 民間路線バス:8.6パーセント
- 勤務先の送迎バス・スクールバス:0.7パーセント
- タクシー:2.1パーセント
- 鉄道(在来線):3.4パーセント
- 鉄道(新幹線):1.1パーセント
- 通勤・通学をしていない:14.4パーセント
- その他:3.1パーセント
- 重複回答:1.1パーセント
- 無回答:12.1パーセント
問19 日頃の買い物に利用する交通手段
「自家用車(自身が運転)」の回答が68.6パーセントと一番高く、通勤・通学や定期的な通院での自家用車利用を上回っています。これは自家用車を利用する時間が他の目的より自由に設定できるためと推察されます。
そのため,自家用車から公共交通機関への利用転換は他の目的と比較するとより難しいと考えられますが、市民が暮らしの中で自発的に公共交通を選択して利活用することを目標に、「バスの日まつりの開催」や「利用体験会などの開催」、「イベント開催時における公共交通利用の働きかけ」などを実施し、公共交通への関心・理解の向上、利活用意識の喚起を図るとともに、利便性を高めるサービスの改善として、「交通系ICカード」の普及促進、「バスロケーションシステムの更新整備」、「バス停上屋整備や周辺の駐輪場整備」、「まちなか・おでかけパスの継続実施」などの各種施策に取り組みます。
- 徒歩:37.9パーセント
- 自転車:19.8パーセント
- バイク・原付:1.8パーセント
- 自家用車(自身が運転):68.6パーセント
- 自家用車(家族などが送迎):24.8パーセント
- 民間路線バス:8.6パーセント
- 無料の買い物バス:0.6パーセント
- タクシー:3.3パーセント
- 鉄道(在来線):1.5パーセント
- 鉄道(新幹線):0.3パーセント
- 買い物に出かけない:1.0パーセント
- その他:0.6パーセント
- 重複回答:0.5パーセント
- 無回答:0.4パーセント
問20 定期的な通院に利用する交通手段
通勤・通学、普段の買い物と同様に「自家用車(自身が運転)」が53.2パーセントと高くなっています。一方、バス・タクシーの利用について、通勤・通学、普段の買い物と比較して一定の利用があるため、公共交通網の再編や利便性を高める必要性があると考えます。
- 徒歩:18.9パーセント
- 自転車:10.1パーセント
- バイク・原付:1.1パーセント
- 自家用車(自身が運転):53.2パーセント
- 自家用車(家族などが送迎):17.6パーセント
- 民間路線バス:9.9パーセント
- 市の患者輸送バス・病院等の送迎バス:0.2パーセント
- タクシー:5.1パーセント
- 鉄道(在来線):1.6パーセント
- 鉄道(新幹線):0.1パーセント
- 定期的に通院をしていない:15.8パーセント
- その他:1.0パーセント
- 重複回答:0.9パーセント
- 無回答:1.2パーセント
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