株式会社悳PCM

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広報ID1025992  更新日 平成31年4月2日 印刷 

株式会社悳PCM

細川智徳代表取締役の写真

「2018もりおかワーク・ライフ・バランス推進盛岡市長賞」を受賞された、株式会社悳(とく)PCMの細川智徳代表取締役からお話を聞きました。


ーどのようなお仕事をしているのでしょうか。

 大きく二つあります。まずは建設のコンサルティングです。特に発注者支援として企画の段階から設計や施工の専門的アドバイスを行っています。このような仕事は海外では以前からありましたが、日本では復興支援の建設事業で取り入れられるようになりました。他には建設3次元技術の支援をしていますが、県内では同業者は2~3者程度です。3次元で設計すれば、属性情報から施設環境などの良し悪しやコストもわかり、その後の運営管理にも使えます。以上の二つは別々ではなく、表裏一体となっています。

ーどうしてワーク・ライフ・バランス(以下WLB)に取り組むようになったのですか。

 以前は長時間労働で休みも取れない状況でした。しかし、盛岡市主催のWLB推進のトップセミナーをきっかけに、経営者としてやらなければならないものだと感じ、まずはトップダウンで取り組みを始めました。WLBの取り組みは、現代社会の課題、例えば生産性向上や少子化対策などの解決にむけ、幅広く奥深い取り組みであると確信したことが大きな理由です。

ー具体的なWLBの取り組み内容について教えて下さい。

 まずは、残業を減らすために、残業してもしなくても定額の残業代を支給することにしました。このことで、残業が減ることによる給与減の心配をなくし、定時に帰るための工夫を促すことになりました。次に、業務の見える化のために、メールで作業予定と実績を書き込み、社内全体で情報共有をしました。自らの働き方を見直し、作業管理の精度が向上するとともに、ワークシェアリングがなされるので、定例会議が不要になりました。結果として、属人化が解消され、誰かが休んでもカバーできるようになりました。
 また、休暇を取りやすい環境づくりとして、家族が病気の時は、回数の上限なく有給休暇が取れるようにしています。社員は年間で10日の有給休暇を100%消化しています。他には、作業の平準化を図るため、お客さまに対し「働き方改革に取り組んでいる企業である」ことを伝え、無理がないよう作業調整やスケジュール管理を行っています。

インタビューの様子

ーこの取り組みによる効果や変化はありましたか。

 無駄を省こうという意識と、情報を共有しようという意識が強くなりました。作業の平準化などにより、チームとしての雰囲気が醸成されたことや、まだまだ向上できるということを実感できたおかげで、努力する楽しさを感じられる職場になっていると思います。

ー今後はどのようなことに取り組もうと思っていますか。

 子育てをしている職員から、平日に休みが取れると助かるという声があることから、月に一度は平日も休めるようにしたいと思っています。新たな取り組みとしては、これまでのトップダウンからボトムアップに転換しようとしています。まず社員同士でWLBを続けるかやめるかを決め、やるならばどのように続けていくのかなどについて会議を重ねながら、社員自らがさまざまな目標を設定していくことを期待しています。

インタビューの様子

ー最後に「2018もりおかWLB推進盛岡市長賞」受賞の感想をお願いします。

 社員自身の取り組みが評価されたことであり、より良い効果がさらに出てくるだろうと思っています。何よりもプラスの評価をされてありがたいと感じています。

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