盛岡の歴史と遺跡1(旧石器時代)
広報ID1009456 更新日 平成28年8月21日 印刷
遺跡の発掘調査からわかる盛岡の歴史を紹介(旧石器時代編)
旧石器時代(約8万~1万2000年前)
今から2万年以上前の日本列島は、西のアジア大陸と地続きになっていました。当時は氷河期にあり、地球の大半が氷におおわれ、海面が今より低くなっていたのです。そのころ、ナウマンゾウやオオツノジカ・ヘラジカなどの大型動物を追って、人類が現在の日本列島にやってきたと考えられています。
市内出土の最古の石器
盛岡で旧石器人が生活した跡は、岩胴ダム(岩洞湖)のほとりにある、小石川(こいしかわ)遺跡〔玉山区薮川(やぶかわ)〕からみつかっています。旧玉山村教育委員会が発掘調査を行い、約1万3000年前の地層から、槍(やり)の先につける尖頭器(せんとうき)という石器と、石器をつくる際に出る剥片(はくへん)や石核(せきかく)が出土しました。石材には、黒曜石(こくようせき)や頁石(けつがん)といった、遠く西の奥羽山脈付近から持ち込まれたと考えられるものもあります。
また、大橋(おおはし)遺跡〔玉山区薮川〕からは、旧石器時代終末期につくられた細石刃(さいせきじん)という小さな石器がみつかっていて、木や骨の柄に埋め込んで槍として使われていたと考えられます。
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