「流域治水」について

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広報ID1039243  更新日 令和4年6月28日 印刷 

「流域治水」への転換

 近年、令和元年東日本台風など、これまでに経験したことがないような豪雨が毎年のように発生し、全国各地で甚大な水害や土砂災害をもたらしています。

 今後、気候変動により更なる水害の激甚化・頻発化が予測されていることを踏まえ、これまでの河川管理者等の取組を一歩進め、流域全体のあらゆる関係者が協働し、流域全体で水害を軽減させる対策「流域治水」への転換を進めていきます。

流域治水とは

流域治水イメージ
(出典:国土交通省ホームページ)

 河川・下水道などの管理者が主体となって行う従来の治水対策をより一層加速するとともに、集水域(雨水が河川に流入する地域)から氾濫域(河川等の氾濫により浸水が想定される地域)までを一つの流域と捉え、流域に関わるあらゆる関係者(国、県、市町村、企業、住民)が協働し、流域全体で水害を軽減させる考え方です。

流域治水協議会

 流域治水を計画的に推進していくために、流域の関係者で構成される「流域治水協議会」を設立し、流域治水に係る協議・情報共有を行うとともに、早急に実施すべき流域治水の全体像を示す「流域治水プロジェクト」を策定します。

 市内の一級水系である北上川水系(北上川上流)の流域治水協議会については、国土交通省岩手河川国道事務所のホームページをご参照ください。

流域治水プロジェクト

 流域治水協議会において、早急に実施すべき流域治水の全体像を示す「流域治水プロジェクト」を策定し、これに基づき、関係者が協働して流域治水に取り組んでいくことで、ハード・ソフト一体となった事前防災対策を加速していきます。

盛岡市の取り組み

 盛岡市においても、流域治水の取り組みを行っています。

 河川や水路、雨水貯留施設、公共下水道の整備といった氾濫をできるだけ防ぐための対策や、ハザードマップの整備、マイ・タイムライン作成促進といった被害の軽減・早期復旧のための対策を進めています。

 市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

流域治水×グリーンインフラ

グリーンインフラのイメージ
(出典:国土交通省ホームページ)

 グリーンインフラとは、ハード・ソフト両面において、自然環境が有する機能を社会における様々な課題解決に活用しようとする考え方で、流域治水の推進においても重要視されています。

 グリーンインフラ整備を行うことで、防災・減災はもちろんのこと、良好な景観形成や生物多様性の保全、健康・レクリエーション等の文化提供など、魅力ある地域づくりを行うことができます。また、複数の持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献します。

盛岡市の取り組み

 盛岡市においても、流域治水×グリーンインフラの取り組みを行っています。

 公園貯留や林業振興といった雨水流出抑制の対策や、多自然川づくりによる環境保全、水辺の賑わい空間創出(かわまちづくり)による地域振興、河川環境学習による親水施策など多岐にわたります。

 市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

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このページに関するお問い合わせ

建設部 河川課
〒020-8530 盛岡市内丸12-2 盛岡市役所別館5階
電話番号:019-626-7572 ファクス番号:019-652-6645
建設部 河川課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。