施設の概要(クリーンセンター)
広報ID1001566 更新日 令和4年4月7日 印刷
はじめに
盛岡市クリーンセンターは、盛岡地域(都南地域および玉山地域を除いた地域)のご家庭や事業所などから排出された可燃ごみ(一般廃棄物)を、自然と調和を図りながら環境に優しく焼却する施設です。
老朽化した門や三ツ割の清掃工場を廃止し、両工場を統合して現在地に建設され、1998年(平成10年)4月から稼動しています。
施設の周辺は、四季折々の変化が明瞭で、運がよければカモシカなどの野生動物と遭遇できる良好な自然環境に恵まれた丘陵地に位置し、周辺環境との調和を図ったシンプルなデザインと色調に彩られた建物は、「グッドペインティングカラー98優秀賞」(日本塗料工業会主催:通商産業省(当時)後援)を受賞しました。
ごみの焼却にあたっては、施設の周辺地域の住民(21町内会)と締結した「公害防止協定」を遵守し、環境対策に重点をおき、焼却炉には自動燃焼制御装置を導入し継続して安定した燃焼を図るとともに、高性能な排ガス処理設備などを設置し大気汚染防止法などに定められている基準値を大幅に下回る厳しい自己規制値をクリアするなど、公害防止対策に万全を期しています。
ごみの焼却の際に発生する廃熱を利用した発電設備や熱交換設備による冷・暖房、給湯への利用のほか、2002年(平成14年)には余熱利用健康増進センター「ゆぴあす」を開設し、余熱の有効利用を図っています。
ごみの焼却
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焼却炉
1日135トンの処理能力を有する焼却炉を3炉配備し、24時間連続運転でごみを焼却しています。 -
運転の効率化
安定した燃焼を維持するため、中央監視システムや自動燃焼装置で常時燃焼状況などを把握し、ごみ質の変化に応じた運転の効率化を実現しています。
環境への配慮
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大気関係
ごみの焼却で発生する排ガスを、有害ガス除去装置やバグフィルタなどの高性能の排ガス処理設備で処理することで、有害物質の排出の低減を図っています。 -
水質関係
工場排水の高度処理とその再利用による無放流化などで環境への負荷の低減を実現しています。 -
臭気関係
自動扉やエアーカーテンの設置、消臭剤の噴霧やごみピット内の空気を強制的に集め、焼却炉でごみと一緒に燃やすことで臭気を分解させるなど、臭気の場外流出を抑制しています。 -
騒音関係
騒音を発生させる機器はできるだけコンクリート造の屋内に設置し、必要であれば消音チャンバーなどの防音対策を行っています。
公害の監視
- 大気質
公害防止協定に基づき、排ガスの濃度や、定点観測所で周辺大気質について測定するなど、24時間体制で監視しています。 - 測定結果の公表
測定した結果は、排ガス表示板などで常時公表しています。 - 監視組織
地域住民で構成する公害防止対策協議会や公害監視委員会を設置し、住民参加で公害の監視をしています。
余熱の有効利用
ごみを焼却した際に発生する熱エネルギーの有効利用を図っています。
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発電への利用
蒸気タービン発電機による発電 -
熱源への利用
冷房・暖房、給湯や玄関周りの融雪装置の熱源 -
余熱利用施設
余熱利用健康増進センターへの熱源の供給
施設の概要
- 敷地面積:11万1565平方メートル
- 建築面積:4千585平方メートル
- 延べ床面積:1万288平方メートル
- 構造規模:鉄筋コンクリート造、地下1階地上5階建て
- 焼却炉形式:全連続燃焼式焼却炉(ストーカ炉)
- 焼却能力:1日あたり135トン×3炉 計 1日あたり405トン
- 燃焼ガス冷却方式:廃熱ボイラ式
- 着工:1994年(平成6年)8月
- 竣工:1998年(平成10年)3月
- 総工事費:約194億円
- 組織体制:所長、所長補佐、業務係(13人)、施設係(7人) 、廃棄物計量監視員(5人)
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