園芸クラブみどり

「園芸クラブみどり」は、岩手県が認定する精神保健ボランティアの中の数人が中心となって、障がいのある人もない人も一緒に園芸を楽しもうと1998年(平成10年)に発足しました。
平成19年度まで「園芸クラブみどり」は、盛岡城跡公園内の旧県立図書館前にある花壇(約150平方メートル)を農林中央金庫盛岡支店の支援を受けながら精神障がい者と共に管理して、きれいな花を咲かせてきました。
このような「園芸クラブみどり」の活動は、「第14回岩手県花いっぱいコンクール職場花壇の部優秀賞」など数々の表彰を受けています。

• 第14回岩手県花いっぱいコンクール職場花壇の部優秀賞
• 第15回岩手県花いっぱいコンクール職場花壇の部審査員特別賞
• 第10回全国花のあるまちづくりコンクール団体部門優秀賞(都市局賞)
• 第21回「緑の都市賞」都市緑化基金賞
• 第15回全国「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰

第10回全国花のまちづくりコンクール優秀賞(都市局長賞)受賞

花のまちづくりコンクール推進協議会(会長：河合良一)が主催する第10回「全国花のまちづくりコンクール」が開催され、全国から1,418点の応募がある中、盛岡市盛岡城跡公園で活動を続けている『園芸クラブみどり』が優秀賞(都市局長賞)を受賞しました。

受賞の理由

花の持つ”癒し”と”人のふれあい”を大切にした花のまちづくりは、障がい者と地域住民がごく自然に対等につきあう場を提供している。行政と支援団体の理解や支援もあり、それぞれが役割を果たしながらうまく連携が図られている。活動はメンバーの自主性にまかされており、ゆるやかなつながりの中でいきいきと活動が継続されている。
花壇は季節や地方色を感じることの出来る宿根草や球根類を多くとりいれ、一年草との組み合わせが、緑豊かな公園内にうまくデザインされている。
障がい者が一般社会の中で、ごく自然に暮らしていこうというノーマライゼーションの理念が花のまちづくりとして見事に結実したことは評価できる。

第21回「緑の都市賞」都市緑化基金賞受賞

財団法人都市緑化基金、読売新聞社が主催する第21回「緑の都市賞」が開催され、全国からの応募団体等のなかから、盛岡市内の岩手公園で花壇づくり活動を続けている園芸クラブみどりが都市緑化基金賞を受賞しました。

「緑の都市賞」の概要

「緑の都市賞」は、明日の緑豊かな都市づくり・街づくりをめざし、樹木や花などの「みどり」を用いた環境改善、景観の向上等に取り組み、緑化や緑の保全の実績に良好な効果をあげている市民団体、企業、公共団体等の団体を顕彰し、都市の緑化推進、緑の保全による快適な生活環境の創出を推進することを目的に1981年(昭和56年)から実施されています。
1988年(昭和63年)の「第8回緑の都市賞」においては、盛岡市の「水と緑のまちづくり」が審査委員長賞を受賞しています。

第15回全国「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰

花と緑の愛護に特に著しい功績のあった民間の団体に対し、その功績をたたえ、国民的運動としての緑化推進の活動の模範として、春季における都市緑化推進運動期間の行事の一環として、2004年(平成16年)4月24日に佐賀県の国営吉野ヶ里歴史公園で開催された第15回全国「みどりの愛護」のつどいの式典において、「園芸クラブみどり」(東野一男代表)が、第15回全国「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞しました。

「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の概要

日本は、四季折々の緑豊かな自然に恵まれた国であり、人々は古くから自然を愛し崇敬し、長い歴史のなかで数々の優れた文化を育んできました。この貴重な緑を守り育て親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心を育むことを願って、平成2年度から全国「みどりの愛護」のつどいが開催されています。
このつどいにおいて、全国の公園緑地、道路、河川等のみどりの愛護団体、地域の緑化・緑の保全活動団体の中で顕著な功績のあった団体に対して、「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰が行われています。
第15回目の2006年(平成16年)は、計74団体が受賞しており、岩手県では、「園芸クラブみどり」のほか、花巻市の「花巻市花と緑の会」が受賞しています。
また、これまでに盛岡市の4団体が受賞しています。

「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰団体一覧(盛岡市に所在する団体)

• 第1回(平成2年度)盛岡市公園愛護のための連絡会
• 第2回(平成3年度)御所湖の清流を守る会
• 第3回(平成4年度)綱取ダムの環境と清流を守る会
• 第7回(平成8年度)上田深沢線街路樹愛護会
• 第13回(平成16年度)園芸クラブみどり