盛岡市における新エネルギー設備の率先導入事例
広報ID1010328 更新日 令和5年7月14日 印刷
盛岡市は、地球温暖化や資源の枯渇に有効な、新エネルギー設備の率先導入に取り組んでいます。
これまで、公共施設への太陽光発電設備やペレットストーブの導入などを実施し、地球温暖化対策や環境啓発に効果をあげています。
太陽光発電
盛岡市内公共施設への導入
新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)との共同研究事業により、平成13年度には巻堀小学校に、平成14年度には新庄浄水場に太陽光発電設備を設置しました。
また、平成22年度からは盛岡市の事業として、市役所庁舎、活動センター、市立小中学校等にも設置を進め、平成31年3月末時点で33施設に設置しました。
大規模太陽光発電(メガソーラー)
平成25年度にはユートランド姫神に隣接する市有地に、最大出力約1.8メガワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を誘致しました。また平成26年度には中央卸売市場に、包括リース方式で最大出力約1.6メガワットの太陽光発電設備を設置し、売電を行っています。
廃棄物発電
盛岡市クリーンセンターでは、ごみを焼却した際に発生する余熱エネルギーの有効利用を図るために、1570キロワットの発電能力を有する蒸気タービン発電機を備えた発電所を設置し、施設内のプラント及び照明用の電力をまかなっているほか、余剰電力の売電を行っています。
また発電に利用した後の熱は、隣接するごみ焼却余熱利用施設「ゆぴあす」において、温水プールや浴場への給湯、館内の冷暖房に利用されています。
木質バイオマス
森林資源を活用し、木質バイオマスエネルギーの利用を進めるため、間伐材などを粉砕・圧縮した木質ペレットを燃料とするペレットストーブなどを公共施設に導入しています。
木質バイオマス燃料を燃やしたときに発生する二酸化炭素は、木が成長する際に吸収したものなので、石油などの化石燃料の燃焼とは異なり、新たに大気中の二酸化炭素を増加させることはありません。
平成30年12月現在、市役所庁舎や市立保育園などの28施設にペレットストーブが設置されているほか、外山森林公園などに薪ストーブ、区界高原少年自然の家に薪ボイラーとペレットボイラー、ユートランド姫神に木材チップを燃料とするチップボイラーが設置されています。
電気自動車
平成25年度から、電気自動車2台を公用車として導入し活用しています。
走行中に二酸化炭素を排出せず、騒音も小さい電気自動車は、環境負荷の少ないクリーンエネルギー自動車です。
また、ユートランド姫神には電気自動車の急速充電器を設置しています。
(注)急速充電器は一般の方もご利用いただけます。(有料)
「電気自動車の導入」について、車・自動車に関するお役立ち情報を発信するWebメディア「カーライゼーション」で紹介されました。
LED照明
市役所本庁舎や都南分庁舎、中央卸売市場などでは、LED照明を導入しています。
蛍光灯からLED照明に替えると、消費電力を4割程度削減できるといわれています。
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